スイスの湖を巡るじてんしゃの旅(6)Day1 チューリッヒ〜ツーク


2016年10月、4度目となるスイスへの自転車旅行に出かけました。今回走ったのは、ナショナルルート9号「レイクスルート」。Day1は、チューリッヒからツークまで自転車と電車で約100kmを移動。巡った湖はチューリッヒ湖とツーク湖。





スイス・モビリティ

最初に、スイス独自の観光の楽しみ方を紹介。スイス政府観光局は、モーターやガソリン等を使用しないで人力だけで移動する自然に優しいアクティビティである「ハイキング」「サイクリング」「マウンテンバイク」「インラインスケート」「カヌー」のルートを厳選して、「スイス・モビリティ」ルートとして設定している。スイス全土にルートの標識を設置していて、地図を持たずとも旅行することができるようになっているのだ。

全国共通の自転車用の標識
全国共通の自転車用の標識

また、鉄道網が発達したスイスでは、ラゲージサービスという荷物託送サービスも行っている。スイス国内の駅から駅へ、またはホテルなどの滞在地から次の目的地まで荷物を直送でき、重い荷物を持たずに旅行を楽しめる便利なサービスだ。日本なら、ヤマト便などの民間企業が行っている宅配便があるが、スイスは、全国共通のサービスとして、スイス連邦鉄道(SBB/CFF/FFS)が駅間の荷物託送サービスを行っているのだ。

チューリッヒ駅にあるラゲージサービスの窓口
チューリッヒ駅にあるラゲージサービスの窓口

Day1の計画したルート

さて、前置きが長くなったが、ルートを紹介する。「スイスの湖を巡るじてんしゃの旅」の第一日目は、いきなり100km超を走行するルートを計画した。チューリッヒを出発して、目的地のツークまで、合計4つの湖を巡るルートだ。下図のルートを見ればわかるが、目的地までずいぶんと遠回りしている。これには理由があって、今回走る「レイクスルート」に沿っているからだ。

スイスのサイクリングコースには、ナショナルルートとリージョナルルートがある。前者は州をまたぐルート、後者は州をまたがないルートとなっている。ここは9つあるナショナルルートの9番目のルートだ。


チューリッヒのホテルで豪華な朝ごはん

さてさて、いよいよ出発なのだが、その前に腹ごしらえ。前の記事でも書いたが、今回の旅で唯一のホテル泊となった、初日の宿。部屋も豪華だったが、朝食も豪華だった。どのくらいかというと、下の画像のとおり。

ハチミツ
ハチミツ

ハチミツです。巣ごと?いただきます。

チーズ各種
チーズ各種

チーズは、食べたい分を自分で切り分けます。チーズを触らないようにして切るのが難しい(笑

豪華な朝ごはん
豪華な朝ごはん

温かいものがなくてお腹が冷えそう、と思うかもしれないが、これがスイス流の朝ごはん(たぶん)。たっぷりと補給して、いざ出発!


身軽になって出発

8:30にホテルを出て駅に向かい、冒頭で紹介したラゲージサービスを利用する。身軽になるためだ。ただし、高い手数料を払って毎日利用していると破産してしまうので、1日もしくは2日おきに利用する。翌々日に目的地の駅に届けるのであれば、普通のラゲージサービス(25kgまで/1個=CHF12)、当日に届ける場合は、エクスプレス・ラゲージ(旧名ファストバゲージ)(25kgまで/1個=CHF12+特急便手数料CHF30)を利用する。エクスプレス・ラゲージは、高額なので余程のことがない限り利用しない。

ラゲージサービスの送り状
ラゲージサービスの送り状

リージョナル66でラッパーズヴィールへ

駅でバックを送り出し、身軽になったところでいよいよ自転車で走り出す。「スイスの湖を巡るじてんしゃの旅」の始まりだ。

リマト川 Photo by でっちーさん
リマト川 Photo by でっちーさん

まず、チューリッヒ湖の北西端を流れるリマト川に沿った、リージョナルルート66号を走る。

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リマト川は、すぐにチューリッヒ湖に流れ込む。チューリッヒから南東に向かって延びるチューリッヒ湖は、幅が3km前後、長さが約40kmの細長い三日月の形をした湖。

チューリッヒ湖 Zurichsee
チューリッヒ湖 Zurichsee

チューリッヒ湖の湖畔は、交通量の多い車道となる。自転車レーンがあるところは、とても走りやすい。自転車レーンが無いところでも、クルマに煽られてストレスを感じるということはない。

スイスのドライバーは、サイクリストに優しい
スイスのドライバーは、サイクリストに優しい

ラッパーズヴィールの木道

10:20過ぎ、チューリッヒ湖に掛かる唯一の橋があるラッパーズヴィール・ヨーナに到着する。ここから、ナショナルルート9号・レイクスルートに合流する。

ナショナルルート9号・レイクスルート
ナショナルルート9号・レイクスルート

ここには古い木造の橋がある。遊歩道として利用されているようなので自転車を降りて歩いてみた。古くからある巡礼の道ということだが、近代的に改装された木製の橋である。橋桁は保全性からか鉄製となっていた。

木製の橋
木製の橋

橋を渡ると、標高差500mを一気に上るヒルクライムの始まりだ(下図の青い丸の部分)。

クリックで拡大します
クリックで拡大します

一泊分の荷物を積載した重いバイクを500m持ち上げるために、頑張って漕ぐ。ピークに着くとチューリッヒ湖が一望できた。先ほど渡った橋も見えた。

チューリッヒ湖に掛かる唯一の橋
チューリッヒ湖に掛かる唯一の橋

迷走。ルートをショートカット

チューリッヒ湖を後にし次はジル湖を目指すが、なぜか迷走する。スイスモビリティが設定したルートは、現地の要所々々に看板があるので迷うことはないのだが、どういうわけか案内看板がなかったり、予め用意したルートマップと現地の案内看板が合致しなかったのだ。

ここを左に行けばよかったのだが...(案内板は無かった)
ここを左に行けばよかったのだが…(案内板は無かった)
13:53 pm
13:53 pm

迷走の結果、時間を浪費してしまったのと、初日なので無理はやめようということになり、予定したルートを短縮することになった。

迷走中 Photo by でっちーさん
迷走中 Photo by でっちーさん

14:50、電車で輪行してツークに向かう。電車の運賃11.0CHF、バイクチケット5.5CHFを払って特急に乗車。バイクを乗せられる車両に乗り込んだのが、車掌さんが渋い顔。特急はバイクスペースが限られているので、予約が必要だったのだ。結局、車掌さんにお目こぼしをもらいツークに向かった。

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電車に乗った途端、雲が割れて陽が差してきた。スイスとはこういう所だ(笑。

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初めて訪れたZug(ツーク)

15:30ツーク到着、まずはユースホステルへ。

今日はここまで

jitenshazanmaiさん(@jitenshazanmai)が投稿した写真 –

チェックインは17時からということだったので時間を潰す。チェックイン後は、荷物を整理してディナーを食べるために街へ。

ツークのユースホステル Photo by でっちーさん
ツークのユースホステル Photo by でっちーさん

Zug Youth Hostel(公式サイト
Allmendstrasse 8 6300 Zug (ZG)
Phone: +41 41 711 53 54

夕暮れのツーク湖を目に焼き付けてから、街を散策しながらお店を物色します。

一日目の終わり #swisscycling #swissmobility

jitenshazanmaiさん(@jitenshazanmai)が投稿した写真 –

スイスのトラディッショナルなお店が、この日のディナーの場所。チーズフォンデュとビールをいただきました。

さて、まずはビールから♪ #baarerbier #スイスビール

jitenshazanmaiさん(@jitenshazanmai)が投稿した写真 –

Restaurant Bären Zug
Baarerstrasse 30, 6300 Zug
Tel. 041 711 09 43

食事後はユースホステルに戻ってシャワーを浴びて早々に寝る。こうしてスイスでの、走る、食べる、寝るという8日間のじてんしゃの旅が始まったのでした(続く)。走行距離:66.5km 獲得標高:775m

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