スイスの湖を巡るじてんしゃの旅(9)Day4 グリンデルワルド〜インターラーケン


2016年10月、4度目となるスイスへの自転車旅行に出かけました。今回走ったのは、ナショナルルート9号「レイクスルート」。Day4の午前はグリンデルワルドからインターラーケンまでの移動。午後はケーブルカーでハーダークルムに観光。この日から3日ほど体調が崩れる。





■グリンデルワルドからインターラーケンへ

グリンデルワルドの朝は冷えていた。気温は0度ぐらいだっただろうか。この日は、登山電車に乗ってトップ・オブ・ヨーロッパを観光しインターラーケンへ戻る予定だったが、観光はキャンセルした。駅の切符売り場に設置されたテレビに写っていた山頂のライブ映像は真っ白で、何も写っていなかったからだ。おそらく山頂は雪が降っているのだろう。何も見えないのに標高3454mまで行く気にはなれなかった。トップ・オブ・ヨーロッパを目指すメンバーとは別れインターラーケンへ移動した。

08:40 標高1000mのグリンデルワルドを出発する。

どんよりと重い空

 

グリンデルワルドからインターラーケンまでは、リージョナルルート61で行ける。1本道なので迷うことはないはず。

リージョナルルート61を下る
リージョナルルート61を下る

 

気温が低いうえに長い下り道なので、体を冷やさないように低速で走る。時々振り返ると、山頂が白く霞んだアイガーが壁のようにそそり立っていて怖かった。

 

インターラーケンとグリンデルワルドの間は、電車で何度も行き来したことがあるが、自転車で走ったのは今回が初めて。美しい渓谷に沿って走ることができる。

渓谷に沿って走る
渓谷に沿って走る

 

Garminに表示しているルートが細かい部分で見づらく、現地で用意したのがスマートフォンで使用できるGPSアプリのOruxMaps。電話回線が無くても現在位置がわかる電子地図として、無料もしくは僅かな寄付で利用することができる。ただし、巨大な地図ファイルをインストールする必要があるので、ホテルのwifiで寝ている間にダウンロードするなど手間がかかる。

OruxMaps

 

準備に少々手間がかかるが、スマートフォンの大画面で現在位置を確認できるのは不慣れな土地を旅するものとして心強くありがたい。

リージョナルルート61を進む
リージョナルルート61を進む

リージョナルルート61を走っていると、所々に野生動物や植物を案内するプレートがあった。このルートは、ベルナーオーバーラント鉄道(Berner Oberland Bahn)に沿う道なので、鉄道会社が設置した「沿線の自然ガイド」といったところだろうか。これはハリネズミなのかな?。

こんな生き物がいるのだろうか
こんな生き物がいるのだろうか

シーニゲ・ブラッテ鉄道

インターラーケンまであと少しというところで、伝統的な衣装と鉄道員らしきキャラクターがサインになっている駅に辿り着いた。どうやらシーニゲ・ブラッテ鉄道という登山鉄道らしく、これに乗ると展望台と高山植物園まで行けるらしかった。とても興味をひかれたが、とりあえずインターラーケン向かうことにした。

シーニゲ・ブラッテ鉄道のキャラクターたち
シーニゲ・ブラッテ鉄道のキャラクターたち

 

あとで調べてわかったのだが、ここの高山植物園では、夏にエーデルワイスが見られるらしい。スイスの高山植物は見ていると癒やされるので、夏に来る機会があったらぜひ寄ってみたい場所だ。

シーニゲ・ブラッテ鉄道のヴィルダースヴィル駅
シーニゲ・ブラッテ鉄道のヴィルダースヴィル駅

 


新スタイル。インターラーケンのユースホステル

10:40 インターラーケンオスト駅に直結されたユースホステルに到着。チェックインの時間は午後なので荷物だけ置かせてもらう。

インターラーケン・オスト駅
インターラーケン・オスト駅

 

インターラーケンのユースホステルは、ユングフラウ鉄道が全線開通から100周年を迎えた2012年に改装された施設。アルプスの名峰アイガー、メンヒ、ユングフラウを抱くユングフラウ地方への玄関口で、ベルナーオーバーラント鉄道の発着点であるインターラーケン・オスト(東)駅の横に誕生した新しいスタイルのユースホステルだ。

インターラーケンのユースホステル
インターラーケンのユースホステル

 

ここは、ユースホステルとしてすべてが新しい。

フロント
フロント

 

エントランスとロビーはまるで一流ホテルのようだし、何よりBarがある!!

共有スペース
共有スペース

 

ユースホステルは、「YOUTH」という名称こそ付いているが、小さな子供から年配まで幅広く利用できる施設。しかし、大人だけが利用できるBARがある施設は多くないのだ。さっそくお酒の品揃えを確認すると、なんとスイスの地ビールや地ワインがいっぱいあるではないか!

バー&レストラン
バー&レストラン

 

チェックイン後はレストランでランチタイム。グリーンカレーがとてもアジアンテイストで美味しかった。調子に乗って地ビールを注文してしまう。うっしっし。しかしこれで午後のライドは無しに(笑

グリーンカレー

 

ちなみに、駐輪場は地下にあり、フロントで借りた鍵でしか解錠できないという安心な設備だった。

盗難の心配が皆無 ユースホステルの駐輪場

 


ハーダークルムへ観光に

午後は予定が無かったので、インターラーケン界隈を観光することに。調べると、ケーブルカーでハーダークルムという展望台まで行きブリエンツ湖とツーン湖を見下ろせるということがわかったので行ってみた。ここも前述のユングフラウ鉄道・全線開通100周年を記念して完成した施設。

オスト駅から歩いて行けるところにケーブルカーの発着駅はあった。15スイスフランを払って乗車する。

gs16_day4_16

 

ケーブルカーに乗ると8分で展望台に着く。ここから、ブリエンツ湖、トゥーン湖とインターラーケンの町、正面にはアイガー、メンヒ、ユングフラウの3名山を含むアルプスの山々が広がる景色を見れるというのだから実に手軽な観光スポットだ。

ハーダークルム
ハーダークルム

 

しかし残念ながらユングフラフの山々は、雲が邪魔して見えなかった。眼下の湖には陽が当たって綺麗なエメラルドグリーンになっていた。

ブリエンツ湖
ブリエンツ湖

 

山の斜面に突き出た展望台に恐る恐る立つと、トップオブヨーロッパがかすかに見えた。

トップ・オブ・ヨーロッパ
トップ・オブ・ヨーロッパ

 

ブリエンツ湖とトゥーン湖、2つの湖をアーレ川が結ぶ平野にある小さな山間の町、インターラーケン。ベルナーアルペンの山麓に位置するユングフラウ地方への玄関口として世界的に広く知られた町だ。

インターラーケンを見下ろす
インターラーケンを見下ろす

 

相変わらず、気持ちが悪いのは治らなかった。きっと寒さのせいだ。そう念じて駅のベンチで身体を小さく縮めて下りのケーブルカーを待った。インターラーケンに戻り、ユースホステルにチェックインし部屋で少し身体を休める。日没後、トップオブヨーロッパヘ行ったメンバーと合流し、17:30に夕食を食べる。何となく不調というスイスDay4。

ベッドルーム
ベッドルーム

 

<続く>