廃墟ツアー?秩父 志賀坂峠・八丁峠


3連休だし、季節もいいことだし、久しぶりに山でも、ということで行ってきました。奥秩父。はじめての訪問です。(走れ銀座まで!BD-1で自転車通勤より転載






秩父駅から八丁峠

国道にーきゅーきゅー

この夏から、とにかくいろんな峠に行ってみよう、ということで始めた名峠シリーズ。オオダワ峠、大望峠、嶺方峠(白沢峠)、扉峠などいろいろなところに上ってきました。今回目をつけたのは、奥秩父の八丁峠。

武蔵野グリーンラインや名栗などは時々行くものの、奥秩父は未踏の地。秩父といえば、鉱石の産地。その昔に栄えた炭鉱町の廃墟が見られるらしいという情報もキャッチしたのでお楽しみつきのヒルクラですw

西武池袋線に乗って秩父駅に下車。秩父駅は意外にも寂れた感じは無く、登山や観光の玄関口として賑わっている。

山が深くどこまでも続いている

まずは国道299号線で北上。2%前後の勾配の坂道を上っていきます。秩父郡、小鹿野町と過ぎていきます。喜多工務店と書かれた建物や集落を過ぎると、徐々に勾配が上がっていき民家もなくなっていきます。そして、つづら折りの峠道を幾つかこなしていくと、突然トンネルが現れました。

志賀坂トンネル

志賀坂峠を貫通する志賀坂トンネルです。志賀坂峠(標高876メートル)はこのトンネルの上にあり、自転車で行く事はできません。このトンネルの先には十国峠がありますが、今回は左に折れて八丁峠へ進みます。

金山志賀坂線

この林道は全長14キロ。この林道の途中に、廃墟がありました。

八丁峠の手前のつづら折りの道

この金山志賀坂線は、ウェブで検索すると通行止情報などが掲載されており、どうなっているか心配です。事前に埼玉県のホームページに記載されている電話番号に問い合わせてみると、「現在は開通」との情報を得た。

八丁峠ちかくの林道の斜面

実際に走ってみると、この林道は落石が多く、道路に砕けた石が散乱している。木の枝なども落ちているので注意深い走行が必要だ。

八丁隧道

治山が行われているためか、異様な光景を横目で見ながらヒルクライムを続けるとやがてピークの八丁峠に着く。といっても、ここも志賀坂峠同様、峠は踏めなくてトンネルを通過するだけである。

八丁隧道から見える眺望。二子山がかっこいい

八丁隧道は全長900メートルもある長いトンネル。中は真っ暗で頼りないライトで走ると怖い思いをしそうなところだ(汗

そして、長いトンネルを抜けると、、、、、、、なんと、そこは廃墟だった!!


ニッチツ鉱山

そこは、予想をはるかに超える景色でした。ニッチツという会社が、かつて隆盛を極めた頃の社宅や工場跡が、今でも廃墟として残っていて、中津峡の斜面沿いに広い範囲に渡って点在している。

ニッチツの廃墟

調べてみると、株式会社ニッチツは、昭和25年8月1日に設立され「資源開発本部」が置かれている現在の場所が、秩父多摩国立公園の地域内にある秩父事業所で、ここで日本屈指の品質と埋蔵量を持つと言われている鉱床から、結晶質石灰石と珪砂を採掘しており、重質炭酸カルシウムやシリカ、リシン等を製品化しているそうだ。

かつてアパートだったところ

中津峡に沿って下っていくと、かつてニッチツの従業員が使用していたと思われる建物が次々と現れる。

入浴施設

建物は現在でもニッチツが所有しているようで、私有地への立ち入りを禁ずる看板があちこちに立てられている。工場はいまでも稼働しているようだ。敷地に入らせてもらい自動販売機で給水しました。

ニッチツ秩父事業所

こちらは、倉庫。扉があちこち開いているし荷物も置いてあったので、使っている建物のようだ。

倉庫?

電信柱には、昔の電電公社のマークとともに「第二鉱山支88」とある。鉱山支店があったのだろうか。

倉庫近くの電柱に残る、電電公社のマークと標識

さらに進むと、事務所らしき建物が現れた。窓の中には事務員らしき人が働いていたので、こちらは現在でも使用している建物のようだ。

事務所建物

郵便局もあった。こちらも現在使われている建物のようだった。

郵便局

郵便局の隣には産出した鉱石を山積みにしてある場所があった。手を伸ばせば、触ることができたので石を拾ってみた。写真ではわかりにくいがキラキラと綺麗な白い石だった。

これは、なんの石だろう?家に帰ってから調べてわかったことは

・これは石灰岩
・秩父産の石灰石はその白さ故、需要が大きい
・石灰石は英語ではマーブル、質によっては大理石となる
・秩父では大判の石は生産していないよう

ということ。

えっ?学校のグラウンドなどに線をひく材料って、石灰石だと思うけど、あれって大理石なの?という疑問が浮かびますが、詳細は不明w

秩父鉱山産 石灰石

ニッチツ鉱山事業場への入り口にあたる「雁掛トンネル」。素堀のトンネル内部には、道路の両側に送電線などが走る。中津川から小倉沢への入り口にあたるこのトンネルは、自家用車がやっとすれ違うことができる程度の幅しかない。写真は日窒鉱山側から撮影したもの。奥に小さく出口の明かりが見えている。トンネル内は一定間隔で蛍光灯の照明が備わっているが暗い。

雁掛トンネル

このようなトンネルもある。

雁掛トンネルを通過すると、廃墟ツアーは終わり。わずか2〜3キロの峡谷に残るいにしえの町並み。現実の風景とは思えない不思議な感じがする場所でした。

西武池袋線で輪行

走行距離:84km 獲得標高:1283m

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