軽井沢から長野まで鉄分の多いじてんしゃ旅をした。(1)は軽井沢から上田を経由して別所温泉までの行程(2021/7/22)
撮影ポイント付きルートマップ
(1)の行程は下図赤いライン。別所線の軌道はオレンジのライン。上田丸子電鉄西丸子線の廃線跡はイエローのライン。
軽井沢から旧中山道で上田へ
軽井沢駅スタート
7月の終わり、関東平野部があまりにも暑いので長野県をサイクリングすることに。北陸新幹線で輪行して軽井沢駅からスタート。
この日の行程は軽井沢からしなの鉄道に沿って旧中山道を通りながら上田まで、そして、上田から上田電鉄別所線に沿って別所温泉へ行くこと。まずは標高1,000mの軽井沢駅から国道18号線(中山道)を緩やかに下っていく。
7:20 AM 軽井沢駅を出発。

借宿
長倉借宿で国道18号線(中山道)を外れ、旧中山道の借宿へ。
借宿は、追分と中軽井沢のあいだにあり、旧中山道の追分宿と沓掛宿(中軽井沢)のあいだにある宿として江戸時代から栄えた街道の風情が残る宿場町。
下図は借宿の庄屋の屋敷。屋号は「ぬのや」で壁が黄色いことから黄壁の布屋(きかべのぬのや)と呼ばれいる。

「ぬのや」の向いにも、歴史ある建物があった。昔の造り酒屋だ。

参考 軽井沢西地区観光
借宿を通り過ぎ、国道18号線(中山道)に戻る。そして、中山道追分一里塚跡のすぐ先から再び旧中山道へ進行。

追分
一旦、国道18号線(中山道)に戻るが三度、旧中山道へ。この追分は北国街道と中山道の分岐点。北国街道は、江戸と日本海側の北陸地域を結ぶ街道、中山道は江戸と京都を内陸経由で結ぶ街道だ。

小さなパン屋さん
走り出して間もないが、パン屋さんがあったので立ち寄った。こちらは代々木上原のカタネベーカリーで経験を積んだオーナーシェフが国産小麦などのこだわりの素材を使っているそうだ。
may’s bakery(メイズ ベーカリー)
御代田町御代田2568-27
薬師堂と観音像
googleマップのレリックアイコン「薬師堂と観音像」に立ち寄ってみた。大きな溶岩をくり抜いた『祠』が在ったが観音像までは確認できなかった。

D-51・787
薬師堂と観音像を通過し南西方面に進行していると、並行していたしなの鉄道の御代田駅に出た。ここで、旧中山道から離れ、かりん道路と呼ばれる道に乗り換えた。
駅の手前には「御代田町交通記念館」がありD-51・787が静態保存されていた。なぜ、こんな場所に?と思ったが写真だけ撮って通過。
後で調べてみたら、この場所は、国鉄時代には信越線の「御代田駅」があった場所。単線のスイッチバック駅だったようだ。

県道137号線〜国道141号線〜旧北国街道
かりん道路の次は県道137号 借宿小諸線を進んだ。相変わらずしなの鉄道と並走していたが、乙女駅のあたりから国道141号線へ乗り換えた。さらに小諸駅の先から旧北国街道へ合流した。
前述の追分で分かれたはずの北国街道に戻ったカタチだ。

田中宿で団子を補給
11:08 AM すぎに北国街道の田中宿へ到着。和菓子屋さんがあったので休憩と補給を兼ねてピットイン。
創業110年の花岡さんで信濃くるみと信州みそを使ったくるみ団子をいただいた。
御菓子処 花岡 田中本店
補給の後は、しなの鉄道に沿って海野宿を目指した。「←海野宿」と書かれたサインに従って走る。


海野宿
11:40 AM 海野宿へ到着。 宿場町の東側には、平安時代から鎮座するという白鳥神社があった。

海野宿は、伝統的な家並みが現在まで保存されていることから、1986(昭和61)年には「日本の道100選」に選ばれている。

海野宿は、東西の街道筋で南側に水路が流れている。
海野宿を通過した後は、千曲川を左手見ながら北国街道で北西へ。右手側には上田市の街が広がっていた。

上田電鉄別所線のシンボル 赤い鉄橋
上田電鉄別所線のシンボルである赤い鉄橋が見えると、上田電鉄別所線としなの鉄道、北陸新幹線の上田駅へ到着する。

この橋梁は、2019年10月の台風19号の大雨により一度崩落している。一時不通となっていたが、2021年3月、復興工事が完了し運転を再開した。工事を行ったのは東急建設のようだ(下図ポスター参照)。
上田電鉄別所線に沿って別所温泉へ
みすゞ飴
12:18 PM 上田駅へ到着。
駅周辺を少しだけ散策。みすゞ飴本舗 飯島商店で、みすゞ飴なるゼリー菓子を購入して補給。国産果汁を使った無着色・無添加で手作りされているというゼリーは、優しく懐かしい味だった。
ちなみに「みすゞ」とは、信濃国の枕詞として使われている「みすゞ」のこと。信州を代表するお菓子になるようにという創業者の思いが込められているそうだ。
上田駅
JR上田駅構内にある「そば処 ちくま」にも立ち寄った。一見すると普通の駅の立ち食いそば店だが、生そばから茹でる本格的な蕎麦屋として地元の人のみならず、多くの観光客にも支持されているとのこと。かき揚げ蕎麦を補給。
入場券を買って駅構内に入り、車両やホームを見せていただいた。

13時過ぎに上田駅を出発して、上田電鉄別所線に沿って別所温泉へ向かった。
下之郷駅
13:47 PM 下之郷駅へ到着。
下之郷駅は、改札がない駅員配置駅(2025年12月から無人化され終日駅員不在となった)。オレンジ色の線で縁取られたモダンな外観は、近くにある生島足島神社の社殿を模している。

2025年の駅無人化に伴った駅舎改修工事では、駅事務室・窓口が撤去され奥側の待合室のみの駅舎となった。

廃線 上田丸子電鉄西丸子線
上田電鉄別所線の下之郷駅の少し南側に、もう一つホームがあった。

かつて、ここを起点に南へ8.6km先にある西丸子駅までを結ぶ上田丸子電鉄西丸子線があった(1963年に廃線)。
西丸子線の線路があった場所は、現在は道路となっていて、鉄道時代の遺構は跡形もなくなったが一部は残されているようだ。
下之郷駅から県道171号線や細い市道で西に進行。
中野駅
14:18 PM 中野駅へ到着。ここは1面1線のホームを持つ無人駅。

中野駅の周りには住宅街と農地が広がっていた。引き続き細い市道や県道177号線で西へ進行。途中、景色の良いところで別所線の等級1000系電車と遭遇。

別所温泉駅
15:00 PM この日の目的地、上田電鉄別所線の終着駅である別所温泉駅に到着。
構内で最初にお目にかかるのが、丸窓がかわいいレトロなこの車両。

1986年まで現役だった車両が、35年経った今でもきれいに保存されていたことに感動。公式ページには下記記載がある。
当社で最初の新造車両として、昭和2年日本車両会社で3両製造されました。ドアーの戸袋の窓が縦長楕円形で あり、その形から「丸窓電車」の愛称で親しまれ別所線 の主力電車として塩田平を走りつづけましたが、昭和61 年10月に5000形導入と共に引退いたしました。現在 はその姿をここに保存し往時を偲んでいただいています。
別所温泉駅は1面1線のホームを持つ地上駅。観光駅長が常駐する有人駅(2022年3月に無人化)。

駅舎には駅事務室・待合室・トイレがあるほか、別所温泉観光協会・旅館組合観光案内所が入居している。

この日は、旅館の中松屋に宿泊。
翌日は、軽井沢から上田を経由して別所温泉までの行程(続く)































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