春と秋、自転車で必ず訪れる房総半島。全行程を自転車で走る場合もあるが、房総半島は大きいので電車輪行を組み合わせたツーリングが便利。小湊鐵道に乗って房総半島を1泊2日でツーリングしました。
目次
ルート
小湊鐵道に沿って走る
房総にはJRの内房線・外房線の他に、木更津から亀山湖を結ぶ久留里線、五井から上総中野を結ぶ小湊鐵道、上総中野から外房・大原を結ぶいすみ鉄道、その他に銚子電鉄、流鉄流山線などのローカル鐵道がある。
今回はまだ一度も乗ったことのない小湊鐵道を利用してみた。
五井駅
都内から始発電車に乗り、集合場所の五井駅に向かう。五井駅には7時過ぎに到着。仲間と合流して五井駅発7:25分の上総中野駅行きの小湊鐵道に乗車した。
サイクルトレイン
小湊鐵道には、「サイクルトレイン」がある。2010年4月3日からはじまった、自転車をそのまま鉄道車両に持ち込めるサービスだ。事前に人数を知らせておけば乗車することができる(2024年4月現在は運行されていません)。
利用料金は無料。小湊鐵道の五井駅はJRの五井駅と通路でつながっている。といってもJR駅から出場する時と入場するときにSuicaカードをピッとする機械があるだけで、小湊鐵道側は自動券売機があるだけ。
この券売機で行き先までの切符を購入し乗車する。改札は無い。車内で検札があるのかと思えば、それも無い。
サイクルトレインは2両編成だった。自転車は先頭車両の前方へ置くように指示された。
置き方に決まりはないようなので、適当に置く。乗客のほとんどは、途中駅にある学校の生徒たちで混雑はしていない。ワンマン運転ではなく車掌さんが乗務していた。
車両はディーゼルエンジンの気動車だ。クリーム色と朱色のツートーンカラーと小粒な黒い目(ヘッドライド)が可愛らしい印象だ。
あとで聞いてわかったのだが、黒い丸い部分はヘッドライトではなかった。上部に2つ付いているのがヘッドライトらしく、目が上にあるのと下にあるのでは顔の印象がずいぶん違ってしまったと思った。
高滝駅〜月崎駅〜上総大久保駅
8時10分、高滝駅に到着。沿線を少し走ってみようと、終点まで行かずに途中下車した。
沿線を走るルートは、RouteLabで見つけたこれ(現在はRide with GPSに格納)。このルートがホントによく出来ていて、小湊鐵道の線路を何度も横切りながら並走するのだ。電車に乗って車窓を眺めるより何倍も楽しいと思った。月崎を過ぎ、清澄養老ラインを走って養老渓谷駅を過ぎると上総中野駅に着いた。
上総中野駅
上総中野駅からは県道177号線と82号線で安房小湊まで南下。途中通過した大多喜町は緑が濃かった。
太海を通過し、12時すぎ江見にあるカネシチ水産で昼食にありつけた。まご茶漬けをいただく。
3時過ぎに白浜に到着、この日の走行距離は63.8km。獲得標高470m。
いすみ鉄道に沿って走る
翌日は午前8時に白浜を出発。来た道を戻って上総中野を目指します。少々向かい風のなか、仲間とトレインを組んで交代しながら進みます。こちらのトレインは人力だけど。
上総中野付近まで戻ってくると、踏切にカメラを持った人が大勢いた。聞けば、まもなく電車が来るとのことなので我らも待ち構えてみた。コンパクトカメラですが。
上総中野駅付近
いすみ鉄道です。黄色い車体に緑の線と思いきや小湊鐵道によく似た配色。踏切にいたおじさんが「今日はいいもの見たなぁ」としみじみ言っていたのが印象的だった。
月崎駅付近
小湊鐵道の沿線の、こんなところや
こんなところや
こんなところを走るとやがて高滝に到着。
飯給駅〜高滝駅〜上総牛久駅
でも、あまり早く着いても電車はまだ来ない。というわけで、上総牛久駅まで走ることに。
午後1時40分過ぎ、上総牛久駅に到着。自転車はここまででここから先は五井まで小湊鐵道に揺られて帰りました。
復路の走行距離は88.2km。獲得標高631m。ローカル線と自転車を組み合わせた房総半島のツーリングでした。
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