梅雨でスッキリしない6月の週末、じてんしゃ三昧号(スバルOUTBACK)に小径車を積んで長野県へロードトリップ。松本市の観光サイクリング〈絶景めぐりルート〉を走った(2026/6/14)
目次
松本市でサイクリング、どこを走る?
ロードトリップの目的地は松本市に設定。天気が良ければサイクリングでもしようと思った。さて、どこを走ろうかと考えた時に見つけたのが、「松本旅のしらべ」のサイクリング特設ページ。
「松本旅のしらべ」は松本市の観光を振興する法人のウェブサイト。ルートの特徴は下記のように記載されていた。「路面標示を辿っていけば、道に迷うことなく」というところが気に入ったので、今回走ってみた。
前半は起伏が少なく、ぶどう畑、温泉街、善光寺街道を通り、様々な景色に出会えます。
後半はアップダウンが多く、健脚の方向きですが、芥子坊主山やアルプス公園、城山公園の展望台からの北アルプスの眺めは格別です。
路面標示を辿っていけば、道に迷うことなくサイクリングを楽しめます。
松本駅・お城口スタート
10:50 松本駅前を出発。駅前の松本市道2014号線を南下していく。ちなみに今回はルートを反時計に進行した。

さっそく「路面標示」を発見。案内通り直進した。

薄川を渡り、田川にぶつかったところで市道を左折。

防波堤の上を走っていると左折の指示。わかりやすい。

その後も指示に従って走っていくと、徐々にルート最南端へ。並柳で上り道が現れた。道路には「激坂 Steep hill」の標示が!
ちなみにSteep hillとは、英語で「急な坂道」を意味する。イギリスのリンカーンにある急な坂道の名前でもある。

古墳の上から絶景を眺めよう
激坂を上ったらご褒美が待っているのは、じてんしゃ乗リなら誰もが知っていること。Steep hillの上で待っていたのは古墳の上から見た絶景だった。
弘法山古墳
3世紀末から4世紀中葉に築かれた前方後方墳。東日本で最古級の古墳の一つとして知られており、当時の松本平(信濃)に強い権力を持った王が存在したことを示す重要な遺跡として国の史跡に指定されている。
松本市公式ページ

アルプス展望しののめのみち
古墳を過ぎ、ルート最南端の「下和泉」信号を鋭角に左折すると、「アルプス展望しののめのみち」という道路となった。この道は松本市から塩尻市南部への抜け道的な道路のようだ。今度走ってみたい。
里山辺(さとやまべ)
眼の前に突然大きな木が現れた。道端には大きな碑(兎田碑)も建っていた。このあたりは里山辺林(さとやまべはやし)という地域。その名の通り、里山のほとりに林が広がっている。
街道の面影が残る里山のほとりに沿った道を進んでいく。〈絶景めぐりルート〉をトレースしてるはずだが、こうした素朴な景色も素晴らしいと思う。



里山とぶどう畑
再び薄川を渡ると、今度は道の左右にぶどう畑が広がっていた。JA山辺支所を過ぎた所で停車して写真を撮っていると、農家の方がいらしたので挨拶をした。
こんにちは。きれいな畑だったので写真を撮らせてもらいました。
このあたりは昔からぶどうの栽培をしています。昼夜の気温差があるのでぶどうの栽培に適していますが、最近は熱害があります。
気候変動の影響ですね。ところでこちらのぶどうは何と言う品種ですか?
食用のぶどうを色々と育てています。8月頃からデラウェアが出荷されると思います。
8月になったら、山辺のデラウェアを探してみようと思った。
ぶどう畑を過ぎた後は、市道2214号線、2705線を経由して県道284号・惣社岡田線を進んだ。

途中、路面標示に県道を離れ脇道へ入るように指示された。ルートマップを確かめるとすぐ県道に復帰するようなのでスルーしても良かったが、何かかくれポイントがあるのではないかと思い指示通り脇道へ進んだ。

すると、貯水池越しにお城が見えるポイントがあった。これを見せたかったのか不明だが撮影だけはしておいた。池は女羽鳥池と言う。すぐ近くを流れる女羽鳥川から水を引いてるのだろうか。
温泉街で補給食を調達
県道に復帰し、すぐに松本市道2171号線へ。北上を続けていると温泉街に出た。

温泉街には自遊人が運営する松本十帖があった。パン屋の看板が出ていたので立ち寄って補給食を購入。
善光寺街道
温泉街を通過し市道2181号線を進んで行くと、また大きな樹が現れた。
12:26 路面標示の指示通り右折すると緩い上り坂となった。坂道は県道284号線(善光寺街道)だった。

善光寺街道
善光寺街道は、正式な街道名ではなく通称名。複数の街道がこの通称で呼ばれている。今回走った善光寺街道は、中山道の洗馬追分(現、塩尻市洗馬)から北国街道の篠ノ井追分(現、長野市篠ノ井)までの約67kmの一部。
この善光寺街道は、以前走った五千石街道と交わっているようだ。
岡田宿跡には東屋があったので少し休憩させてもらった。その後、しばらく善光寺街道を北上。

このルートの北端となる岡田伊深あたりで左折して善光寺街道と別れた。

12:47 景色の開けた場所に出た。下図は真南の塩尻方面を向いたアングル。

北アルプスを眺めよう
「松本旅のしらべ」によると、ルート後半は「アップダウンが多く、健脚の方向きですが、芥子坊主山やアルプス公園、城山公園の展望台からの北アルプスの眺めは格別」とのこと。
北アルプスを眺めてみよう。

眺望の良いところは、大抵高い場所にあるわけで、路面には「激坂」との標示が出ていた。

11%の芥子望主山の道を上っていく。

13:25 ピーク到着。公園にはCYCLE STATIONが設けられていた。

トイレを借り用を足させてもらい、山の南側の斜面を市道1054号線で下っていく。絶景が見られるポイントを探していると「一千舎展望台」があった。展望台に上がってみたが、木々の葉に覆われ眺望ゼロだった。

少し先に「命と平和の森」という場所があったので入らせてもらって北アルプスの眺めを堪能した(上図)。
命と平和の森
松本市島内の山田地区にある里山再生・保全エリア。NPO法人や学生、地域住民が協力して草刈りや里山整備活動に取り組んでいる。

更にその少し先に松本市内と北アルプスを眺望できる場所があった(上図)。
「アルプス公園」にも立ち寄ったが、公園内が自転車走行禁止だったのでスルーした。ルートは公園を過ぎた後に右折するよう指示していたが、そのまま市道1054号線で南下した。
国宝を見よう
市道1054号線と市道1223号線を南下し、蟻ケ崎でルートに復帰した。旧開智学校と松本城に立ち寄った。どちらも国宝だ。

旧開智学校校舎
明治9年(1876)に地元の大工棟梁・立石清重により設計・施工された擬洋風建築。令和元年(2019)、近代学校建築としては初めて国宝に指定された。
松本旅のしらべ

松本城
天守は安土桃山時代末期-江戸時代初期に建造された現存天守の一つとして国宝に指定され、城跡は国の史跡に指定されている。天守が国宝指定された5城のうちの一つ。
wikipedia
泊まれる民芸ホテル
14:40 松本城を見学した後、ルートに復帰せず宿泊するホテルにゴールした。
松本ホテル花月
国宝・松本城から徒歩約5分の場所にある1887(明治20)年創業の老舗ホテル。館内には名作「松本民芸家具」や世界中の民芸品が随所に配置され、民藝の温もりに包まれたレトロで落ち着いた滞在が楽しめる。
公式サイト
松本市の観光サイクリング〈絶景めぐりルート〉を走ってみて
今回は、松本市の観光を振興する法人のウェブサイト「松本旅のしらべ」が紹介していた〈絶景めぐりルート〉を走ってみた。ウェブサイトに記載されていた通り、ルート前半は起伏が少なく、ぶどう畑、温泉街、善光寺街道を通り、様々な景色に出会えた。後半はアップダウンが多く、健脚の方向きだが、芥子望主山南側の斜面からは北アルプスの眺めも堪能できた。次回は美ヶ原や乗鞍のヒルクライムルートを走ってみたいと思う。

帰京前に、日本酒を仕入れるために松本市内にある大信州酒造に立ち寄った。真空断熱のクーラーボックスを積んでいたので良いコンデションで自宅まで輸送できた。
























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