3-04:長野電鉄長野線 村山駅

信州ローカル線とじてんしゃ旅(3)長野電鉄長野線を始点から終点まで輪行とサイクリングで楽しんだ

軽井沢から長野まで鉄分の多いじてんしゃ旅をした。(3)は長野電鉄長野線の長野駅と湯田中駅間を輪行とじてんしゃで往復(2021/7/23)

撮影ポイント付きルートマップ

(3)の行程は下図パープルのライン。長野電鉄長野線の軌道は薄いパープルのライン。

ながでんで湯田中駅まで輪行

長野駅

7月の終わり、関東平野部があまりにも暑いので長野県を2泊3日でサイクリングした。

3日目の行程は、長野駅から長野電鉄長野線で輪行して湯田中駅まで行き、じてんしゃで再び長野駅に帰ってくること。

7:02 AM 往路。長野駅から7:05発の長野電鉄長野線に乗車。まずは、信州中野駅まで車窓の景色を楽しむ。

8500系
8500系

朝陽駅

7:18 AM 朝陽駅へ到着

朝陽駅は、島式ホーム1面2線を有する無人駅。

3-02:長野電鉄長野線 朝陽駅
3-02:長野電鉄長野線 朝陽駅

長野駅から朝陽駅までは複線区間。駅舎は開業当時からのもので木造駅舎だ。

3-02:長野電鉄長野線 朝陽駅
3-02:長野電鉄長野線 朝陽駅

村山橋で千曲川を渡り須坂市へ入る。

3-03:千曲川に架かる村山橋
3-03:千曲川に架かる村山橋

村山駅

7:27 AM 村山駅へ到着

村山駅は島式ホーム1面2線と留置線※を有する無人駅。こちらも木造駅舎。

※留置線とは、駅や車両基地などで、運行が終わった列車や一時的に使わない車両を止めておくための線路のこと

3-04:長野電鉄長野線 村山駅
3-04:長野電鉄長野線 村山駅

村山駅では停車時間が長かったので、留置線に停まっていた車両を撮影した。

3500系と1000系 特急ゆけむり
3500系と1000系 特急ゆけむり
手前は8500系
手前は8500系

ながでんには停車駅パターンの違いによってA特急・B特急・S特急がある。車両はA・B特急ではともに1000系「ゆけむり」と2100系「スノーモンキー」が、S特急では1000系が限定運用されるようだ。

長野電鉄長野線の硬券
長野電鉄長野線の硬券

信州中野駅

7:59 AM 信州中野駅へ到着

信州中野駅は相対式2面2線、島式1面2線の計3面4線のホームがある有人駅。橋上駅舎がある。

3-05:長野電鉄長野線 信州中野駅
3-05:長野電鉄長野線 信州中野駅

長野電鉄には、かつて長野線の他に、屋代線や河東線(木島線含む)があったが一部が廃止された。

2002年に廃止された木島線は歩鉄の達人さんが辿っている。その他、未成路線もあったようだ。

廃線探索 長野電鉄河東線(木島線)

<a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nagano_Electric_Railway_Linemap.svg">ButuCC</a>, <a href="https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0">CC BY-SA 4.0</a>, via Wikimedia Commons
ButuCC, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

信州中野駅から8:10発の湯田中駅行きの列車に乗り換えた。

信濃竹原駅

8:17 AM 信濃竹原駅へ到着

信濃竹原駅は、相対式ホーム2面2線を有する無人駅。

信濃竹原駅の手前
信濃竹原駅の手前

ホームには、1927年に長野電鉄平穏線(ひらおせん)の名称で信州中野~湯田中間に開業した頃の木造駅舎がそのまま残っている。

3-06:長野電鉄長野線 信濃竹原駅
3-06:長野電鉄長野線 信濃竹原駅
3-06:長野電鉄長野線 信濃竹原駅
3-06:長野電鉄長野線 信濃竹原駅

夜間瀬駅

8:20AM 夜間瀬駅へ到着

信濃竹原駅もそうだが、夜間瀬駅の周りは葡萄畑が広がっていた。

夜間瀬駅は、単式ホーム1面1線を有する無人駅。自動券売機の設備も無く、簡素な待合室が設置されているのみ。

3-07:長野電鉄長野線 夜間瀬駅
3-07:長野電鉄長野線 夜間瀬駅

夜間瀬駅の周りにはりんご畑も広がっていた。

3-08:夜間瀬駅ー上条駅間の景色
3-08:夜間瀬駅ー上条駅間の景色

湯田中駅

8:27 AM 終点の湯田中駅に到着

3-09:長野電鉄長野線  湯田中駅
3-09:長野電鉄長野線 湯田中駅

湯田中駅の標高約600mに位置する駅。単式ホーム1面1線を有していて、駅員が配置されている。

3-09:長野電鉄長野線 湯田中駅
3-09:長野電鉄長野線 湯田中駅

湯田中駅は、以前はスイッチバック構造がある2面2線の相対式ホームだったが、2006年の改修工事でスイッチバック構造は無くなり単式ホームとなった。

使われなくなった旧1番線側には、500円で利用できる日帰り入浴施設「湯田中駅前温泉 楓の湯」がある。

3-09:長野電鉄長野線  湯田中駅
3-09:長野電鉄長野線 湯田中駅

楓の湯には足湯もあり、無料で源泉かけ流しの温泉を楽しめる。

休憩室の窓からはホームを見渡すことができる
休憩室の窓からはホームを見渡すことができる
3-11:湯田中駅前温泉 楓の湯 足湯
3-11:湯田中駅前温泉 楓の湯 足湯

「楓の湯」に隣接して旧駅舎を活用した「楓の館」があった。休憩所として利用することができるようだ。

3-10:旧湯田中駅駅舎(楓の館)
3-10:旧湯田中駅駅舎(楓の館)

湯田中駅から長野駅までじてんしゃ旅

湯田中駅〜上条駅

復路は湯田中駅から長野駅まで線路に沿ってサイクリング。午前9時頃に湯田中駅を出発。長野線に並行する県道478号 湯田中停車場線を走り出した。

9:06 AM 湯田中駅ー上条駅間にある踏切を通過。ちょうど3000系電車が来たのでパチリ。

3-12:湯田中駅ー上条駅間にある踏切
3-12:湯田中駅ー上条駅間にある踏切

上条駅

踏切を通過後、県道478号 湯田中停車場線は、蛇行する線路を再び線路を跨いだ。上条駅へ到着した。

9:12 AM 上条駅へ到着 

上条駅は、単式ホーム1面1線の無人駅。自動券売機も無く簡素な待合室だ。

3-13:長野電鉄長野線 上条駅
3-13:長野電鉄長野線 上条駅

信濃竹原駅〜夜間瀬駅

上条駅通過後も長野線の線路はぐにゃぐにゃと蛇行していた。

夜間瀬川の架かる夜間瀬橋から鉄橋が見えたので一時停止。電車は来なかったが、来たら絵になるだろうなと思いながら景色を撮影。

3-14:夜間瀬橋(道路橋)から夜間瀬川橋梁(鉄道橋)方面を望む
3-14:夜間瀬橋(道路橋)から夜間瀬川橋梁(鉄道橋)方面を望む

後で調べたら、ここは、信濃竹原駅と夜間瀬駅の間にある高社山を背景にした人気の鉄道撮影スポットだった。2022年12月に枕木の合成化や橋桁の塗装補修がおこなわれ、鮮やかな緑色の外観に一新されたようだ。

信州中野駅

夜間瀬橋の少し手前から国道403号線に乗り換え、さらに、「一本木・黒和田」信号を左折して県道54号 須坂中野線に乗り換えた。長野線の線路に沿うように走って中野松川駅を通過。

9:41 AM 信州中野駅へ到着

3-05:長野電鉄長野線 信州中野駅
3-05:長野電鉄長野線 信州中野駅

信州中野駅通過後は県道358号 中野小布施線を走った。中野市三ツ和あたりで県道358号線は線路と交差。踏切の警報音が鳴ったので、電車を待った。今度は8500系が来た。

3-15:延徳駅ー桜沢駅間にある踏切
3-15:延徳駅ー桜沢駅間にある踏切

桜沢駅

引き続き県道358号 中野小布施線を走行。

10:00 AM 桜沢駅へ到着

桜沢駅は島式ホーム1面2線を有する無人駅。駅舎とホームは踏切で連絡している。

3-16:長野電鉄長野線 桜沢駅
3-16:長野電鉄長野線 桜沢駅
3-16:長野電鉄長野線 桜沢駅
3-16:長野電鉄長野線 桜沢駅

小布施駅

桜沢駅通過後も引き続き県道358号 中野小布施線を走行。

10:21 AM 小布施駅へ到着

3-17:長野電鉄長野線 小布施駅
3-17:長野電鉄長野線 小布施駅

小布施町は江戸時代の面影を残す美しい町並み。町をポタリングしたいところだが、今回は昭和に活躍した電車が保存されている場所があったのでそちらを訪れた。

ながでん電車の広場

1番線の隣にある「ながでん電車の広場」には、長野電鉄を走った車両が展示・保存されていた。

1番線の隣りにあるながでん電車の広場
1番線の隣りにあるながでん電車の広場

さっそく入場券を購入して構内踏切を渡って入場。線路の枕木に敷かれたゴムの上を歩いて、展示車両まで歩いていける!

3-18:ながでん電車の広場
3-18:ながでん電車の広場

先頭の車両は、なんと車内の見学もできた。

2000系D編成の車内
2000系D編成の車内
座り心地は良い
座り心地は良い

ながでん電車の広場は、1990年に長野電鉄の創立70周年を記念して開設された。開設当初はもっと古い車両(ED502など)が展示されていたが、2012年7月からは、2000系D編成の特急車両が展示されている。

スキー板を立てかけられる
スキー板を立てかけられる
2000系D編成の運転席
2000系D編成の運転席

車内にあった中吊りポスターによると、2000系の車両は長野電鉄のオリジナル車両で1957年に誕生し、2012年に引退するまで50年余り活躍したとあった。

1000系 特急ゆけむり
1000系 特急ゆけむり
腕木式信号
腕木式信号

鉄分を補給した後は、マルテ珈琲焙煎所とエルバートに寄って水分・糖分補給。

3-19:マルテ珈琲焙煎所
3-19:マルテ珈琲焙煎所
3-20:エルバート
3-20:エルバート

北須坂駅〜日野駅

小布施町の南を流れる松川を渡り須坂市に入り、須坂市道の須坂駅旭ヶ丘線を南下。

11:48 AM 北須坂駅へ到着

北須坂駅は単式ホーム1面1線の無人駅。

3-21:長野電鉄長野線 北須坂駅
3-21:長野電鉄長野線 北須坂駅

駅を通過後、線路に沿って市道を縫うように走っていると、踏切に遭遇。警報音が鳴ったので電車を待っていると、小布施駅にいた1000系 特急ゆけむりがやってきた。

3-22:須坂駅ー日野駅間にある踏切
3-22:須坂駅ー日野駅間にある踏切

村山駅

12:18 PM  村山駅へ到着

復路は駅の外観を撮影。看板がいい味を出している。わざと曲げているのではないかと思えるくらい自然。郵便ポストの位置も絶妙だ。

3-04:長野電鉄長野線 村山駅
3-04:長野電鉄長野線 村山駅

柳原駅

12:36 PM 柳原駅を到着

島式ホーム1面2線を有する無人駅。17-19時は駅係員が配置されているようだ。

3-25:柳原駅
3-25:柳原駅

朝陽駅

12:46 PM 朝陽駅へ到着

復路は駅の外観を撮影。開業当時の木造駅舎は風格がある。

3-02:長野電鉄長野線 朝陽駅
3-02:長野電鉄長野線 朝陽駅

桐原駅

13:14 PM 桐原駅へ到着

桐原駅は相対式ホーム2面2線を有する無人駅。こちらも木造駅舎で開業当時からのもの。自販機の色がちょっと残念。

3-23:長野電鉄長野線 桐原駅
3-23:長野電鉄長野線 桐原駅

五所久保踏切

本郷駅を通過し、線路沿いの市道を走っていると踏切があったので停車した。案内板には五所久保踏切とあった。幅が1mほどの非常に狭い通路となっている。

3-24:五所久保踏切
3-24:五所久保踏切

ここは、以前は警報機も遮断器もない「第4種踏切」というものだったが、2012年から2016年の間に人身事故があり廃止が検討されたようだ。現在(2021年7月)は、警報機と遮断器がある踏切となっている。

3-24:五所久保踏切
3-24:五所久保踏切

五所久保踏切の先の善光寺下駅と長野駅の約2kmの区間は地下線路となっていた。

線路に沿ったサイクリングはここで終わり。

3-26:長野電鉄長野線 地下区間
3-26:長野電鉄長野線 地下区間

善光寺 仁王門

善光寺下駅と長野駅の約2kmの区間は、線路に沿わず市道長野中央通りを走った。

3-27:善光寺 仁王門
3-27:善光寺 仁王門

長野駅

12:50 PM 長野駅にゴール。距離:26km 高度上昇:178m

3-01:長野電鉄長野線 長野駅
3-01:長野電鉄長野線 長野駅

長野電鉄長野線の沿線を走ってみて

今回は長野電鉄長野線を始点から終点まで輪行し、終点から始点までサイクリングした。

長野電鉄長野線(ながでん)の魅力は、地方私鉄でありながら、かつて東京の地下鉄や首都圏のJRで大活躍した名車が今も現役で走り続けている点。鉄道ファンからは「動く鉄道博物館」とも称されている。また、長野駅から終点の湯田中駅までの車窓の変化も魅力だ。古い木造駅舎に停車したり、田園風景が広がったり、急勾配の山あいの形式が現れたりと目まぐるしい。小布施駅の車両保存施設も見逃せない。

鉄道ファンでの方にはぜひおすすめしたい沿線サイクリングだ。

五所久保踏切からの本郷駅方面
五所久保踏切からの本郷駅方面

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