幾度となく走った多摩川河川敷にもグラベルサイクリングを楽しめる場所があった(2024/9/28)
目次
ルートマップ(撮影ポイント付き)
走ったのは下図の緑のライン。
多摩川河川敷でグラベルサイクリング
スタートは丸子橋近くの多摩川左岸
グラベルロードバイク「LOOK765 Gravel RS」に乗り換えたものの、都心でこのバイクが走れる道は少ない。探そうと思わないと見つからない。なぜなら東京都心部はアスファルトの道だらけだから。
郊外まで出かけずともグラベルロードはないものか、と考えた時に思いつくのはやっぱり河川敷(多摩川にもあるかもしれないな)。
検索してみると、ワイズロード新宿の「【スタッフブログ】グラベルバイクで多摩川河川敷を走ってみた‼」という記事に遭遇。
ふむふむ、たしかにあの辺りには走れそうなところがあるな。ということでさっそく出かけてみた。

スタートは丸子橋近くの多摩川左岸。河川敷の野球場と堤防の間にある固く引き締まった砂利道(グラベルロード)を上流に進む。

少し進んだところで、河川敷へ入っていく。
多摩川の緑地は自転車で通行して良いか分からなかったが、誰かに迷惑をかけるわけでもなさそうだったのでゆっくり進んだ。

多摩川緑地(玉堤地区)
多摩川支流の谷沢川との合流地点あたりは世田谷区の玉堤。このあたりの多摩川緑地は「玉堤地区」というらしい。
谷沢川の上流部には東京23区内で唯一の渓谷として有名な等々力(とどろき)渓谷がある。

多摩川遊園
「玉堤地区」の上流に「多摩川遊園」という場所があった。公園として整備され子供の遊具もあったがとても古びていた。
なんでも多摩川遊園は、大正14年に遊園地としてオープンした公園だが、遊園地は閉園し敷地も縮小したとのこと。現在の総面積は約10万平方メートル(それでも広い)。

河川敷を利用した細長い3キロメートルの園内には、少年団体のみ利用できる野球場をはじめバーベキューを楽しめる施設も完備されているのだとか。少年野球場は誰も利用していなかったので、通過させてもらった。

下野毛排水樋管
多摩川遊園 少年野球場を過ぎると再び河川敷の砂利道(グラベルロード)に出た。水門のような施設があったので撮影してみることに。よく見ると「下野毛排水樋管」と書かれている。

樋管とは、堤防の下をトンネルのように通り抜けて川へ排水する設備なんだとか。
多摩川緑地(野毛地区〜上野毛地区)
都道466号線を潜ると多摩川緑地は「野毛地区」となった。住所でいうと東京都世田谷区野毛です。

さらに上流に移動すると住所は世田谷区上野毛となり、多摩川緑地も「上野毛地区」となった。この辺りでは再び砂利道を走る。

兵庫島
多摩川緑地「上野毛地区」の上流部は「玉川地区」。多摩川と玉川は音は同じだが、字が違う。
違いは、多摩川が国土地理院が使っている正式な河川名で、玉川は昔から使われている表記。「玉川上水」が有名。
東急線の二子玉川駅と国道246号線を潜ると兵庫島が現れる。東京のサイクリストはこの兵庫島で仲間と待ち合わせることが多いのではないか。

グラベルロードをより快適に走れるグローブ
バイクに合わせてグローブも新調した。スペシャライズドのBody Geometry Gelが使用されたこのグローブは、振動吸収性が高くて砂利道を走っても手の平が痛くならない。
MEN’S BODY GEOMETRY SPORT GEL SHORT FINGER GLOVES(外部サイト)

二子玉川河川敷
兵庫島の先には広大な二子玉川河川敷が広がっていて運動場や野球場、サッカー場などが点在している。川の左岸ギリギリのところに下図のような道があったので通行。

草地や砂利道が交互に現れる、アドベンチャー感を味わえる道が続く。人が密集した都会でも河川敷には自然が残っているのだ。

煉瓦基礎の鉄塔
二子玉川緑地運動場・球技場を過ぎると、道が狭くなり草の背も高くなってきた。行く先には鉄塔も見えてきた。

草をかき分けて走っていくと、なんと鉄塔は煉瓦基礎の上に建っていた。

この送電線は、上段が「川世線」で下段が「千南線」の2系統となっていて、多摩川の左岸と右岸にある千歳変電所と南武変電所を結んでいるそうです。
詳しくはこちら 二子玉川 発展の受け皿 Dー9 送電線が合流する(外部サイト)
動画も撮ってみた。
狛江水辺の楽校
警察庁交通安全センターが現れ、東名高速を潜ると砧野球場やサッカー場となる。
狛江市に入ると「猪方排水樋管」という排水設備があり、その先には「狛江水辺の楽校」があった。
ここは学校と行政が協力して子供たちの自然体験や環境学習を応援している場所。

その先は和泉多摩川河川敷があり、この日の多摩川河川敷のグラベルサイクリングの終点となる。

いつもの多摩川五本松があって、サイクリングロードが途切れるポイントに来た(最近、堤防の上にダートの道がつながった)。
写真を一枚撮って終わり。

グラベルサイクリングを終えて
自分のじてんしゃライフの中で、常に「いつもの道」として存在している多摩川サイクリングロード。今回は、アスファルトで舗装されていない道をグラベルロードバイクで走ってみた。
大部分は河川敷の中にある公園や運動場の通路を走ったわけだが、すぐ近くに自然を感じられて楽しかった。多摩川河川敷には鉄塔が多いということも学んだので、次回は鉄塔巡りをしても楽しいかもしれない。

帰宅後は、ケルヒャーの高圧洗浄機で泥や砂で汚れたタイヤをきれいにしてサイクリング終了。
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