「グルッとまるごと栄村サイクリング2011」にBD-1で参加しました。8月6日(土)が秋山郷サイクリング、7日(日)が栄村サイクルオリエンテーション。(2011/08/06)
6日、私は宿泊した六日町から十日町までは電車で輪行する予定だった。しかし、JR飯山線の橋が、先日より降り続いた豪雨により流されてしまったとのことで、十日町から森宮野原まで不通だ、ということを当日の朝に知ることになった。
電車が普通なら、じてんしゃで走るしかない。スタート地点の秋山郷「とねんぼ」までの37km、獲得標高763mを自走することになった。
一日目は秋山郷を観光するサイクリングです。
アプローチ
もともと6時の飯山線に乗って津南の駅まで輪行し、そこからスタート地点の小赤沢地区までは自走するつもりでいた。
距離にして23km、獲得標高が700mなので電車が不通といっても平地を14km余分に走ることになるだけだ。
津南に向かいクルマの少ない国道117号を走る。国道なので走りやすい。
十日町の宿は素泊まりで、朝食がまだだったのでセブンイレブンでスパゲティ・ナポリタンを補給。
津南の駅を過ぎ、左折して国道405号線に乗り換える。ここも国道なので走りやすい♪
国道405号から徐々に高度が上がっていきます。
急に暖められたアスファルトから湯気が出ています。
実は、前の週末に行った「Go West」で雨にぬれた体のままクーラ―の強風にあたってしまい風邪っぽい体調での栄村入りだった。この日はのどが炎症を起こしているみたいで、ヒルクライムで呼吸が乱れるとひどく苦しかった。でも、汗でもかけば治ると思っていた。
ゆっくりゆっくり、脚を削らないように、呼吸を乱さないように上る。
8時40分、スタート地点の小赤沢地区の「秋山郷総合センター・とねんぼ」に到着。
到着すると、スタッフの方々から「自走ですか!」と話しかけられました。
が、言葉を返す元気もなく日陰を探し身体を休める自分。。。
秋山郷サイクリング
さぁ、ここからが本番です。この日は、秋山郷の見どころをめぐる観光サイクリングということで、何となくまとまって走るということが主催の輪工房さんより伝えられました。出走は30数名、スタッフ10数名とこじんまりしています。
「この村が経験したことがない大きな地震により、甚大な被害がでましたが、死者が出なかったことが何よりでした。一時は開催が危ぶまれたイベントですが、ちがう形で実現できました。道路はひび割れていますが、どうぞ楽しんでください。」
栄村・副村長からの言葉で、2011年の「グルッとまるごと栄村サイクリング」が始まりました。
しばらく走りトンネルを抜けたところで、集団がゆっくりと停車。エイドステーションだ!
栄村サイクルイベントでもっとも印象に残るこのエイドステーション。すべて村民のみなさんのご厚意。
トマトや塩もみキュウリ、漬物に飴などおばちゃんたちが振舞ってくれます。
コースは、とねんぼを出発して切明まで南に下り、
折り返して北上するラウンドコース。距離は27kmほど。
スタート地点の高度は692m。高度860mの切明温泉まで南下します。
みんなでまとまって走ります。
切明温泉
切明温泉到着。ここで、大休止。
通常の100kmサイクリングであれば、さっと通過してしまいますが、今回は観光サイクリングということなので各地を楽しみます。
このお湯は、河原で湧いているそうですが、河原まで歩く元気がなくしばしマッタリ。
温泉のあとは、畳の上で補給。至れり尽くせり。
栄村の定番補給食である、きゅうり、トマト、みそをいただきます。これで塩分補給。
補給後は畳の上で目をつぶり身体を休めます。
相変わらずのどが痛くて体調が思わしくなかった。
やじばばさんと初対面
ここで、やじばばさんにごあいさつ。以前からブログのやり取りで存じ上げていましたが今回が初対面。どの方か分かりませんでしたが、「Final Low」のバンダナを巻いていたので見つけることができました。しばし談笑のあと再出発。
切明からはアップダウンを繰り返しながら、さらに高度を上げていきます。
まもなく昼食場所の「のよさの里」に到着、という前に激坂がやってきました。
のよさの里でお昼ごはん
「のよさの里」に到着。
ここは、江戸時代に初めて秋山郷を紹介した文人・鈴木牧之にちなんで、当時の暮らしを再現した温泉宿。
しつこいようですが、今回は観光サイクリング。いつもの100kmサイクリングでは通過していたであろうポイントにもゆっくり立ち寄れます。
落ち着いて食事ができる。これはこれですごく良い♪
「どこからですか?」 「東京です」 「私もです」
向かいの席に座った方としばし会話。明日のサイクルイベントは申し込みが締め切られていたのでサイクリングだけの参加とか。僕と同じように栄村を応援したい、ということなんだろうと思った。
食事はとても美味しかった。何をいただいても清らかな味。ここは空気も美味しい。
さぁ、あとは下って終わり。なのだが、主催者の用意したオプションが発表された。内容は、ここからさらに上って、苗場山の登山口あたりまで走るというもの。
希望者だけが参加します。僕は当然行かないよ、と思っていました。なぜなら、ゴール後に北野天満温泉に移動しなければならないからだ。
「まじめな話、池はみる価値ありますよ」
オプションコースの方々を見送っていると、後ろの方からこんな声がかかりました。そして、その方について行ってしまった。
途中には、湧水に冠水した道路も現れた。
結局、881mから1174mまで293mも余分に上ってしまった。
テントサイトへ移動
こうして一日目の楽しい観光サイクリングが終わりました。
ゴール後は、北野天満温泉まで25km移動。
一度上り返しはあったものの570m下降する下り基調の行程。秋山郷をお腹いっぱい堪能しました。
テントを張って、お風呂に入って、ジャージを洗濯して、ご飯を食堂で食べて18時前に就寝。
真夜中に寒くて目が覚め、寝袋に入り再び就寝。相変わらずのどは痛かった。
(3)へ続く
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