全国で1,080人が熱中症で救急搬送されるほど猛暑だった日に、涼しさを求めて小仏峠と日影沢林道に行ってきました(2014/7/27)
高尾山周辺はポピュラーなハイキングコースが多いので、ハイカーへの配慮が必要です。狭い林道でハイカーと出会ったら、停車してすれ違うようにしています。また、下り道でハイカーと出会った時には、極力減速してすれ違うようにしています。
ルート
旧甲州街道で小仏峠へ
小仏峠は、中央高速道路の小仏トンネルの上にあり、交通渋滞のニュースなどで名前は聞いたことはあるけれど、どんなところかは知らない。よく訪れる和田峠の近くらしいので、日曜日に早起きして出かけてみた。
小仏峠と日影沢林道は、高尾山・陣馬山などの周辺の山々を巡るハイキングコースの要所となっている場所。京王線で輪行して高尾駅で下車してみると、たくさんのハイカーがいた。
高尾駅を出発して国道20号を西に数百メートル走り、西浅川信号を右折すると、いきなり静かな街道のような道になる。
その昔、小仏峠は甲斐国と武蔵国を結ぶ要路だったらしく、関所も置かれていたようだ。しかし、勾配が急で車道化が困難であったため、1888年(明治21年)に当時の国道16号(現在の国道20号)は大垂水峠を経由するルートへ変更され、小仏峠を通る通行者は激減したようだ。だから、国道20号のような賑やかさはなくひっそりとしてる。
自転車でどこまで走っていけるのかわからなかったが、このひっそりとした道をゆっくりと上がっていく。
路線バスの停留所があるあたりまでは、アスファルトのなめらかな道を走れたが、道は登山道のような様相になっていき、やがて大きな石がゴロゴロとするダート道になってしまった。
25Cのチューブレスタイヤの空気圧を下げ、全身の力を使ってゆっくりと漕いで上ってみたが、勾配がきつくなりバランスが保てなくなってしまったので、自転車を降りて歩くことにした。
登山道を自転車を押して歩いていると、ハイカーの人たちが驚いて「どこまで行くんですか?」と、声をかけてきます。「小仏峠まで行ってみようと思います」と応えると、「もうすぐですね、頑張ってください」と言ってくれた。
ダートになったところから、峠まで1kmちょっとしか無いはずなんだけど、なかなか着きません。徒歩だと峠道はこれほど時間がかかるものなのかと、思いました。
高尾駅から走りと歩きを含め約7kmほど移動して、小仏峠に着きました。ここからさらに100mほど上ったところに、茶屋があり(いまは廃墟)、その先に日影沢林道と接道しているらしかった。進んでみようと思ったが、登山道を自転車を押して歩くのがもう嫌だったので、下山することにした。下りも押して歩いたんですがw
日影沢林道
苦労して歩いて上った道をくだり、日影沢林道の入り口にさしかかりました。下ってくる途中にハイカーの人から仕入れた「日影沢林道は自転車で快適に走れる」という情報が気になり、上ってみることにしました。
確かに、道は踏みならされた硬いダートと、傷んではいるがアスファルトの道だったので、自転車に乗って上って行くことはできた。しかし、終始10%以上の勾配で、場所によっては15%〜20%ぐらいあって、結局、脚を着いて歩いてしまいました。。。
名前の通り、日影の多い道だったので、日向を走るよりは涼しかったように思いますが、心拍数が150にもなる運動をしていると汗が滝のように流れ出る。
標高600メートルあたりで日影がなくなり勾配もきつくなってきて、もうダメか。。。
と思ったところで、なんとかピークに到着。ピークは、さわやかな風が吹いていて気持ちよかったな。でも、猛暑日に来ちゃいけないところだったかもしれない。
下りは歩くことはなかったが、道が悪くて手首が痛くなった。やはり、タイヤはシクロクロス用のものでないとダメみたい。
下った先に「ふじだな」という喫茶店があったので飛び込んだ。冷たいアイスコーヒーと、水を3杯いただいた。ふだんコーヒーは飲まないが、この日いただいたアイスコーヒーは格別美味しかった!
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