休暇を利用して秋葉街道に行ってきました。秋葉街道は一度訪れてみたかった道。この夏、まとまって休暇が取れたので行ってみることにしました。その1は茅野から杖付(つえつき)峠、分杭(ぶんぐい)峠を越えて大鹿村までの行程です。
アクティビティ
茅野から杖付峠
秋葉街道とは、つまり国道152号のことで、長野県上田市から同県茅野市を経由して静岡県浜松市に至る一般国道のこと。総距離は259.6 kmにも及びます。歴史をたどれば縄文時代(!)からの古道で、海のなかった信州に塩を運ぶための街道であったらしい。いわゆる「塩の道」。今回は茅野から浜松まで3日かけて走りました。
8月13日午前8時49分、茅野駅に到着。標高790mからのスタートですが、杖突峠までの上りがすぐに始まります。
午前10時30分、距離9.6km標高差437mをノロノロ走って杖突峠(標高1,227m)に到着。
杖付峠から分杭峠
杖突峠からは、上った分と同じ標高を16kmかけて下ります。伊那市に入り高遠町のあたりになると、家並みが古くなりタイムスリップしたような気分になります。
昼飯にはまだ早かったのですが、蕎麦屋を見つけたので早めの補給としました。高遠では、蕎麦を味噌で食べるということだったので、チャレンジしてみました。
焼き味噌と辛味大根の汁でいただいた、高遠そば。「玄、ぬき、田舎」という三種類違った味が楽しめる高遠三昧は補給食としては値段が高めでしたが、満足のお味でした。
お蕎麦を補給した後、道はしばらく平坦になりますが、幸せはそう長くは続きません。分杭峠への上りが始まりました。
分杭峠までの上りは、急な上りできつかった。でも故障したアキレス腱をかばいながらゆっくりと上ったので、特に辛いということは無かった。
分杭峠の手前、県道49号線が国道152号線に合流する地点に中沢峠があった。峠ではないような感じがしたが、県道49号線で駒ヶ根から高遠へ超える場合は、尾根を乗り越すようになるため峠なのだろう。眺望は全くなかった。
ほどなくして分杭峠に着いた。分杭峠は秋葉街道の峠の中で最も標高が高い(1424m)。秋葉街道は中央構造線に沿っており、峠には断層の露頭が見られる(道路から少し入った場所にあるので見に行かなかったが)。また分杭峠は、最近、ゼロ磁場のパワースポットとして有名らしいので、こちらは歩いて見てきた。スポットといっても、なにか具体物があるわけではなく、ただひんやりとした場所だった。大勢の人が無言で座っていたので少し驚いたが。
分杭峠から大鹿村
ゼロ磁場でパワーを充填し、目的地である大鹿村まで一気に700メートル下る。この日のライドはこれで終了。大鹿村で投宿して次の日に備えた。
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