大井川鉄道のSLと並走するライド 92km 1613m


ニャロメさんという自転車乗りがいて、以前こんなライドをしていた。奥大井を徘徊して、大井川鉄道のSL列車と並走するという自転車ひとり旅だ。SL列車が見られて、しかも並走できる区間があるんだ。へぇ~、ということで真似して行ってきました(笑)

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ルート

ニャロメさんは、安倍川沿いに県道189号線で大日峠を越え、井川湖を経由して大井川鉄道の終着駅である千頭駅へ至るルートを走ったのだけど、自分はそんなに健脚じゃない。日が短くなった10月に同じルートで、明るいうちに再び人里へ降りてくるのは無理だと思ったので、距離も獲得する標高も短い、「藁科街道ルート」を選んだ。

静岡まで輪行

まずは静岡へ。東海道線を乗り継いでいってもよかったが、前の週に上陸した台風18号の影響で、由比と興津間が不通となってしまっているので、新幹線を利用した。

6:40 東海道新幹線 こだま631号で出発
6:40 東海道新幹線 こだま631号で出発

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ガラガラに空いている自由席でお弁当を食べたりしていると、あっという間に静岡に到着。

7:54 静岡駅に到着
7:54 静岡駅に到着

藁科街道

藁科川に沿った国道362号線を藁科街道と呼ぶようだ。藁科川は静岡県の七ツ峰(標高1,533m)に源を発し、本川・安倍川と合流して駿河湾に注ぐ、全長29.2kmの一級河川。この藁科川に沿ってしばらく走る。

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コンビニに寄り損ねてしまったので、走りだして17km地点にあった「きよさわ里の駅」で飲み物や食料を補給。よもぎきんつばと猪肉コロッケをそれぞれ2つずつ買って、その場で1つずつ食べた。気さくなおばちゃんが、美味しいお茶を入れてくれた。

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いよいよ藁科街道を上る。ここから千頭駅までは約20kmあり、上りのピークはその手前の13km地点。つまり13kmの上り道だ。「きよさわ里の駅」からは、勾配が急にきつくなり、道路標識が常に「10%」台を表示し続ける。

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薄曇りの空だったので暑い!ということはなかったが、10%台の上り道が延々と続き、ジャージの背中が徐々に汗で濡れてきた。

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急峻な山の斜面には、段々の茶畑が広がっていた風景に直線がないので平衡感覚がなくなるようだった。珍しいなと思ったのは、どんな場所も茶畑になっていることで、下の写真のように、道路のヘアピンカーブの空地も畑に利用されていた。

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8kmほど上ったところで「蛇塚」という集落が現れた。道路が蛇のように曲がりくねっているから「蛇塚」なのか、蛇がたくさんいるからなのか不明だが、坂がキツイということだけは言えた。

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藁科街道は、標高890mまで上ったころがピークだったが、峠の標示もないし、ピークらしい眺望もない。ただ、急峻な山の尾根道を走るので、木々の間から見える山の景色がとてもダイナミックだった。まるで空を飛んでいるようだった。残念ながら写真は無し。

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転げ落ちるように下ると大きな橋とトンネルが現れた。「馬路(まじ)大橋」だ。ここを過ぎると、大井川に出て千頭駅に至る。

大井川と千頭駅周辺
大井川と千頭駅周辺

大井川鉄道のSL列車と並走する

いよいよ旅のクライマックスであるSL列車と並走だ。その前に、駅前にあった蕎麦屋で昼食をとることにした。細めで腰があるおそばは、人気があり行列ができるほどらしいが、幸運にもすぐに着席できた。

きのこそば
きのこそば

まず対面したのは、蒸気機関車トーマス。50になって初めて見ることになったSL列車がトーマス号とは。。。しかもトーマス号は、子どもたちに大人気で、近づくことすらできませんでした。

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SL列車と並走するため、時刻表を確かめ、13:09に千頭に下ってくる「かわね路1号」を2〜3駅先で待ち構える計画を立て移動することにした。すると、崎平駅あたりでたくさんの「撮り鉄」がカメラをセットしている場所があったので、ここで並走することにした。


普通電車
普通電車

「撮り鉄」たちに混ざって、かわね路1号を待ち構える。先にやってきた上り電車でアングルをチェックしたり列車のスピードをチェックするw


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いよいよ本番。ドキドキしながら待っていると、遠くのほうで「ポォーーッ」という汽笛が聞こえた!ここからは動画をご覧ください。

リハーサル無しでSL列車と並走して、カメラに収めることが出来ました。


大井川鉄道 下泉駅
大井川鉄道 下泉駅

駅の切符売り場
駅の切符売り場

今度は大井川を下流へ下りながら、上り列車を狙ってみます。途中にいくつか駅に立ち寄ってみましたが、当時の姿(いまは無人)をそのまま残して見応えがありました。


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大井川と平行した国道362号線と県道77号線を交互に走りながら、線路にそって移動する。どちらの道もアップダウンがキツく、下り基調ではあるものの100mぐらい平気で上り返すのだ。しかし、上手に区間を選べば楽な方があるような気もする。今度来る時は、どちらかの平らな方を選んで走ることにしよう。


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16時50分、東海道線の金谷駅に到着。ここから東海道本線で掛川まで移動して、掛川から新幹線で帰京。鉄分たっぷりな楽しい自転車旅でした。

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