じてんしゃで沖縄の美しい道を走るシリーズ記事、沖縄ちゅら道ポタリング。(13)は、那覇と名護の中間に位置する仲泊を起点に残波岬ややちむんの里を巡った(2024/12/26)
名護市と恩納村仲泊に7泊滞在した2024年末の沖縄旅行。5日目も前日と同様サイクリングへ出かけた。おんなサンセット海道で残波岬、西海岸を南下してやちむんの里と巡った。
ルートマップ(撮影ポイント付)
12月の読谷の気温は15〜20℃と涼しい。この日の気温は16〜21℃。ただ、北寄りの季節風が吹いていたので体感はもうちょっと低かった。
仲泊を出発しておんなの駅へ車をデポ。この日も、ポタから戻ってきたらなかゆくい市場で夕飯の食材を買って帰る予定だ。
青い洞窟がある眞栄田岬
おんなサンセット海道(国道58号線)で、まずは眞栄田岬へ。ここは、ダイビングやシュノーケリングの有名スポット「青の洞窟」がある。陸上からは見えないが美しい場所だ(以前、潜ったことがある)。

真栄田岬から西へおんなサンセット海道を進行。

残波岬の手前には長い海岸線(長浜海岸)があり、砂浜に降りられる。ここで写真を一枚撮り再び走り出すと、のぼり坂のお出迎え。坂を上がって「残波入口」を右折すれば岬に着く。
残波岬は高さ30m前後の断崖が約2km連なった景観となっており、岬の北側は海岸国定公園に指定されていまる。

岬に向かって走っていく途中、奇妙な形をした建物に吸収された。お目当ては、生の紅いもタルト。
残波岬
残波岬には、白い灯台がそびえ立っている。晴れた日には慶良間諸島も眺望できるが、この日はあいにくの曇り。ここは、沖縄本島で夕日が最後に沈む場所として知られる絶景スポットでもある。

岬の北側には海岸国定公園として整備された残波岬公園があり、散歩をしたりできる。
村営ビーチも隣接しており遊泳ができる(〜10月31日まで)。ここは、外洋との間に大きなリーフ(珊瑚礁)があり、波の影響を受けにくいので子供でも遊べる。

残波岬を後にし、南へ下って西海岸沿いを走った。宇座海岸にある石切場跡は、ぜひ立ち寄りたいポイントだ。
ここはコンクリートブロックやセメントが普及する昭和の前期まで石切産業の産出場だった場所。切り出した重たい石は、「宇座石」と呼ばれ建材に使われていたそうだ。満潮時の海水の浮力で馬車に積みこんでいたとか。

このあたりは、1945年4月1日にアメリカ軍が上陸を開始した場所。 下図の右側にあるニライビーチもその上陸地点の一つ。ホテル日航アリビラは沖縄の豊かな自然と歴史的な背景を持つ場所に建っている。

ホテル日航アリビラを過ぎ、更に南に下ると景色が開けた。公園のように芝生が広がった場所があり、近くに貝塚と砂浜に出られる場所と展望台があった。展望台からは、再建された三重城(ミーグスク)が見える。

今回は、貝塚も砂浜には立ち寄らなかったが、2022年6月に立ち寄った時の記事は下記をご覧ください。
三重城がある海岸に面して「Gala青い海」という商業施設もある。焼きもの(やちむん)を買ったり、食事をしたりできる。

「おきなわ乗馬倶楽部」という乗馬施設もあり、ニライビーチなどを馬の背に乗って周遊することができる。乗馬もしてみたいものだ。

やちむんの里へ
乗馬倶楽部の先を左折して海岸を離れ波平方面へ。さとうきび畑を横切って、座喜味方面へ向かった。

波平から座喜味へ県道12号線を東に移動して、国道58号線に出る手前にやちむんの里はあった。

ところでやちむんの里とは何かというと、19の陶芸工房がそれぞれ”独立して営業”している場所のこと。

また、なぜこの場所に唐突に陶芸工房が集まった場所あるのか?
それは、1974年に那覇市が薪を使った窯焼きを禁止したことで、人間国宝・金城次郎氏が那覇市壺屋から読谷村へ窯を移し、それがきっかけで、読谷村に多くの陶芸家が集まるようになったからと言われている。

焼き物の色や形の好みは人それぞれ。私は読谷山焼 北窯売店が好きで、家にあるやちむんはすべてこちらのもの。今回は泡盛を飲むために下図のタンブラーを購入。

ちなみに、wikipediaによると、読谷山焼 北窯とは
1992年、沖縄県中頭郡読谷村座喜味 やちむんの里内に開窯。松田米司、松田共司、宮城正享、與那原正守の4名の親方による共同主宰窯で13連房の登り窯を年5回焚き上げる。
4名がそれぞれ独立した工房で、親方中心に日本全国から集まる若い弟子達と共に作陶する。
とある。親方が4名いるのか。。。私はどなたの作風が好きなのかな?

下の記事を見てみると、私の家の中には4名それぞれの作品があるようだった。
個性豊かな4工房の作品が一堂に会する『読谷山焼 北窯売店』(外部リンク)
北窯のinstagram(外部リンク)

おんなの駅「なかゆくい市場」
さて、癒やしのポタリングもそろそろ終わり。国道58号線をビューンと走っておんなの駅へ戻ります。

晩ご飯のおかずを買うために「なかゆくい市場」に立ち寄った。青パパイヤとカツオの刺し身を購入。ヨナハ食品のちぢれ麺というのが気になったのでまた立ち寄ることに(翌々日に入荷予定)。
小腹も空いたので、薬膳スパイスカレーのお店でタコスを補給。明るく元気なお姉さんが注文を受けてくれた。


残波(比嘉酒造)
クルマにじてんしゃを積み込んで、泡盛の調達に嘉酒造へ。
比嘉酒造は読谷村に本社を置く酒造メーカー。泡盛の「残波」が有名。私はここの残波プレミアム14年古酒が大好きなのだ。少し値は張るが、他の14年以上の古酒よりも安いし美味しいのでいつも買っている。
コンドミニアムで夕飯
食材も酒も揃ったところで宿に戻って夕飯の支度。この夜のメニューは沖縄の定番料理パパイヤイリチーとカツオのカルパッチョ。

青パパイヤに含まれる栄養素とその効能
青パパイヤは、ビタミンAとCを豊富に含み、これらのビタミンは強力な抗酸化作用を持ち、免疫システムの強化や肌の健康維持に寄与するらしい。
また、カリウムは血圧の調整に役立ち、パパイン酵素は消化を助けるとともに、脂肪やタンパク質の分解を促進する。
これにより、青パパイヤはダイエットや消化不良の改善に役立つとされているのだ。さらに、青パパイヤには抗炎症作用もあるため、慢性的な炎症を抑える効果も期待できるそうだ。

沖縄のかつお刺身
新鮮な旬のかつおを使った伝統的な料理であり、醤油やポン酢に加えて味噌で食べたり、血合いを落とさずに皮を残して食べるなど、地域独自の食べ方がある。特に宮古島や石垣島では、漁港で獲れたばかりの新鮮なカツオを刺身で味わえる。
まとめ
沖縄ちゅら道ポタリング (13)では、残波岬や読谷村の西海岸を訪れ、癒やしの景色を見ました。また、やちむんの里では、大好きな陶器を眺めて、泡盛用のタンブラーを買えました。最後におんなの駅では、夕食の食材も買えました。
沖縄には、本土にはない独特の自然や文化があり、そうした場所を訪れて景色やモノを楽しんだりすると、気持ちが癒やされる。じてんしゃでポタリングすればカラダもよろこぶ。

















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