8-09:伊芸ビーチ

沖縄ちゅら道ポタリング(8)億首川マングローブ〜やちむんの里

じてんしゃで沖縄の美しい道を走るシリーズ記事、沖縄ちゅら道ポタリング。(8)はマングローブの林がある億首川河口から読谷村やちむんの里まで走った。(2022/10/14)


撮影ポイント付きルートマップ

走ったルートは下図の赤いライン(27.5km)


ブセナを出発

この日は、滞在したブセナから読谷村への移動日。すべての行程をクルマで移動したら面白くないので、国頭郡金武町にある億首川のマングローブからやちむんの里までじてんしゃで走ることにした。距離は27.5km。

8-01:ブセナビーチ
8-01:ブセナビーチ

一泊だけ滞在したブセナの高級リゾートはなかなか居心地が良かったのは言うまでもないが、相棒のバイクフライデーも、ホテルのバックヤードで保管してもらえるという高待遇を受けていた。

バイクススタンドが用意してあるところもちゃんとしている。高級ホテルは壁に自転車を立てかけることなどしないのだ。

8-02:ザ・テラスクラブ アット ブセナ
8-02:ザ・テラスクラブ アット ブセナ

億首川マングローブ

さて、まずはブセナを出発して名護市から国頭村の金武町までレンタカーで移動する。そして億首川の河口をポタリングの出発点とした。

8-03:億首川河口
8-03:億首川河口

河口から上流部へ走ってみると、すぐにマングローブ林が現れる。このマングローブ林は、カヤックで見て回ることができるようだ。

8-04:億首川展望デッキ
8-04:億首川展望デッキ

私はじてんしゃだったが、川沿いに整備されていた遊歩道とデッキを使ってマングローブ林のすぐ近くまで行くことができた。

8-04:億首川展望デッキ
8-04:億首川展望デッキ

億首川のマングローブについて、金武町の観光情報には以下のように紹介されている。

億首川マングローブにはオヒルギ、メヒルギ、ヤエヤマヒルギなど沖縄本島では植物の種類がもっとも多いと知られていて、生物の多様性が高く貴重な自然環境があることから観光省の「日本の重要湿地」として選定もされている。

金武町公式観光情報
8-05:億首川のマングローブ林
8-05:億首川のマングローブ林

マングローブとは海水と淡水が混ざり合う「汽水域」に生える植物の「総称」のようだ。熱帯域で見られるこの植物は、鹿児島県種子島が北限になっていて、それより北に自然のマングローブはないらしい。

8-05:億首川のマングローブ林
8-05:億首川のマングローブ林

マングローブの最大の特徴は何といっても、大地にしがみついたような根だ。

また、マングローブは塩水を濾過する仕組みを持っていて、塩分を葉の一部に貯めて落葉させる種類もあるようだ。以前テレビの番組で見て知った。


国道329号線 金武バイパス

亜熱帯独特の自然であるマングローブ林を観察したあとは、読谷村へ向かう。まずは、農道を走って金武バイパスへアクセス。

8-06:金武の農道
8-06:金武の農道

金武バイパスへ出たあとは、ひたすら高速巡航する。高速といってもミニベロだから30km/hほどだが(笑

8-07:国道329号 金武バイパス レッドビーチ近く
8-07:国道329号 金武バイパス レッドビーチ近く

バイパスの北側に並行していた国道329号線の本線に合流するあたりまで来ると、海が見えてくる。

8-08:国道329号 金武バイパス レッドビーチ近く
8-08:国道329号 金武バイパス レッドビーチ近く

海岸にはレッドビーチと呼ばれる在日アメリカ軍の訓練場があった。

国道329号線との合流地点からは、しばらくは眺めの良い海岸線を走ることになる。

8-08:国道329号 金武バイパス レッドビーチ近く
8-08:国道329号 金武バイパス レッドビーチ近く

伊芸ビーチ

国道329号線を走っていると、道路脇にビーチがあるという表示が出たので立ち寄ってみた。

国道から1本海沿いに入った道に、伊芸海浜公園の下り口があり、その先に伊芸ビーチが広がっていた。白い砂浜が続くなかなか景色の良いビーチだ。遊泳もできるみたいだったが誰も泳いでいなかった。

8-09:伊芸ビーチ
8-09:伊芸ビーチ

国道に戻り、目的地へ向かう。329号線は平坦で単調だが交通量が少ないのでじてんしゃでは走りやすい。金武町屋嘉を通過。

8-09:国道329号線 屋嘉
8-10:国道329号線 屋嘉

県道73号線で西海岸へ

うるま市石川に入り、沖縄本島が最も括れている所で西海岸へ移動する。使った道は県道73号 石川仲泊線だ。

8-11:県道73号 石川仲泊線 伊波
8-11:県道73号 石川仲泊線 伊波

県道73号 石川仲泊線は、沖縄県うるま市石川と国頭郡恩納村仲泊を結ぶ3.7kmの県道。あっという間に沖縄本島を横断できる。

8-12:県道73号 石川仲泊線
8-12:県道73号 石川仲泊線

おんなの駅 なかゆくい市場

仲泊には定番となっている補給地点があるので立ち寄る。この日は、かなちゃんパーラーのカレーライスをいただいた。

かなちゃんパーラーのカレーライス
かなちゃんパーラーのカレーライス

デザートは、三矢本舗のポーポードッグだ。

8-13:おんなの駅 なかゆくい市場
8-13:おんなの駅 なかゆくい市場

おんなの駅 なかゆくい市場は、よくある道の駅のようだが歴とした市場。沖縄の野菜や果物、特産品、お土産などを売っている。

8-13:おんなの駅 なかゆくい市場
8-13:おんなの駅 なかゆくい市場

補給後は、国道58号線を走る。西海岸の主要道路であるこの道路は交通量が多い。路肩も狭いところもあって緊張を強いられる。

脇道が合流する「親志」信号まで来たところで警察官が交通整理をしていた。赤色灯を点灯したパトカーも見えた。

クルマ5台ほどの事故だった。1台はひっくり返った状態で大破していた。他の車も元の形状がわからないほど壊れてしまっていた。

私は歩道に移動してしばらく自転車を押して歩いた。

そして考えた。「信号のある交差点でなぜあのような事故が起こるんだろう」と。

8-14:国道58号線 恩納村山田
8-14:国道58号線 恩納村山田

やちむんの里

事故のあった交差点から僅かな距離でやちむんの里に着いた。コーヒーを飲んで気持ちを落ち着ける。

8-15:やちむんの里 Clay Coffee & Gallery
8-15:やちむんの里 Clay Coffee & Gallery

読谷村のやちむんの里は、複数の陶芸作家が工房を構えていて作品を購入することができる場所。ちなみに「やちむん」とはウチナー(沖縄の人)の言葉で陶器の事。

8-16:やちむんの里 登り窯
8-16:やちむんの里 登り窯

この日の目的は、最近ハマっている泡盛古酒を呑むための陶器のグラスを購入すること。

8-17:やちむんの里 ギャラリー玉元
8-17:やちむんの里 ギャラリー玉元

いくつかの窯元の販売所を見学したら、ちょうど好みのものを見つけたので購入した。

8-17:やちむんの里 ギャラリー玉元
8-17:やちむんの里 ギャラリー玉元

億首川から読谷村やちむんの里まで走ってみて

沖縄ちゅら道ポタリング(8)では、億首川の河口から読谷村やちむんの里まで走ってみました。東海岸は国道329号線、東海岸から西海岸へは県道73号線、西海岸は国道58号線を使って移動しましたがどれも沖縄らしい景色を感じられるちゅら道でした。

事故現場に遭遇した国道58号線は、場所によって気をつけないと危ない道であることも再認識しました。

さて、次はどこを走ろう。


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