一度は乗ってみたいローカル線として鉄道ファンには有名な「五能線」。車窓から日本海の絶景を眺めることができる鉄道として人気がある。その五能線に乗って青森から秋田にかけて、じてんしゃ旅をしてきた。(2)は、鰺ヶ沢〜男鹿半島の記録(2019/07/14)
目次
アクティビティ
赤いラインが鉄道輪行、青いラインが実走した軌跡です。緑の数字が撮影ポイントです。
7月13日(土)新青森〜鰺ヶ沢 奥羽本線・五能線・津軽鉄道 63km走行
7月14日(日)鰺ヶ沢〜能代市 五能線 51km
7月15日(月)能代市〜秋田市 男鹿線 32km
サイクリングと鉄道輪行を組み合わせたプランを計画
この日は、五能線の輪行とサイクリングを組み合わせて鰺ヶ沢から男鹿半島までの旅。鉄道と自転車をどう組み合わせるかが悩ましかった。五能線は始発から終電まで8本しか運行されていないので、時間をうまく合わせないと目的地までたどり着かないからだ。
鰺ヶ沢駅の時刻表(東能代方面/休日)
時刻 | 分 | 行き先 |
---|---|---|
6 | 09 | [普通]東能代行 |
8 | 33 | [快速]東能代行 |
9 | 55 | [リゾートしらかみ]秋田行 |
11 | 50 | [普通]深浦行 |
13 | 58 | [普通]深浦行 |
15 | 36 | [リゾートしらかみ]秋田行 |
17 | 53 | [普通]深浦行 |
20 | 15 | [普通]深浦行 |
十二湖の時刻表(東能代方面/休日)
時刻 | 分 | 行き先 |
---|---|---|
5 | 50 | [普通]岩館行 |
7 | 53 | [普通]東能代行 |
9 | 46 | [快速]東能代行 |
11 | 27 | [リゾートしらかみ]秋田行 |
15 | 05 | [普通]東能代行 |
17 | 04 | [リゾートしらかみ]秋田行 |
20 | 42 | [普通]東能代行 |
プランは2つあった。
プラン1は、鰺ヶ沢から自転車で千畳敷海岸と黄金崎不老ふ死温泉、十二湖まで海岸線をライド、そして十二湖駅から9:46の普通電車で能代まで輪行。10時半すぎに能代駅から男鹿半島まで50kmライドする。
プラン2は、鰺ヶ沢駅8:33発の快速電車で能代駅まで100kmの車窓の旅をして、10時半すぎに能代駅から男鹿半島まで50kmライドする。
プラン1は、もし十二湖駅で電車に乗り遅れたら150kmを自走しなければならないというリスクがあったのでチョイスしなかった。プラン2で行くことに。
宿で朝食を済ませ、電車の時間まで鰺ヶ沢をすこし散策。
穏やかな快晴の日本海を眺め、鰺ヶ沢駅に向かいます。
車窓から絶景の日本海を堪能
8:33 五能線の快速電車で鰺ヶ沢駅を出発します。
鰺ヶ沢には、クマゲラの生息地としてしられる世界自然遺産の白神山地がある。駅名標には、ブナの天然林がカラーで描かれている。
日本海の青と白神山地の山並みをイメージした白のツートンカラーの車輌に乗り込みます。
五能線の車窓から見える景色は本当に素晴らしいものでした。
以下スマートフォンで撮影した画像をご覧ください。
千畳敷
1792年の地震により隆起して出来た岩床の海岸。その昔、殿様が千畳の畳を敷き酒宴を催したといわれる岩棚が広大に続いている。
驫木(とどろき)駅
駅舎は木造で待合室のみという素朴さ。驫木という名前は、周辺の集落名で、由来は、波の音・瀬の音が轟き、3頭の馬も驚いたというところからだという。
ホームから見える夕日の方向を示した「夕焼け暦」と夕日時計がホーム北側部分に設置され、ホームから日本海に沈む夕日が眺められることで知られている。
深浦の海岸景観
行合崎
271種の植物相を持つ海岸草原地を有し、キャンプ場があるそうだ。
深浦駅の駅名標には、夕日が沈む日本海の景色が描かれていました。
艫作(へなし)駅手前の海岸線。黄金崎不老ふ死温泉が見える。
艫作駅で途中下車してこの温泉に立ち寄りたかったが、このあとの行程に支障が出るので諦めた。
森山海岸
汐ケ島手前の森山海岸の景色。日本海の荒波が削った奇岩が並ぶ。
白神岳登山口駅を過ぎたあたりの海岸。穏やかな景色だ。
大間越影の浜海岸
秋田県境へと連なる美しい砂浜の海岸。夏には海水浴客で賑わうらしい。
大間越駅を過ぎると、列車が一旦停止した。
どうやら絶景を楽しむために徐行運転をしてくれたようだ。
動画も撮影したので、ぜひご覧ください。
能代駅から男鹿半島まで走る
午前11時、能代駅に着いた。ここからサイクリングを開始する。駅前に食堂でもあれば何か補給ができると思っていたが、開いているお店が無かった。
どら焼きが売っている店が一軒開いていたが、まだ先に飯ものがあるだろうという甘い見通しで通過してしまう。ところがシャッター通りのようになった商店街を抜けると、目の前には真っ直ぐな道と空だけになってしまった。
Googleマップで、食事にありつけそうなお店を検索すると、イタリア料理点がヒット。早速お店に伺うと「ご予約のお客様で満席です」とのこと。無念。
大潟村を左に見ながら進む
空腹のまま真っ直ぐな県道101号線を前進する。このあたりから左手が大潟村になる。
村の全域は、かつて日本で2番目の面積を誇る湖沼であった八郎潟を干拓して造った土地。
もともと八郎潟があった場所なのでまっ平らだ。
男鹿半島に向かう海岸線は、年中風が強いのだろう。風力発電の風車がたくさんあった。
13時過ぎにようやくレストランを見つけ補給ができた。
男鹿半島北部の海岸線
真っ白な砂浜の五里合海水浴場や男鹿中浜口などがある海岸線を走ると、男鹿半島の北部にある男鹿温泉郷に到着した。
五能線じてんしゃ旅二日目は、男鹿観光ホテルに宿泊。
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