初めて開催された大江戸じてんしゃ三昧は、「ツールドみなとく〜坂三昧」と言う名称で開催されました。総勢14名の参加者は全員無事完走(2009/09/30)
ブログ「走れ銀座まで!BD-1で自転車通勤」から転載
目次
ツールドみなとく〜坂三昧 概要
- 開催日:2008年9月21日(日)
- 集合時間:9時集合 9時30分出発
- 集合場所:永田町2丁目・山王日枝神社前
- ルート:下図
ルート
参加者
Kaccinさん、tokyo_food_150さん、ヨコヤマさん、アオキさん、ゲンさん、ノブさん、テッチャンさん、シンさん、じゃまさん、こみゅ、H先輩、すーさん、ダイクーさん。
アクティビティ
午前9時過ぎに永田町の山王日枝神社をスタート。走り出して760m、いきなり激坂が現われました。
三分坂

【三分坂】急坂のため、通る車賃が銀三分(さんぷん・百円余)増したためという。坂下の渡し賃一分に対していったとの説も。
みなさん、まだたっぷりと「足」が残っていますのでスイスイと上ります♪
円通寺坂 稲荷坂 転坂 氷川坂 南部坂
赤坂サカスの裏手にまわると今度は、円通寺坂の上りです。

【円通寺坂】元禄八年(一六九五)に付近から坂上南側に移転してきた寺院の名称をとった。それ以前に同名の別寺があったともいう。
稲荷坂を下り、そして段々の転坂と氷川坂を上って、
南部坂は下ります(フ〜ッ)。
六本木通りを渡り、虎ノ門エリアに入ります。
すぐにゆるい上りの榎坂があり、アメリカ大使館横の霊南坂を上り、
激坂・江戸見坂を下ります。
江戸見坂 霊南坂
ここでゲンさんから提案が。
「江戸見坂を上り返しましょう♪」
いいですよ。受けて立ちましょうね、みなさん。私は撮影するために頂上で待ってますけど。

【江戸見坂】江戸の中心部に市街がひらけて以来、その大半を眺望することができたために名づけられた坂である。
わざわざ江戸見坂を上り返し、そして霊南坂を下り返し、汐見坂へ向かうおかしな集団。

【霊南坂】江戸時代のはじめ高輪の東禅寺が嶺南庵としてここにあり、開山嶺南和尚の名をとったが、いつか嶺が霊となった。
【汐見坂】江戸時代中期以前には海が眺望できた坂である。南側に松平大和守(幕末には川越藩)邸があって、大和坂ともいった。
23区内最高峰の愛宕山

桜田通りを越え、愛宕・芝エリアへ入りました。ここには自然の山としては23区内最高峰の愛宕山(25.7m)があります。えぇ、通過するわけには参りませんね。
頂上の愛宕神社に着くと、空から雨粒が落ちてきました。空の様子を伺いながら、休憩します。

綱の手引坂 綱坂 日向坂
再び走り出し、桜田通りに乗って赤羽橋を通過し三田方面へ。ここからは坂が連続します。まずは、綱の手引坂。そして綱坂、日向坂。

【綱の手引坂】平安時代の勇士源頼光の四天王の一人渡辺綱にまつわる名称である。姥坂(うばざか)とも呼んだが、馬場坂との説もある。
【綱坂】羅生門の鬼退治で有名な平安時代の武士渡辺綱(わたなべのつな)が付近に生まれたという伝説による。
【日向坂】江戸時代前期、南側に徳山藩毛利日向守の屋敷があった。袖振坂ともいった。由来は不明である。誤ってひなた坂とも呼んだ。
麻布十番商店街で補給
日向坂を下りニ之橋に出たところで、補給タイム。麻布十番商店街に吸収されます。人数が多いこともあり、適当に散って補給します。私はゲンさんとダイクーさんとKOOTSへ。

安全寺坂 蛇坂 幽霊坂 魚籃坂
続いて登場するのは安全寺坂と蛇坂、幽霊坂に魚籃坂。何となく名称が不気味です。

【安全寺坂】坂の西に江戸時代はじめ安全寺があった。誤って安珍坂、安楽寺坂、安泉寺坂などとも書かれたことがあった。

【蛇坂】付近の藪から蛇が出ることがあったためと想像されている。
【幽霊坂】坂の両側に寺院が並び、ものさびしい坂であるためこの名がついたらしいが、有礼坂の説もある。幽霊坂は東京中に多く7か所ほどもある。
【魚籃坂】坂の中腹に魚籃観音を安置した寺があるため名づけられた。
桑原坂 日吉坂 天神坂 青木坂

桑原坂、日吉坂、そして天神坂を走ります。このあたりから、雨の降りが本格化してきたので三光坂、蜀江坂をパスしてルートをショートカットし麻布山エリアに入ります。
通勤で毎日上る青木坂にやってきました。ここでみなさんに注意を促します。
マンホールは滑りますよー
が、時すでに遅く、坂の中腹でkaccinさんが転倒!

幸い大きなケガが無いようなのでホッと胸をなでおろしました。後で聞いたら、ヨコヤマさんも転倒したとのことでした・・・やはり雨天の坂道は危険です。
一本松坂 暗闇坂
ハプニングもあったので、さらにルートをショートカットします。
南部坂、木下坂、狸坂をパスです。
狸坂をこの天気で走ったら、大勢が転倒して大変なことになっていたと思う・・・
一本松坂、暗闇坂を下り麻布十番に戻ってきました。昼食タイムです。
【一本松坂】源経基(みなもとのつねもと)などの伝説をもち、古来植えつがれている一本松が坂の南側にあるための名である。
【暗闇坂】樹木が暗いほどおい茂った坂であったという。以前の宮村(町)を通るため宮村坂ともいった。

前日のノブさんとの試走で決めていた「更科そば」が混雑のためは入れず、かつ観光客が多いためどこも入れそうにありません…幹事ピンチ!
しかたなく鯛焼きでつないでもらってゴールすることに。ここでkaccinさんが離脱。昼食抜きでゴメンナサイ
狸穴坂 鳥居坂 芋洗坂

降りがさらにひどくなってくるなか、狸穴坂、鳥居坂、そして芋洗坂を走り表参道に急行します。14時少し前に表参道にゴール。
【狸穴坂】まみとは雌タヌキ・ムササビまたはアナグマの類で昔その穴が坂下にあったという。採鉱の穴であったという説もある。
【鳥居坂】江戸時代なかばまで坂の東側に大名鳥居家の屋敷があった。元禄年間(一六八八〜一七〇三)ごろ開かれた道である。
【芋洗坂】正しくは麻布警察署裏へ上る道をいったが, 六本木交差点への道が明治以後にできてこちらをいう人が多くなった。
芋問屋があったからという。
サイクリングにまつわるミーティングも同日開催
ミーティングは予定より1時前倒して開始。アーバンエコロジー東京のベンさんも合流し、大変盛り上がりました。
特にゲンさんのドイツをBD-1で1500km走ったレポートが圧巻でした。自転車を取り巻く環境がここまで日本と差があることに一同がく然となってしまいました。
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