スイスモビリティ〈その2〉ルツェルン〜インターラーケン詳細レポ


2009年、晩秋のスイスを走ってきました。詳細レポ、〈その2〉です。スイス二日目はルツェルン〜インターラーケン間を走りました。「スイスモビリティ」とは、サイクリングやハイキングなどのアクティビティを組み合わせて楽しむスイスの旅のスタイル。今回は自転車、鉄道、バス、船を組み合わせてスイスの魅力を堪能してきました。(走れ銀座まで!BD-1で自転車通勤より転載






旅支度

21日は6時前に起床。シャワーを浴びて7時に朝食を済ませ、9時にホテルを出発。天候は曇り。

ユースホステルの朝食。必要がないと言うことでフォークは用意されていません。
3人の装備。これにネック&イヤーウォーマーがつきます。日本の真冬の装備
ホーフ教会

いよいよスイスを走る

市内を少し観光して午前10時、インターラーケンへ出発。

カベル橋

前回紹介したスイスを楽しむ新しい旅のスタイル、スイスモビリティ。中でも人気のサイクリングは、スイス国内にある総延長距離8,500kmにもおよぶルートが用意されているので行き先に迷うほど。今回はスイスに土地勘のあるしんさんにルートを選んでいただきました。

命綱である標識

ルートには2種類あって、日本での県などに当たる「カントン」という行政区分を超えるルートをナショナルルート、それ以外の場合で45キロメートル以下はリージョナルルートとしているそう。合計169ルートも設定されているとか。道を走っていれば必ずこのルートを示す標識に出会うので、標識をたどっていけば、バラエティ豊かなルートを楽しむことが出来るというわけですね。この日はまず、ルート9を使います。

ルツェルン湖畔

左手にルツェルン湖を見ながらルート9を南下していきます。ルート9はナショナルルートですが、交通量の多い国道のようなところを走るわけではありません。むしろ、車が少なく景色を楽しめる道路を走るように設定されていました。

ループする交差点と自転車専用の標識

ヨーロッパの交差点はこのように真ん中に植え込みのようなものがあって、畔時計に回るようになっています。左折したければ270度回るわけです。日本のように直進車と右折車が正面衝突することは無いわけです。

ルツェルン湖もまもなく終わり
唯一の陸路

トラブル続出

そろそろルツェルン湖が終わり、アルプナッハ湖へさしかかる頃、道が通行止めになってしまいました。迂回する道を探そうとしますが地図を見ると左は湖、右は山なのです。さて困りました。

ツーリストインフォーメーションはシーズンオフのため閉鎖中

人に道を尋ねることにします。たまたま見つけたツーリストインフォーメーションは、シーズンオフのため閉鎖中とのことでしたが駐在の人は親切に対応してくれました。彼女の情報はいたってシンプル。

・崖が崩落しているので道路は通行止め
・先に進むにはフェリーか電車しか方法はない

迷わずヘルギスヴィール駅からアルプナッハシュタット駅まで電車輪行を選択。その模様は以下の動画から。

アルプナッハ湖

一駅輪行してアルプナッハ湖側へ着きました。道路が閉鎖ということで、電車の運賃およびバイク持ち込みは無料でした。

川を渡れないと先に進めない

アルプナッハに着くとまたもや問題発生。今度は橋の工事によってルート9が分断されてしまいました。工事現場の人たちは腕を回して、「川の下手から回れ」と言っていましたが、たまたますれ違った老夫婦の情報を元に川の上手から迂回をすることに。しかしこれが大失敗。行く手が石がゴロゴロしたダート道になってしまいました。

頑丈なクロスバイクでサイクリングをする老夫婦

仕方がないので来た道をだいぶ戻ってみますが、こちらも道は開けず・・・。結局、工事現場の人たちの指示に従って道を探すと、ものの5分で迂回路発見・・・orz 旅先で人の言うことはよく聞きましょう(反省)

最初の試練

上り道

ということで上りが始まりました。上り切るとまたもやルートを外れたことに気づきます。しかし、ルート9に戻るには今上った坂道を下って同じ斜度を上り返さないといけないことが地図に示されています。

ここで、スイスのサイクリングマップの紹介。スイスのサイクリングマップは、スイスのサイクリングルートを17区分し17冊あります。(一冊約2500円)マップ上には上りの斜度を表す矢印、見どころ、歴史、ホテルなどが記入されています。非常に便利ですが言語がドイツとフランス語・・・せめて英語があればかなり使えると思われます。

ラインの色は路面の状態(赤は舗装路、緑はマウンテンバイクルート)。矢印は坂の厳しさ度合い、3本は激坂。

珍客に飼い犬もびっくり

上り返しは嫌なので、迂回するルート85を前進します。ところどころ道に迷いますが、「困ったら人に聞け」作戦で切り抜けます(^^;

のどかな村、アルプナッハ
二桁の数字のルートはリージョナルルート(県をまたがない短いルート)
ザルナー湖

スイスでの補給

午後1時20分、ザルナー湖畔で昼食にすることにしました。スイスには日本のようにコンビニなどないので、補給食はあらかじめ町で買って背負っておく必要があります。この時は、朝、COOPで購入したパンとハムとチーズ。それからリンゴひとつ。飲み物はボトルの水です。

静かなザルナー湖。風はない。
スイスのハムとチーズはうまい。パンは堅め
左につづら折りの坂道が見える・・・

初のヒルクライム!

さぁ、後半戦は1000mの峠へのアタックです。といっても現在地がすでに標高500m近くあるので、500mの上りです(^^;

微妙に計算が違うような・・・

はい、やってきました。12パーセントッ!

そうそう、しんさん、無理せず歩きましょ(^^

一気に標高が上がり、目の前に走ってきた風景が広がります。
ルンゲラー湖に出ると、道はダートに変わりハイカーがたくさん歩いていました。スイスの人はハイキングが好きなんですね。

ルンゲラー湖畔のルート9
補給ポイント

スイスには所々このように、軽食や飲料水の自動販売機があります。見つけたら、即、ボトルの水を補給。ちなみにコーラ500mlが300円くらいです。

ルンゲラー湖を見下ろす
最後の長い上り

いよいよ最後の上りです。峠に近づくと風が生ぬるく、そして強くなってきました。ブリューニッヒという峠は標高が1007mでした。

ブリューニッヒ峠

初のダウンヒル!

ここからはインターラーケンまで一気に下ります。ダウンヒルの模様は以下の動画をご覧ください。

ブリエンツ湖の端に到着。チューリッヒやルツェルンのような寒さはありません。暖かいところです。峠をはさんでこんなにも気候が違うのかと驚きますが、スイスではよくあることらしいです。

ブリエンツ湖

インターラーケン

インターラーケンに着きました。ファストバゲージで輸送している荷物を受け取る時間が迫っています。

インターラーケン・オスト駅とブリエンツ湖

午後5時45分、インターラーケンウェスト駅に到着。トランクをピックアップしてホテルにチェックイン。

24時間のコインランドリー

洗濯をして、ビールを飲んで食事をしたらあとは寝るだけ・・・

RUGEN BREW

走行距離:98.2km
平均速度:17.1km/h
最高速度:64.8km/h
走行時間:約8時間(グロス)

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