2014年6月、スイスを自転車で旅行しました。「スイス・アルペンパノラマルートを行く」では、その準備から旅行の記録を掲載しています。第4回目は飛行機の輪行について紹介。
飛行機輪行
スイスを自転車で旅行するために、今回も日本から自転車を輸送しました。大切な自転車を確実にスイスまで運ばなければ、この旅行が成り立たないのでけっこう重要な作業です。
知らない人もいるかもしれないので説明すると、「輪行」とは、自転車を分解して輸送機関で運ぶことです。日本国内であれば、無料で輸送できますが、国際線の場合「特殊手荷物(スポーツ用品)」として有料で輸送します。料金は120CHF(約15,000円)で、事前に予約が必要です。
スイスインターナショナルエアラインの「スポーツ用品の特別超過手荷物料金」を見る
自転車を分解して空輸するには、様々な方法がありますが今回私が選んだのは、ダンボール紙で養生して一般的な輪行袋に入れる方法です。コンパクトで軽く、持ち運びやすさを優先しました。
こんな感じ
チェックイン時に、天地を指定するステッカーを貼ってもらいました。
重量は12.7kg。スイスエアーは32 kg まで預かってくれるので余裕でした。
セキュリティチェックは通常の場所とは離れたところで行います。
ちなみに下の画像の手前に写っている段ボール箱は、一緒に行ったメンバーが預けたもの。自転車を分解せず、タイヤを外してそのまま梱包しています。大型ですが、重量さえオーバーしなければ、「特殊手荷物(スポーツ用品)」として輸送してくれます。
手荷物を預け、身軽になったところでしばらく食べられなくなる日本食をお腹に流し込み、そして、搭乗時間まで暇をつぶします。
搭乗口でこれから乗り込むスイスエアーの機体を眺めていると、預けた自転車の積み込みが始まりました。
望遠レンズで観察すると、預けた自転車はコンテナに横積みされること無く、指定した天地が守られたまま入っていました。よかったよかった(^^
矢印のあたり
安心したのもつかの間、コンテナの自転車はベルトコンベアーに乗せられて機体の貨物室に運び入れられました。「特殊手荷物(スポーツ用品)」は、丁寧に扱っている、という印象を受けました。
スイスインターナショナルエアーラインで空の旅
さて、いよいよフライト。空の旅を楽しみます。
牛飼いのイラストが描かれたビールを飲んでプリュッツェルをポリポリ♪
スイスに存在する26のカントン(canton)と呼ばれる州のマークが、ラベルに入ったスイスワインもいただきました。
そして、成田を出発して約13時間、快晴のスイスの玄関口、チューリッヒ空港に到着しました。
預けた自転車も無傷で無事回収できました。
続く
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