暑かった残暑が過ぎ、季節は10月に入ってようやく自転車のシーズンが到来。12日は名栗に行ってきました。
ルート
名栗にはいろいろなアプローチ方法があるが、今回は輪行で飯能入り。飯能からのルートは以下のとおり。
飯能〜山伏峠
まずは、飯能駅から名栗川にそって県道70号線で上名栗方面へ向かいます。飯能から上流部を名栗川と呼ぶらしいのですが、実はこれ入間川。川の両側は低い里山になっており渓谷にそって走るのは気持ちがいい。この日の午前10時過ぎの気温は28度。暑くはないけれど涼しくもない微妙な温度。
1時間ほど走ると山伏峠への上り口に到着した。ここから山伏峠まではTTコースになっているらしく、たくさんのヒルクライマーがいた。ほとんどは大学生のようだった。
僕はTTなどせずにのんびりと峠道を楽しんだ。途中、何人かクライマーが対向車線を降りてきたが、彼らはあともう2本、いや3本ぐらい上るのかもしれない。入り口から峠までは、標高差280m、平均勾配6.8%しかないので若ければ2〜3本は可能だ。
この山伏峠までの青梅秩父線は、路面がなめらかなのでとても走りやすい。しかも交通量がほとんど無く静かなので、自分の走りに集中できる。
しかも南斜面なので陽があたり明るい。木々に陽光が降り注ぎ奥行きのある視界を作ってくれるので、走っていて飽きることがない。
そんな景色を楽しみながら上っていると、ほどなくしてピークに着く。僕の後ろを走っていた大学生はピークで足をつかずそのまま上ってきた道を下っていった。きっと彼にとっては、ピークで過ごす時間は無駄なのだろう(汗
山伏峠〜正丸峠
20〜30m下って、60mくらい上ると今度は正丸峠に着いた。名栗はこのように手軽にパスハンティングを楽しめるところでもある。ここにもチーム練習らしき集団がいた。みな山伏峠の方へ下っていった。
正丸峠〜刈場坂峠
次に向かったのは、刈場坂峠。一旦250mほど下って、国道299号線の正丸トンネル入り口から平均勾配8%の林道を430m上る。ここは結構きつい。
午後1時、標高818mの刈場坂峠に到着。快晴だったので、峠の北側に広がる関東平野のすばらしい眺望を楽しむことができた。
刈場坂峠には、移動販売車による休憩所がありサンドイッチやコーヒーを補給できる。僕は背中に入れてあった大福を食べたがのどが渇いていたので、ざくろジュースと柿をいただいた。ざくろジュースはとても酸っぱくて疲れた体に染み込んだ。
刈場坂峠〜顔振峠
さて、ここからどうしようと考えたわけですが、きた道を戻っても能がないので、奥武蔵グリーンラインを走ることに。いつもとは逆に走ってみるのも違う景色を楽しめるかもしれない、という期待を込めてみました。
期待は裏切られることはなかった。むしろ、刈場坂から顔振峠に向かうほうが、陽の向きが良くて景色がくっきりと見えるのだ(時間にもよると思うが)。このあとは、檥(ぶな)峠、飯盛峠、傘杉峠、顔振峠と下り基調の奥武蔵グリーンラインを楽しんだ。
顔振峠から吾野へ下りたあとは、国道299号線で飯能まで走って輪行して帰京した。吾野から飯能までの国道299号線は道幅が狭く、センターラインにポールが立ててある箇所が断続的にあり、大型トラックに抜かされる時はヒヤヒヤする。ここはできれば走らないほうが良いだろう。
走行距離:68.8km 獲得標高:1220m
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