わたらせ渓谷鉄道に沿って紅葉を楽しむライド


群馬県桐生市の桐生駅から栃木県日光市の間藤駅に至る鉄道路線、わたらせ渓谷鐵道。そのわたらせ渓谷線に沿って紅葉を楽しむライドを企画しました。(2018/11/10)





ルート

日光駅を出発し、渡良瀬川に沿った国道122号と県道343号線を走り、新桐生駅に抜ける約70kmの行程。途中、国道122号線の旧道に入り、日足トンネルの上を貫いている細尾峠を越えるところが本ライドのハイライト。わたらせ渓谷鐵道の間藤駅、足尾駅などにも立ち寄ります。

東武日光駅スタート

この日ご一緒してくれたのは、しんさん。7時に浅草駅で待ち合わせ、東武鉄道で浅草から日光まで輪行でワープします。お弁当を買い込んで特急電車に乗り込み、揺られること約2時間。午前9時過ぎに東武日光駅へ到着しました。

東武日光駅を出発

この時期、紅葉狩りのマイカーで日光周辺は混雑していると予想していたが、意外と空いていた。いろは坂への分かれ道をすぎると交通量がぐっと減り、国道122号線は快適に進めた。

日足トンネルの手前に旧道への入り口があり、峠に向かって上り始める。徐々に勾配がきつくなるが、10%にも満たない。しんさんとおしゃべりしながら走っていたら、あっという間に細尾峠に着いてしまった。

この旧道は、足尾銅山発掘の始まりとともに往来が盛んになり賑わっていき、わたらせ渓谷鉄道の開通とともに衰退していったという。現在は、車が通行することもなく、時々我々サイクリストとハイカーが行き交うぐらいなのだろう。とても寂れてた道となっている。

細尾峠

細尾峠は全面舗装だが、ご覧の通り落葉で埋め尽くされている。松葉のような細いもの(松葉かもしれないが)が地面に積もっている。

この峠は静かだった。細い葉っぱが地面に落ちる「チクチクチクチク…」という音が聞こえるほどだった。

細尾峠からの下り道

さて、細尾峠を越えるとルートは下り基調となる。しばらく旧道の紅葉を楽しみ、再び国道122号線に出て間藤駅を目指す。

国道122号線の旧道と黄葉した山

わたらせ渓谷鐡道間藤駅

わたらせ渓谷鐵道わたらせ渓谷線の終着駅である間藤駅。鉄道路線の終着駅というのは、大抵、哀愁が漂うというか、何となく寂しい感じがするのだけれど、この駅は特にそう感じた。

間藤駅

たまたま、上り電車がホームに停車中だったので、車掌さんに撮影許可を得て車内を見学させてもらう。僕は鉄道車両に詳しくないが、この車両が年式が古く、長い間実際に使われてきたものだということは分かった。

渡良瀬渓谷鉄道の車内

車体はお世辞にもきれいとは言い難いが、あかがね色とうさぎのデザインが良い雰囲気を醸し出している。なお、わたらせ渓谷線は、ディーゼルエンジンによる気動車のようだ。wikipediaに詳しく載っている。

渡良瀬渓谷鉄道のシンボルマーク?

時間を忘れて車内外を見学をしていると、案内板に注視するしんさんが車窓の外に見えた。いけない、いけない。今日はサイクリングしているんだった、と我に返る。


足尾銅山跡

すでに周辺を把握しているしんさんの案内で足尾銅山跡に向かう。今回の行程で一番楽しみにしていたのは、この足尾銅山跡だ。足尾銅山跡は、国の史跡にもなっているところだが、その役割や歴史などについては長くなるので割愛する。こちらもwikipediaに詳しく載っている。

足尾銅山跡は独特の雰囲気だった。付近に町があって、建物はあるけれど人の気配がまったく無い。住宅には洗濯物が干してあり、駐車場には車があるので人は住んでいるはずだろうけど。きっと、遠景の古びた工場と大きな煙突が、町をそういう印象にしているのかもしれない。

川の向こうに小学校跡や労働者の碑があるということだったので、しんさんと見に行くことにした。

しかし、勾配10%以上の坂道が延々と続くので途中で引き返すことに。上り坂が辛いというのもあったが、「がんばって上った先に楽しい景色が無さそう」と言うのが、二人の意見。銅山跡を離れ、再び、国道122号線に戻る。


わたらせ渓谷鐵道足尾駅

足尾駅に着く頃には、とうに昼をまわっていてお腹がペコペコだった。コンビニのような商店を見つけたので、おにぎりやサンドイッチでもと思って入ってみたが、店内には見事に食料品がなかった。商品の陳列棚には洗濯洗剤と漂白剤がいくつか並んでいるだけ。。。諦めて走り出すと人だかりができたお肉屋さんを発見。ハムカツとコロッケを補給できた。

足尾駅のホーム上には、何かを待っているような感じの人が大勢いた。お目当ての列車でも来るのだろうか。

足尾駅

ホームには、また、あかがね色の列車が停まっていた。

足尾駅を後にし、再び走り出す。今度は橋の上にズラッと並んだカメラマンを発見。ここでも皆さん、何かを待っています。間もなく試写体が登場するんでしょう、全員カメラ前でスタンバイ状態。これはチャンス。我々も撮影に加わらせてもらいます。程なくして、トンネルから出てきた列車を撮影できました。

撮影後は、橋を渡って草木ダム湖の端から県道343号線を走る。細長い湖の向こう側には国道122号線が走っている。県道343号線はアップダウンがあるが、交通量が少なく静かな道。時々立ち止まって、湖に写り込んだ紅葉を眺めたりしながらのんびり走った。

ここは湖を展望するポイント。湖よりも紅葉した木がきれいだった。

草木ダム湖の端から、再び国道122号線に戻り、下り基調の道を進む。わたらせ線の始と発駅の桐生駅が近づくにつれ、道の両端にガソリンスタンドや飲食店があらわれ賑やかになる。ふたりともハムカツとコロッケしかお腹に入っていなかったのでなにか補給したかったがちょうどよいお店がなく、そのまま新桐生駅まで走ってしまった。

あいにく上り列車は出発したばかりで、つぎの東京方面行きは約1時間後。駅の売店で買ったビールを飲みながら、ゆっくりと自転車を分解して輪行袋に収め、わたらせ渓谷鉄道に沿って紅葉を楽しむライドは無事終了。次は、小山市側からアプローチするルートで訪れたい。

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