じてんしゃで沖縄の美しい道を走るシリーズ記事、沖縄ちゅら道ポタリング。(3)は、読谷村からおんなサンセット街道で万座毛を41km往復した(2022年6月)
目次
撮影ポイント付きルートマップ
下図のグリーンのラインが走ったルート。
輪行トラブル
2022年6月、再び沖縄・読谷村を訪れることになり、Bikefridayを飛行機とモノレール、路線バスで輪行した。
輪行中は特にトラブルもなくスムースに自転車を輸送できたが、現地でバイクを組み立てようとしたらホイールが驚くべき状態になっていた。
スキュワーを外してフレームに括り付けてあったフロントホイールのフォークを受ける部分がグニャリとに曲がっていた。
Bikefridayは、折りたたむ際にフロントホイールを外してフレームの外側に固定するため、ハブの端が輪行袋の一番外側になる。今回は飛行機輪行もあったのでダンボールで養生しておいたが、かなり強い衝撃が加わったのか、ダンボールにも穴が空いていた。
幸いこの部分は取り外しが可能だったので、元に戻すことができた。今後輪行する時は、紛失に気をつけなければならない。
おんなサンセット海道
午前10時少し前に読谷村を出発。長浜海岸に出て県道6号線を走り出す。
恩納村の宇加地から国道58号線に合流し、道の名がおんなサンセット海道となる。
おんなサンセット海道とは、沖縄県恩納村内の南北27キロ(宇加地〜名嘉真)の海沿いを走る国道58号線の愛称。
海に沈む夕日が美しい道として親しまれていることからサンセット海道と名付けられたようだ。
マリブビーチ?
真栄田岬を越えたあたりにマリブビーチという看板があったので立ち寄った。敷地内にはマリブハウスというレストランやショップなどが有り、施設を利用するとクルマを駐車できるらしい。ちょっとお邪魔してビーチで水分補給。
プライベートビーチが続く
仲泊までくると、おんなサンセット海道は海に面して景色が良くなる。
シーサイドドライブインの先にはムーンビーチ、サンマリーナビーチ、リザンシーパークビーチと次々にカタカナ名の砂浜の海岸が現れる。ビーチに面してホテルが建っているのでいずれも景勝地なのでしょう。ただ、プライベートビーチのため立ち入ることはできない。
谷茶
谷茶のあたりは付近に立ち寄る場所がないので道がスッキリしている。
やがておんなサンセット海道は、恩納バイパスへ合流する。万座毛はもうすぐだ。
万座毛
午前11時、万座毛に到着。万座毛の手前に新しい商業施設ができていた。
この施設は万座毛周辺活性化施設といい、2010年10月にオープン。万座毛周辺にあった売店が館内に移動し、飲食店なども入っている。施設は無料で利用できるが、万座毛を遊歩道から見学するためには100円の利用料が必要となった。
100円を支払い遊歩道から万座毛を見学。ところで、万座毛とはどんな意味だろうと調べてみると
【万座】万人も座する【毛】野原
ということだった。確かに広い場所だ。
施設を離れ万座ビーチ側から万座毛を眺めてみた。標高約20メートルの琉球石灰岩からなる絶壁は見事だ。
正午、万座毛を離れ来た道を戻る。お腹が空いたので仲泊のシーサイドレストランでハンバーガを補給。今回はフィッシュバーガーだ。
おんなの駅 なかゆくい市場
往路で寄ったコーストビュー仲泊のあたりに商業施設があったので寄ってみた。そこは、おんなの駅 なかゆくい市場といい、地域密着の巨大直売所だった。
また、直売所の周りには沖縄のありとあらゆるB級グルメのお店が軒を並べていた。さっそくサーターアンダギーを買って補給。しかし先ほどハンバーガーを食べたばかりなので、それ以上B級グルメを楽しむことができなかった。
今度はお腹を空かせて立ち寄りたい。
仲泊の歴史的遺構
なかゆくい市場のすぐそばに、遺構があったので立ち寄ってみた。
ひとつは、国頭方西海道。琉球王国時代に首里と国頭地方を結んだ西海岸沿いの道路だ。
恩納村が整備している歴史の道が現存するようだったが、自転車で通れそうもなかったのでスルーした。
(マップ:薄い緑色のラインが国頭方西海道)
ふたつめは仲泊遺跡。
縄文時代の四つの貝塚と洞窟、近世の石畳道からなる遺跡。当時の人々の生活を知るうえで重要な遺跡となっている。
復路では真栄田岬にも立ち寄った。青い洞窟があるこの岬はダイバーやスノーケリングする人で賑わっていたが、展望所は静かだった。少し休憩した後、読谷村に戻った。
今回は、おんなサンセット海道で読谷村から万座毛まで往復してみた。距離は40kmほどでアップダウンはそれほどないし、交通量も少なめなので気持ちよく走れた。このような沖縄のちゅら道をもっともっと探してみたい。
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