国道410号線は房総半島の背骨の道とも称され、海岸沿いから山間部を縦貫する道だ。山間部などでは、道が狭く国道というより林道のようなところもあるが、道路は滑らかで走りやすい。
アップダウンが多いので自転車で走るには少々の体力を要するが、のんびり走ればその起伏がかえって楽しい。ゴールデンウィーク初日ではあったが、交通量も少なくのんびりと走ることができた。
木更津までバスで輪行
品川からアクアラインバスで輪行して木更津へ。ゴールデンウィークということもあり少々渋滞していたので、予定より1本早いバスに乗ったのだが、15分遅れで木更津に到着。木更津で待ち合わせていたびんさんをお待たせしてしまった。
びんさんは横須賀から東京湾フェリーで金谷に上陸して、木更津まで40km走ってきていた。9時20分、木更津駅を出発。
田園風景から緑ゆたかな山間部へ
木更津駅からは、まず東に一般道を走ります。そして、東横田あたりから小堰川に沿うようにして田園風景の中を南下していきます。久留里を過ぎると11時を過ぎ、お腹もすいてきたので大坂信号を右折して「釜めし蔵」に立ち寄り大休止。五目釜飯を補給して再び国道410号線に戻る。
食後は山間部へ。410号線を一旦離れ、三島湖方面に進む。湖を横切ると、やがて道は林道となる。淵ヶ沢奥米線(ふちがさわおくごめせん)だ。
目的地へ急ぐなら国道410号線を走ったほうが獲得標高が少なくて楽かもしれないが、少々の上りが増えるくらいならぜひ遠回りして走りたい道だ。
ピークまでは、わずか200mの上りだが、まわりに高い山がないので眺望がよく、風通しも良い。この日の風は、カラッと乾いていて、上りでかいた汗がすぐに乾いたほどだ。また、とても静かな場所なので鳥の鳴き声がこだましていた。
2014年3月大雪後に走った時には、この先の下ったところで山が崩落していて完全に通行止めになっていたが、見事に復旧されていた。
大山千枚田へ寄り道
国道410号線に戻り再び南下すると長狭街道に出た。交差点手前の「菜の花とうふ店」でソフトクリームを食べて小休止する。一緒に走っていたびんさんが、「求めていた風景がこんな身近にあったなんて」と何度も口にするので、では、もっと素敵な場所にご案内するべきだなと思い、長狭街道を西へ進み大山千枚田へ。
夕方から用事があるというびんさんとはここでお別れし、ここからはソロで房総最南端を目指す。
長狭街道を国道410号線まで戻り再び南下し、南房総市に入ると安房グリーンラインに乗り換えた。この道もアップダウンがあり、少々体力が必要だが、この日のカラッとした陽気に助けられてあっという間に白浜に到着。距離97m、獲得した標高が1,234mのライドとなりました。
バーベキューと魚釣り
翌日は、弟と甥とバーベキューと魚釣りを楽しんだ。去年買ったユニフレームのバーベキューグリルとモンベルのタープがまた活躍してくれた。
魚釣りは、スーパーマーケットで買った適当な釣り竿と仕掛けでやったので、なかなか釣れなかった。
防波堤で意地になって竿を垂らしていたら、隣の人がちゃんとした仕掛けの竿を甥に貸してくれ、あっという間にウミタナゴが釣れた。新緑あざやかな房総半島をサイクリングして、バーベキューと魚釣りを楽しんだゴールデンウィークでした。
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