2-19:伊地林道 待避所の手前

やんばるの大国林道を断続的に縦走(2)6.8km地点から9.5km地点までと奥間林道・伊地林道

沖縄県の本島北部に広がるやんばる地域にある大国林道を3回に分けて縦走。(2)は大国林道の6.8km地点から9.5km地点までと奥間林道・伊地林道を走った(2025/12/27)

大国林道とは

大国林道は、沖縄県国頭郡国頭村与那(県道2号)から大宜味村大保(県道東大宜味線)に至る、全長約35.5kmの森林道路。沖縄本島北部やんばるの脊梁尾根(山々の背骨にあたる高い部分)の北西側を主に通過している。全線アスファルト道路。1993年度に開通した。

災害に伴う通行規制により走行ルートは切れ切れに

2024年11月に沖縄本島北部を襲った記録的な大雨により、国頭村の大国林道(広域基幹林道大国線)を含む林道は土砂崩れや道路の崩落で被災した。

今回は断続的に通行止め(下図レッドライン)となっていた大国林道を、走行可能な部分(下図ブルーライン)を走破するルートを計画した。(2025年12月時点)

走行ルートはブルーのライン
走行ルートはブルーのライン

ルートマップ(撮影ポイント付)

計画したルートは下図(1)から(4)。
※(3)は滞在予定に合わずスキップ

ルートラインの色走行距離獲得標高
(1)起点から5.7km地点までの区間と与那林道ブルー15.7km475m
(2)6.8km地点から9.5km地点までと奥間林道・伊地林道グリーン17.4km622m
(3)15.1km地点から19.9km地点までの区間オレンジ13.3km521m
(4)26km地点から終点までパープル28.2km764m

やんばるの大国林道を断続的に縦走

奥間林道を上って大国林道へ

前日の続きを走るため、まず、本島北部へクルマで移動。

1-25:ハレクラニ沖縄
1-25:ハレクラニ沖縄

道の駅ゆいゆいを起点に奥間林道で大国林道へアクセス。ルートは上図の(2)。

2-01:道の駅 ゆいゆい国頭
2-01:道の駅 ゆいゆい国頭

まずは奥間林道へつながる道を上っていった。

2-02:奥間林道へつながる道
2-02:奥間林道へつながる道

坂道の傾斜度合いを示す警戒標識はなかったが、10%を超える急勾配だ。

2-03:奥間林道へつながる道
2-03:奥間林道へつながる道

蛇行する急勾配が続いた。

2-04:奥間林道へつながる道
2-04:奥間林道へつながる道

奥間林道

奥間林道の起点に到着。

2-05:奥間林道の手前
2-05:奥間林道の手前

丁字路になっていて左折すると辺土名湖がある。直進して奥間林道へ。

2-06:奥間林道起点
2-06:奥間林道起点

途中、眺望が開けたところがあった。本部半島が見えた。

2-07:奥間林道の眺望
2-07:奥間林道の眺望

希少動物のロードキルを防ぐ標識

やんばる(山原)地域には、沖縄固有の希少動物がたくさん生息してる。動物たちは道路を横断することもあり、下図のように警戒標識が私たち道路使用者に注意を促していた。

2-08:ロードキルを防ぐ標識(ケナガネズミ)
2-08:ロードキルを防ぐ標識(ケナガネズミ)

奄美大島、徳之島、沖縄北部にのみ生息するネズミ科の動物で、国内で最も大きなネズミ。30㎝程度の長い尾の先端半分が白いことや、体に長い毛が生えていることが特徴。夜行性で樹上性が強く、木の実や昆虫類、カタツムリなどを主食としている。環境省

2-09:ロードキルを防ぐ標識(トカゲ)
2-09:ロードキルを防ぐ標識(トカゲ)

リュウキュウキノボリトカゲともいう。琉球諸島、台湾に分布。民家近くで見かけることもある。樹上棲。日陰を好む。危険を感じると螺旋状に木の裏側へ回り込むようにして逃げる。wikipedia

2-10:ロードキルを防ぐ標識(リュウキュウヤマガメ)
2-10:ロードキルを防ぐ標識(リュウキュウヤマガメ)

陸上の森にすむカメ。4~9月によく目撃されるため、この時期最も活動が活発であると考えられている。沖縄本島、久米島、渡嘉敷島のみに分布しており、本島ではやんばると本部半島のみで観察されている。ウフギー自然館

大国林道 6.8km地点から9.5km地点

345mの標高を克服して大國林道の起点から9.5km地点へ接続した。ここから、起点から6.8km地点へ逆走していく。「この先 崩落箇所あり 通行注意」という看板があるが、やや控えめな大きさだなので、注意すれば通行できるということだろう。

2-11:大国林道 起点から9.5km地点
2-11:大国林道 起点から9.5km地点

起点から7.5km地点のあたりにコーンが置かれていた。問題なさそうに見えたが、恐らくアスファルトの谷側は地面が無いのだろう。山側を通行した。

2-12:コーンが置かれた大国林道
2-12:コーンが置かれた大国林道
2-13:コーンが置かれた大国林道
2-13:コーンが置かれた大国林道

やんばるの背骨

大国林道は、沖縄本島北部やんばるの脊梁尾根(山々の背骨にあたる高い部分)の北西側を主に通過している。そのため、細かいアップダウンが連続する。

2-14:大国林道
2-14:大国林道
2-15:大国林道のアップダウン
2-15:大国林道のアップダウン

大国林道の起点から6.8km地点で伊地林道との交差点に到着。

今度は「通行止め」の看板とバリケードテープが貼られていた。前日確かめたが、1.2km先は道路が崩落しているのだ。この日の大国林道の断続的縦走はここまで。

2-16:大国林道 起点から6.8km地点
2-16:大国林道 起点から6.8km地点

伊地林道

大国林道の通行止め地点から伊地林道を下っていく。

2-17:伊地林道終点
2-17:伊地林道終点

全長5.78kmのこの林道も、前日の伊奈林道と同様、急勾配だった。

2-18:伊地林道
2-18:伊地林道

林道の幅は狭く、クルマが行き交えないので所々に待避所があった。

2-19:伊地林道 待避所の手前
2-19:伊地林道 待避所の手前

この日も、イノシシ避けの鈴をつけて走った。夜行性のイノシシはいないと思うが、気休め。

イノシシ除けの鈴
イノシシ除けの鈴

伊地林道を利用する車両が少ないためか路面が結構荒れていた。気をつけて通行しないと枝を踏んで落車する恐れがあった。

2-20:伊地林道
2-20:伊地林道

ジェットコースターに乗っているかのように急勾配が続く。

2-21:13%の下り急勾配
2-21:13%の下り急勾配
2-22:14%の下り急勾配
2-22:14%の下り急勾配

車廻し?

「車廻し」という標識が現れた。谷側に車両を退避させる道が作ってあり、クルマが行き交えるようだ。

車廻し
待避所や車廻しは駐車場ではありませんので、やむを得ない場合を除いて駐車しないで下さい。林道に関する注意事項(沖縄県)

2-23:伊地林道 車廻し
2-23:伊地林道 車廻し

伊地林道の起点に到着。水はけ用なのかバンプがあった。速度を落とさないとこちらも落車する。

2-24:伊地林道 起点
2-24:伊地林道 起点

国頭さばくいとカレー

伊地川河口にある伊地橋近くに出た。ここから国道58号線を南下して「道の駅ゆいゆい国頭」へ戻った。

2-25:国頭村伊地(国道58号線)
2-25:国頭村伊地(国道58号線)

道の駅の手間に、「国頭さばくいの地」というモニュメントがあった。「国頭さばくい」とは木遣り(きやり)歌のこと。

2-26:国頭さばくいの地
2-26:国頭さばくいの地

琉球時代に首里城を改修する際ための木材を、国頭地方の山々から伐り出して王府へ献上していたようだ。その際、人々が声をかけ合い音頭を取りながら歌ったのが「国頭さばくい」。歌や踊りは民俗芸能としても保存されている。

2-26:国頭さばくいの地
2-26:国頭さばくいの地

道の駅 ゆいゆい国頭の隣には、やんばる3村観光連携拠点施設もあり、観光情報を得たりフードコートで飲食もできる。

2-01:道の駅 ゆいゆい国頭
2-01:道の駅 ゆいゆい国頭

ランチは、ここでカレーを食べた。国頭村や大宜味村の「カラキ」(沖縄シナモン)を使用した自家製スパイスで作られたカレーはスッキリとした味わいだった。

curry sousui
curry sousui
距離:18.2km
獲得標高(上り):508m
下降標高:493m
最高勾配:22.3%
平均勾配:2.2%
移動時間:1:41hrs

滞在はM.Yomitan Nagahama

旅の後半は読谷村にある貸別荘のM.Yomitan Nagahamaに滞在。大きなキッチンがあって、スーパーで買ってきた地元の食材を調理できた。ここで食べて、泡盛呑んで、寝て過ごした。

M.Yomitan Nagahama

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