小径車BD-1でスペイン・アンダルシア地方を走った模様を紹介するシリーズ記事「BD-1とアンダルシアに行く」。本記事(6)は、夜明けのコルドバをポタリングした時の記録(2007/10/18)
目次
夜明けのコルドバへ
マドリッドからクルマで3時間、ドン・キホーテの舞台であるラマンチャ平原を南下してコルドバに着いた。ここはアンダルシア地方の玄関口。
コルドバでの仕事を終え、翌日、世界遺産のメスキータ周辺とコルドバ市内をBD-1で走ってみた。
朝6時半にホテルを出て、コルドバ市内のポタリングを開始。まずは、グアダルキビル川沿いに走ってみる。
スペインの日の出は8時半と遅いので、まだ街中は暗く何も見えない。明かりを求めて街中へ移動する。
コルドバは世界遺産のメスキータがある観光都市。道路はアスファルトのところが多く走りやすかったが、所々このように石畳のところもある。サスペンション付のBD-1なら問題ないが、サスペンションがない自転車では手首が痛くなりそうだ。
ラ・マルムエルタの塔 Torre de la Malmuerta
薄暗い道を走っていると、突如、遺跡が現れた。余計なものが見えない視界に古い遺跡が現れると自分が中世にタイムトリップしたような感じになる。城壁の見張り台だろうか。
ローマの神殿 Templo Romano
巨大な柱が並ぶ遺跡も現れた。古代ローマ時代に建造された神殿の一部のようだ。
通りから遺構を間近に見ることができるのは素晴らしい。
ロマノ橋 Roman Bridge of Córdoba
南へ移動して、グアダルキビル川が見える場所に着いた。ロマノ橋だ。太陽が上ってきて空が焼けてきた。
サン・ラファエル橋 San Rafael Bridge
グアダルキビル川に沿ってさらに南下すると、サン・ラファエル橋がある。この橋の上からコルドバのメスキータを見ることができる。朝焼けのいい景色が撮れた。
空が明るくなってきたので、急いでホテルに戻ることに。
メスキータ mezquita
メスキータのそばも通った。
メスキータは、スペインに現存する唯一の大モスク。イスラム教とキリスト教、2つの宗教が同居する世にも珍しい建築物だ。
建物内部のデザインが独特で、赤と白の縞模様で彩られた「メスキータの円柱の森」は、一度見たら忘れることはない。
花の小径
ホテルの近くにある「花の小径」にもちょっと寄り道。
「花の小径」は、メスキータ北部に位置するユダヤ人街にある。人が一人通れるくらいの細い道で、両サイドの壁に「花の鉢植え」が飾られている。
花からとても良い香りがした。
花の小径を見上げると遠くにメスキータが見えた。
走行距離:20km
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