小径車BD-1でスペイン・アンダルシア地方を走った模様を紹介するシリーズ記事「BD-1とアンダルシアに行く」。本記事(5)は、マドリッドの南に広がるラ・マンチャ平原を通過した時の記録。
A-4でアンダルシアへ
スペイン3日目、マドリッドを出発しA-4という道路でアンダルシア州の北側の玄関口コルドバを目指す。
このA-4のAは「Autopista=高速道路」のことで高速道路4号線。シンプル。
途中、ラ・マンチャ州を通過した。
「ラ・マンチャ」とは、マドリードの南に広がる平原で、風が強く標高の高い地域。「マンチャ」の名はアラビア語の「乾いた土地」に由来する。昔は風車で麦や家畜の餌を脱穀していたそうだ。
ミゲル・デ・セルバンテスの『ドン・キホーテ』の舞台にもなっている。
ドン・キホーテは、ラマンチャ地方のある村で暮らす男が騎士道物語に夢中になったあげく、物語と現実の区別がつかなくなり「遍歴の騎士」になろうと決意しドン・キホーテと名乗って農夫サンチョ・パンサを従え、やせ馬ロシナンテにまたがって世の中の不正を正す旅に出る物語。
コンスエグラに立ち寄り補給
車を走らせて2時間。給油のためコンスエグラという街に寄った。
ガソリンスタンドから見た景色には、草原以外存在しなかった。
我々も補給のため、この地方の郷土料理である「子羊のロースト」をいただく。
オリーブと塩とビネガーをかけただけの生野菜が美味しかった。
ちなみに後からわかったことだが、「茄子〜アンダルシアの夏」で登場人物が食べている茄子の漬物は、この地方のモノのようだった。
アンダルシアに入ってから、いろんな店で食べられないかと聞いてみたが、残念ながら置いている店はなかった。
再び高速道路を走り、シエラモレナ山脈の峠を越えるとアンダルシア州に入った。
シエラモレナ山脈の峠は、絶景過ぎて見とれてしまい撮影するのを忘れてしまった。
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