じてんしゃで沖縄の美しい道を走るシリーズ記事、沖縄ちゅら道ポタリング。(1)は読谷村と恩納村周辺を走った記録
目次
沖縄ちゅら道 撮影ポイント付きルートマップ
オレンジのラインとカメラマークが(1)、ブルーのラインとカメラマークが(2)
マエダブリーズで朝食
読谷村にあるホテルを出発して向かったのは、恩納村にある自転車好きのオーナーが営む小さなカフェ「マエダブリーズ」。
お店の場所は、読谷村から国道58号線(県道6号線)を北に進むと、真栄田岬の手前にある。国道58号線は、おんなサンセット海道とも呼ばれているようだ。
お店に到着すると、敷地内にはサイクルラックが設置されていた。沖縄県「Sports Island Okinawa」の取り組みのひとつのようだ。
この日は、読谷村と恩納村をポタリングする予定だったので、しっかりと朝食をとった。朝8時から食事を提供してくれるので旅人にはありがたい。
MAEDA BREEZE マエダブリーズ 〒904-0417 沖縄県国頭郡恩納村字真栄田1430-12
おんなサンセット海道を走る
国道58号線は、長浜川を渡って宇賀地に入ると「おんなサンセット海道」となる。
おんなサンセット海道とは、沖縄県恩納村内の南北27キロ(宇加地〜名嘉真)の海沿いを走る国道58号線の愛称。
琉球王国時代には首里と地方を結ぶ主要街道の一つである「国頭方西海道」がほぼ同じルートを通っていたそうだ。
明治以降は「国頭街道」として整備され、戦後は米軍統治下で「Highway No.1」となった。その後、琉球政府発足後は琉球政府道1号線となり、復帰後は一般国道58号線に指定された。
海に沈む夕日が美しい道として親しまれていることからサンセット海道と名付けられたようだ。
そよ風が気持ち良い真栄田岬
マエダブリーズから目と鼻の先にある真栄田岬に寄ってみた。
岬には東屋があり、先客のサイクリストが休憩をしていた。海からは、柔らかいそよ風が吹いていて気持ちが良い場所だった。
岬の下には洞窟がありダイビングができるため、ダイバーがたくさんいた。
真栄田漁港
真栄田岬で進路を180度かえて、来た道を戻る。読谷村方面に向かう途中にあった真栄田漁港に立ち寄った。
漁港の海側には大きな防波堤があり、じてんしゃで行くことができる。ここからはきっときれいなサンセットが見られるのだろう。
残念だった長浜海岸
再び長浜川を渡り長浜海岸まで戻ってきたので、景色でも撮影しようと一旦停車。浜に近づくと大量の軽石が漂着していた。小笠原諸島の海底火山噴火の影響だが、沖縄の景観が台無しになってしまっている。残念だ。
残波岬
県道6号線を離れ、残波岬にも立ち寄ってみた。一帯には自然に恵まれた景観が広がっており、海岸国定公園になっている。
この日は晴れていたので、遠くにある島がよく見えた。残波岬灯台の上まであがればもっと遠くまで見渡せただろう。
読谷村に戻り、沖縄に住んでいる知り合いと合流してお昼ごはんを一緒に食べた。案内してもらったのは、沖縄そばの老舗店「花織(はなうい)そば」だ。
このお店の特徴は、なんといってもそのボリューム。画像ではわかりにくいが、ふつうの沖縄そばの1.5倍ほどの量がある。
花織そば 沖縄県中頭郡読谷村波平2418-1
やちむんの里
食後は、知り合いに教えてもらったやちむん(陶器)の里へ。やちむんの里は、陶芸家が陶器を共同で製作・販売している工芸村。
村の中はじてんしゃを押して歩いて見て回った。泡盛を飲む器が欲しかったが、窯元が多すぎてすべて見ていたら時間が無くなりそうで、けっきょく一周まわって出てきてしまった。
やちむんの里 沖縄県中頭郡読谷村座喜味2653-1
座喜味城跡
読谷村に来たら寄らないわけにはいかない史跡、座喜味城跡。
1420年頃にできたグスク(城)の城址。戦争によって破壊され、一時は米軍のレーダー基地となったが復元された。2000年に世界遺産に登録されている。
沖縄にあるグスクの中で座喜味城は規模としては小さいほう。しかし、石積みの精巧さや美しさはとても見ごたえがある。
標高127メートルのグスク(城)からの眺めは絶景なので、天気が良い日に近くを通ったら行くべきだろう。
座喜味城跡 沖縄県中頭郡読谷村字座喜味708番地6
沖縄には素晴らしい名所旧跡が数多く存在する。クルマで足早に見て回るのもの良いが、じてんしゃで時間をかけて巡ってみるのも楽しい。
沖縄の地理や風土を直接感じることができるじてんしゃで、独自の文化から生まれた陶器やガラス、織物を作っている場所やグスクなどの旧跡をもっと訪れたいと思う。
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