受験を控えた子供のためにじてんしゃで伊勢神宮へ行く「お伊勢参り385km」。(1)は渋谷区恵比寿を出発して静岡県藤枝市の宇津ノ谷峠までのエピソード(2009/1/3)
目次
きっかけ
このツーリングをすることになったきっかけは、このエントリー。受験を控えた息子さんのため、お守りをもらいに伊勢神宮まで走ったという話。ご本人に飲み会でお会いした際、「息子はすごく喜んでくれて、今でもお守りは大事に持ってるよ」という話を伺えた。
よし、ならば自分も行ってみよう!
半分は今年高校を受験する娘のために。
もう半分は、自分や自転車仲間の交通安全祈願のために
ロングライドの装備
装備は真冬のロングライド(ナイトライド込み)ということで気を使った。新たに購入したり、所持しているものの中から厳選して持って行った。
- 冬用グローブ(新規購入)
- ウインドブレークタイツ(新規購入)
- シューズカバー(新規購入)
- 反射ベスト(新規購入)
- ウインドブレーカー、レインジャケット
- 輪行用の薄手パンツ
- 前照灯:キャットアイEL520(2基)
- 前照灯:パナソニックNL-850P(1基)
- 前照灯:ヘルメット用(1基)
- 尾灯:LD600-RとLD610Rの各1基
- 尾灯:ヘルメット用(1基)
(1)渋谷〜宇津ノ谷峠
6:45a.m.多摩川大橋
3日(土)6:00恵比寿スタート。国道1号線を走って6時45分ごろ多摩川を越えて神奈川に入った。
川崎を抜け、横浜に入り浦島丘を過ぎたところでと道が2つに分かれた。進路を右にとると、初っ端からミスコース。三沢に出てしまう。国道16号線で迂回して浜松町から国道1号に復帰。先が思いやられる。
9:31a.m.相模川・馬入橋
湘南へ行く場合は、多摩川CRから橋本や高尾に出て、宮ケ瀬の方面からだったので国道1号線で茅ケ崎・平塚方面に出るのはこの日が初めて。
9時30分に相模川を越え、大礒で箱根駅伝復路の走者とすれ違った。そして10時には国道一号線が封鎖された。というわけで前進不可となったので最終走者が来るまで国府本郷で休憩。
10:51a.m.酒匂川・酒匂橋
規制が解除され、再び走り出す。駅伝応援の人達は選手の通過とともにまばらになっていき、やがて沿道には誰もいなくなった。静かな正月の、のどかな1国(いちこく)が戻ってきた。
天下の険、箱根。ここを越えなきゃ伊勢には行けない。湯本から全長14km、標高差870mの国道1号線を上った。
駅伝の影響なのか、反対車線が大渋滞していた。涼しい顔をして無駄にダンシングをしながら上る。男は見栄で生きているのだ(笑)
1:06p.m.国道1号最高地点
延々と上り続け、最高地点に到着。
ちょっと下ったところにあった芦ノ湖の茶屋で補給。身体も暖める。茶屋にあるラジオが、東洋大が1位でゴールと伝えていた。箱根に上る前、大磯ですれ違ったばかりなのにもうゴールしたのか、こちらはまだ芦ノ湖だというのに・・・
休憩後、ウインドウブレーカーを着こみ途中の絶景を楽しみながら一気に沼津まで下った。写真は下図一枚のみ。
3:40p.m.沼津
沼津まで下ってきた。そしてフラットになった1号線を走っていると、右ひざに違和感が出てきた。何と無く力が入らないような、痛いような・・・。ベンチに腰かけてストレッチをしていると少し楽になったので再び走り出した。
4:30p.m.富士川・新富士川橋
富士川を渡るころ日没を迎えた。そしていま自分が走ってきた国道1号の、「富士由比バイパス」という区間は自転車走行禁止であることに気付いた。歩道を走るべきだったのだ。
バイパスを降りて、しばらく防波堤の上にあるサイクリングロードのような道を走った。
5:07p.m.由比川橋
左手にバイパスを見ながら、県道370号線(東海道)で由比の町内を走っていると、やがて道はバイパスに合流してしまう。また自転車走行禁止の標識が・・・。
どこを走ればいいかわからなかったので交番を尋ねてみた。
静岡方面に行きたい場合、どこを通ればよいですか?
あー、自転車の人はみんな困るようなんだけど
バイパスの横断歩道を渡って、歩道を行ってください
なるほど。自転車・歩行者通行禁止の道路に横断歩道があって、その先に歩道があるんだ・・・。で、行ってみると、歩道はあったが街灯がなく真っ暗けだった。
7:34p.m.安倍川・駿河大橋
清水からは一般道になり、順調に進むことができた。そして静岡駅を通過し駿河大橋を渡った。
全行程の半分を過ぎたら仮眠をしようと決めていたので、ファミレスを探す。すると宇津ノ谷峠の手前で素敵なドライブインが現れた。昭和の香りが満載の、その名は「東海道」。
ここで、野菜炒め定食をおなかに収めて30分仮眠しました。
以下に続く
(2)は極寒&迷走のナイトライド
(3)は長い長い渥美半島と伊勢神宮までのエピソード
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