ロードバイクに乗る人を含めて趣味で自転車に乗る人が必ずや通る道、快適なサドル探しの旅。長かった旅がようやくこのサドル「フィジークテンポ アルゴR1」との出会いによって終りを迎えるかもしれない。購入から実際の使用感をまとめてみた。
購入はBikeinn
購入したのはBikeinn。Bikeinnは、スペインを拠点とする自転車関連商品を取り扱う通販サイト。自転車用品を検索エンジンで検索するとリスティング広告が表示されるサイト。
価格はamazonの−25%、ワイズロードの-40%程度。Bikeinnは送料が1,476円かかるが、それでも圧倒的に他の通販サイトより安い。
あまりにも安いので信用できるか不安があったが、他の利用者の情報を見ると時間はかかるがちゃんと届いているようなので注文してみた。
結果は下図のとおり。4月23日に発注して5月10日に届いたので、注文してから17日後に届いたことになる。
日本郵便で届いた荷物は下の画像のとおり。箱に入った新品がきちんと届きました。


製品概要
フィジークテンポ アルゴR1 カーボンレール
製品の概要は下記のとおり(リオグランデ公式サイトから引用)。私は160mm幅を購入。
基本情報 | |
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サドル長 | 260mm |
サドル幅 | 150mm、160mm |
重量 | 195g(150mm)、202g(160mm) |
75mm幅部分の高さ | 43mm |
ノーズ先端から75mm幅までの長さ | 103mm |
レール | 10×7mm カーボンブレイテッド |
特徴 | |
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ARGO | 安定性と軟部組織への圧力を和らげるショートノーズサドル。 |
R1 | 快適性に準拠したカーボン強化ナイロンシェルとカーボンレール。 |
Wingflex | サイドエッジに屈曲性があり、ライダーの足の動きに適応。 |
タイプ2フォーム | 低圧縮のプログレッシブクッションフォーム。 |
ARGO TEMPOは、エンデュランスサイクリストに高い安定性と優れた重量配分を提供するように設計されたショートノーズサドル。昨今のオールラウンドなロードバイクのバランスのとれたジオメトリに適したライディングフィールを提供するよう設計されている。
パッドは、より直立したライディングポジションをサポートするために、座骨エリアがわずかに厚いタイプ2フォームを採用している。タイプ2フォームは、fi’zi:kの他のレーシングサドルより柔らかく、長距離のライドでも優れた快適性を発揮するとのこと。

ARGO TEMPO R1はカーボンレール仕様となっていて、重量は213gとまあまあ軽い。

アリオネとテンポ アルゴを比較
私が長年愛用しているアリオネと比べると、形状が全く違うことがよく分かる。テンポ アルゴは、ノーズと背面がかなり短く幅が広い。

アリオネのkiumレールモデルと比べると、重量は30gほど軽い。
使用感
テンポ アルゴR1を、じてんしゃ通勤と丹後半島を半周するライドで使用してみた。
良いと感じた点
- 座面が広くパッドのクッショニングが柔らかい
- パッドが柔らかいので、より直立したライディングポジションをとれる
- サドル中央部に穴が空いているので、股間部分への圧力が緩和され快適



今後検討が必要な点
- アリオネと比べると座骨を置けるエリアが狭いので、乗車ポジションが制限され身体が疲れる
- ヒルクライムなどでサドルの前に乗る時間が長くなると坐骨がサドルの硬い部分にあたって痛くなる
- 直立した乗車姿勢に向いたサドルなので今までのサドル位置だと遠く感じる

まとめ
テンポ アルゴR1は、今まで使用していたレース用のモデルに比べ快適なサドルであることは間違いがなさそう。
しかし一方で、長距離を走るロングライドなどでは、乗車ポジションが限られるのでお尻以外の身体の他の部分に負荷がかかり疲れるかもしれないという懸念がある。
また、ヒルクライムなどではサドルの前寄りに座るので、富士ヒルクライムのような長時間上るような場合は、お尻が痛くなるかもしれない。
長距離を走らない。ヒルクライムをしないシティライドに向くサドルだとしたら、Bike Fridayにはピッタリだ。