夜の都会を自転車通勤していると時々ヒヤッとする時がある。そんな時に味方になってくれるのが、自分の存在を広範囲に知らせることができるライトだ。キャットアイSYNC ライトは周囲へのアピールはもちろん、すべてのライトをワンタッチで操作できるので信号待ちの多い都心部の自転車通勤に便利だ。
目次
キャットアイSYNC ライトとは
CatEyeSYNC対応モデルは現在3機種しかないが、この3つの機種同士をスマートフォンアプリの「CatEyeSYNC」で同期させると無線でつながって電源のON/OFFや発光モードの切り替え、発光タイミングを連動させることができる。また、スマートフォンアプリではバッテリーの残量なども確認できる。
SYNC Core シンク コア
全てのライトをワンタッチでON/OFF操作できる
前照灯であるシンク コアは、すべてのライトをコントロールできる中心となる機器。天面にあるボタンでつながっているライトすべてをON/OFFできる。
これは大変便利な機能で、例えば信号ストップの多い都心の道路などでは、1つのボタンですべてのライトを制御できるので、こまめにバッテリー消耗を防ぐことができる。
キャットアイ公式サイトより:
- 約500ルーメンの小型・軽量ハイパワー充電式ライト
- インジケータで他のライトの接続状態・バッテリー残量が分かる
- 日中でも自分の存在をアピールするデイタイムハイパーコンスタントモード
- 横からの視認性を高めたデザイン
SYNC Kinetic シンク キネティック
加速度センサー内蔵で減速を知らせる「キネティックモード」搭載
尾灯であるシンク キネティックは加速度センサーが内蔵されていて、自転車が減速するとハイモードで点灯するのでブレーキランプのような役割をする機能が備わっている。シンク ウェアラブルも同期して同じようにハイモードで点灯するので、交差点で停車する時など後続車への強いアピールができる。
キャットアイ公式サイトより:
- CatEyeSYNC対応セーフティライトを2つ以上接続すると、点灯モードの連動が可能。点滅のタイミングも同期して、昼夜を問わず自分の存在をアピール。
- 加速度センサー内蔵で、減速を感知するとハイモードで自動点灯するキネティックモード搭載
- 日中でも自分の存在をアピールするデイタイムハイパーフラッシュモード
- チームでの練習など、後ろのライダーの目に優しいグループライドモード
- 遠くからの被視認性を高める集光レンズと周囲に存在をアピールするワイド配光のレンズを両立
SYNC Wearable シンク ウェアラブル
ヘルメットに取り付ければ存在を更にアピールできる
シンク キネティックの加速度センサーと連動して自転車が減速するとハイモードで点灯するので、交差点で停車する時など後続車への強いアピールができる。
ヘルメットに取り付ければ高い位置での視認性が高まるのでトラックのドライバーなどからも見やすくなる。
キャットアイ公式サイトより:
- CatEyeSYNC対応セーフティライトを2つ以上接続すると、点灯モードの連動が可能。点滅のタイミングも同期して、昼夜を問わず自分の存在をアピール。
- キネティックモード連動(※SYNC KINETIC接続時)
- バック、サドルバック、ウェアなどにクリップで簡単に脱着可能
- 付属のラバーバンドで自転車にも取り付け可能
- 日中でも自分の存在をアピールするデイタイムハイパーフラッシュモード
- チームでの練習など、後ろのライダーの目に優しいグループライドモード
給電方式 電池容量 使用時間 防水性能
給電方式は3機種ともにMicro-USB。
使用されている電池と容量は下表のとおり。
使用電池 | 容量 | ||
---|---|---|---|
SYNC Core | Li-ion | 3.6V-2,200mAh | 約3〜6時間 |
SYNC Kinetic | リチウムイオンポリマー | 500mAh | 約2.5時間 |
SYNC Wearable | リチウムイオンポリマー | 300mAh | 約2.5時間 |
使用時間は下表のとおり。
使用時間 | キネティック機能なし | キネティック機能あり(1時間に約60回) |
---|---|---|
SYNC Core | ハイ:2時間 (約500ルーメン) ミドル:9時間(約150ルーメン) ロー:15時間(約100ルーメン) デイタイムハイパーコンスタント:18時間(約500ルーメン/約100ルーメン) 点滅:130時間(約100ルーメン) | ー |
SYNC Kinetic | ハイ :1.5時間 ロー :15時間 点滅 :50時間 ラピッド :20時間 グループライド :15時間 デイタイムハイパーフラッシュ :30時間 | ハイ :1.4時間 ロー :6時間 点滅 :7時間 ラピッド :6時間 グループライド :6時間 デイタイムハイパーフラッシュ :7時間 |
SYNC Wearable | ハイ:1.5時間 ロー:18時間 点滅:45時間 ラピッド:16時間 グループライド:12時間 デイタイムハイパーフラッシュ:25時間 | ハイ:1.4時間 ロー:6時間 点滅:7時間 ラピッド:5時間 グループライド:5時間 デイタイムハイパーフラッシュ:6時間 |
防水性能は下表のとおり。
防水性能 | |
---|---|
SYNC Core | IPX4 |
SYNC Kinetic | IPX4 |
SYNC Wearable | IPX4 |
スマホでの操作
Cateye SYNCライトシリーズの最大の特長はスマートフォンアプリで電源のON/OFFや電池残量の確認ができること。
ただ、ボタンが小さく反応も鈍いので走行中の操作はできないと思ったほうがいい(というか、してはいけない)。
アプリからは機器のアップデートを行うこともできるので、PC機器のようでもある。
実走してみた
主に自転車通勤で使用しているCateye SYNCライトシリーズだが、実際に路上でクルマからどのように見えているのか知りたくて、公園の一角で撮影をしてみた。
まとめ
20年以上自転車で通勤しているが、都心部の夜道は交通量が多くて何度走っても怖いものだ。
客を乗降させるために急な進路変更で停車するタクシーや急にドアを開ける停車中のクルマ、逆走してくる自転車などなど…
そんな時に自分の存在を広範囲に知らせ安全と安心を与えてくれるのがライトだ。キャットアイSYNC ライトは周囲へのアピールはもちろん、すべてのライトをワンタッチで操作できるので信号待ちの多い都心の自転車通勤にとても役に立つ保安部品だ。
しかし操作方法がやや複雑だったり、スマートフォンアプリの操作性がイマイチなところがある。また、価格も他のライトに比べると割高なので、それらが改善された新製品の登場を期待したい。
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