1-12:狭山湖第1駐車場

ホンダフィットで行くグラベルサイクリング(1)狭山湖外周道路

ホンダのコンパクトカー「フィット」にグラベルロードバイクを2台積んで、東京近郊の狭山湖へグラベルサイクリングに出かけた(2024/10/12)

東京近郊のグラベルロードマップ

狭山湖のグラベルロードは下図の赤いライン

ホンダフィットの荷室

ホンダのフィットは誰もが知る国民車だが、wikipediaには次の記載がある。

日本では2001年6月にロゴの後継車として登場した。軽自動車を除くホンダの乗用車では最も小型であり、同時期同クラスの他車種と比べて優れた低燃費性能・立体駐車場に入庫可能な車高でありながら広い室内空間と広いラゲッジスペース・シンプルながら洗練されたスタイルなどで老若男女誰にでも適合する万能車であり、きわめて割安な価格も実現したことで空前の大ヒット、コンパクトカーのベンチマークの一つとして評されている。

wikipedia

そう。フィットは、車体はコンパクトだけれど荷室が驚くほど広いのだ。

荷室の広さは下図のとおり。天井の高さは開口部が760mmで一番高い部分で960mmとなる。

荷室の高さが960mmもあるのは驚くべきことで、車格が上のSUVでも960mmもあるクルマは少ない。

ホンダ フィットの荷室サイズ(実測)
ホンダ フィットの荷室サイズ(実測)

フィットの広い室内を実現しているのは、一般的には後席下にある燃料タンクを前席下に収めるHondaの特許技術「センタータンクレイアウト」とリアシートの座面が床にダイブダウンする機構。

ホンダの特許技術「センタータンクレイアウト」
ホンダの特許技術「センタータンクレイアウト」
ダイブダウン機構を採用したリアシート
ダイブダウン機構を採用したリアシート

Look765GravelRSを積み込む

バイクの積み込み方法は下記の2種類を試してみた。バイクを固定する器具はミノウラのVERGO-TF2を使用。

  • サドルとシートポストを付けたまま
  • サドルとシートポストを外して

自分のバイクのサイズはサドルとシートポストを付けたままだと長さ1,500mm、高さ920mm、サドルとシートポストを外すと長さ1,500mm、高さ700mm。

サドルとシートポストを付けたままのサイズ
サドルとシートポストを付けたままのサイズ
サドルとシートポストを外したサイズ
サドルとシートポストを外したサイズ

試行錯誤をした結果、サドルを外した状態で格納できた。長さ1,500mmの全長が収まらないかと思われたが、斜めにしたら収まった。

シートポストを付けたままでも荷室に収まったが、サドルを荷室の一番高い部分にセットするとリアゲートハッチから後輪がはみ出てしまいゲートが閉まらなかった。

サドルとシートポストを外した状態で格納
サドルとシートポストを外した状態で格納
後輪がギリギリで収まった
後輪がギリギリで収まった

狭山湖グラベルサイクリング(狭山湖外周道路)

狭山湖外周道路は名前の通り、狭山湖を一周する道路。湖を周回する道だが、柵で囲まれ木が生い茂っているため、湖を見ながら走ることはできない。

下図は入間市が作成したSAYAMA HILLS CYCLING MAP。ダウンロードはこちら

SAYAMA HILLS CYCLING MAP
SAYAMA HILLS CYCLING MAP

狭山湖第1駐車場スタート

始点は狭山自然公園の北端にある狭山湖第1駐車場にフィットを停め走り出した。駐車場の前が外周道路なのですぐにアクセスできる。

狭山湖外周道路は東京近郊では貴重なグラベルロードだが、散歩している人も多いのでゆっくりと走ることに。

1-01:狭山湖外周道路
1-01:狭山湖外周道路

道はすぐにグラベルとなった。反時計周りに走る。

保全地域を通り抜ける

狭山湖の北側の狭山丘陵には点々と森が残っている。公益財団法人が市民や企業から寄付を募り森を取得して保護している。トトロの森◯号地と名がつけられている。詳しくはこちら

1-02:トトロの森
1-02:トトロの森

行政が保全している地域もある。自然の生態系に配慮して保護された森の中を進んでいく。

1-03:三ヶ島二丁目里山保全地域
1-03:三ヶ島二丁目里山保全地域

ちなみに自転車のペダルを製造する三ヶ島製作所は、このY字路を右に行くとある。

1-04:狭山湖外周道路は左へ
1-04:狭山湖外周道路は左へ

再びY字路が現れた。狭山湖外周道路は左へ行く。

少し先のT字路を右に行くと大谷戸湿地があるので時間のある人は立ち寄ると良いだろう。

1-05:狭山湖外周道路は左へ
1-05:狭山湖外周道路は左へ

最高標高点 高根

狭山湖外周道路の最高標高点、高根に着いた。高根は標高200mほど。

1-06:最高標高点 高根
1-06:最高標高点 高根

富士見台や六道山展望台があることで分かるように、高根のあたりは眺望の良い場所なのだ。

1-07:富士見台
1-07:富士見台

いろいろなじてんしゃ乗りとスライド

2019年に訪れた時にはほとんど自転車とすれ違うことはなかったが、今回はいろいろなバイクとすれ違った。

私と同じグラベルロードバイクや電動MTBのソロの女性、非電動MTBのカップル、ランドナーの人など。

23Cタイヤのロードバイクの若者達もいたが、水たまりの前で立ち往生していた(笑

狭山湖外周道路は、我々じてんしゃ乗りにとって貴重なグラベルロードだと思う。

野山北・六道山公園の北側を走る

高根を通過するとグラベルロードは緩やかに下り基調になっていく。そして六道山公園展望塔があるあたりで狭山湖外周道路は終わる。

1-13:六道山公園展望塔のあたり
1-13:六道山公園展望塔のあたり

一般車両進入禁止のゲートの先は、狭山湖の南西側に広がる野山北・六道山公園の北側を走る。

1-08:六道山の林道
1-08:六道山の林道

都立野山北・六道山公園は狭山丘陵の豊かな自然が残された場所。

1-09:六道山公園北側
1-09:六道山公園北側

公園の東側を走っていると、森の中から賑やかな声が聞こえてきた。どうやら公園の中にフィールドアスレチックの施設があって、子どもたちが遊んでいるようだった。

1-10:六道山公園遊びの森北側
1-10:六道山公園遊びの森北側

野山北・六道山公園の北側を走り終えると、アスファルトの道路に出る。道路の名は「埼玉県道・東京都道55号所沢武蔵村山立川線」と長い。

1-11:狭山自然公園から狭山湖を眺望
1-11:狭山自然公園から狭山湖を眺望

長い名前の県道・都道をしばらく走り、狭山自然公園を北上して狭山湖を一周するサイクリングは終わり。

狭山湖第1駐車場まで戻って、フィットにバイクを積み込み帰宅の途についた。

1-12:狭山湖第1駐車場
1-12:狭山湖第1駐車場

狭山湖外周道路のグラベルサイクリングを終えて

今回はホンダのコンパクトカー「フィット」にグラベルロードバイクを2台積んで、東京近郊へグラベルサイクリングに出かけてみた。狭山丘陵の豊かな自然が残された中に通っている狭山湖外周道路は、距離わずか15kmだが上り下りもあって走り応え十分だった。

距離が足りない人は、ルートに多摩湖一周を追加すれば良いだろう。

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