旧東海道を走る!お伊勢参り 東海道中輪栗毛2019(2)小田原〜富士市


久しぶりに日本橋から伊勢神宮まで走りました。4回に分けてその様子を記事にしましたのでよろしければお読みください。本記事(2)は、神奈川県の小田原から静岡県の富士市までの記録です。(走行日:2019/09/15)





旅の計画

今回の旅は、東京・日本橋から白須賀宿(静岡県湖西市)までの旧東海道パートと、白須賀宿から伊良湖岬までの渥美半島パート、鳥羽港から伊勢までの伊勢パートを自転車で走る計画。全長約390kmの陸路を延べ4日に分けて走行しました。

旧東海道パート(日本橋〜白須賀)

渥美半島パート(白須賀〜伊良湖岬)

伊勢パート(鳥羽港〜伊勢内宮)





2日目のアクティビティ

2日目の行程は小田原から富士市まで。小田原出発〜箱根峠〜三島宿〜沼津宿〜原宿〜吉原宿〜富士市の68kmとなる。下図は実際のアクティビティ。





東海道の難所 箱根八里

2019年9月15日、都内から電車を乗り継ぎ、午前8時半に小田原駅に降り立つ。駅構内にある「箱根そば」で腹ごしらえをして、輪行を解き走り出す。この日待っていたのは、東海道の最大の難所である箱根八里だ。

小田原〜箱根峠

まずは、小田原駅から南下して現代の東海道である国道1号線に接続する。国道沿いにお城を模した建物があったので、旅の始まりに記念撮影。ここはお菓子のういろうを販売して、外郎家の歴史を展示する博物館でもあるらしい。

外郎(ういろう)博物館

普段であれば、国道1号線をシャーっと走って先を急ぐところだが、今回の旅は「旧東海道を走る!」こと。事前に準備したルートでは、風祭の東側の小田原厚木道路と交差するあたりで旧道へ進む道があるはず。しかし、ぼんやりしていたら通過してしまった。

しばらく国道1号線を走り、入生田手前の「地球博物館」信号を右に曲がって、旧道へ接続することができた。小田原から箱根までの国道1号線は、県道138号線との重用区間となっている。

箱根登山鉄道 入生田駅近くの踏切

旧東海道。ちゃんと残っていたんですね。

旧東海道と左手に見えるのが国道1号線(現代の東海道)

こんなふうに新旧の東海道が見える場所もあります。

再び、国道1号線に出て、箱根湯本手前の「三枚橋」信号を左折し、箱根旧道方面へ進む。この道が、旧東海道(箱根旧街道)だ。

旧東海道(箱根旧街道)箱根大天狗山神社前

箱根旧街道は、言わずと知れた急坂だ。10%を超える勾配が延々と続くまさに、難所です。「箱根の山は天下の険」と歌われるのも頷けます。

趣のある旧家

畑宿一里塚

日本橋から23里目に当たる、畑宿の一里塚に着いた。一里塚は、旅人にとって旅の進み具合を分かる目安であると同時に、塚の上に植えられた木は、夏には日陰をつくり冬には寒風を防いでくれる格好の休息場所になった場所だ。

畑宿一里塚跡

一里塚で暫し休憩した後、覚悟を決めて再スタート。距離1.2km、平均勾配10.1%の七曲りを上り始める。

樫の木平

樫の木平まで上ってきてしまえば、箱根旧街道の上りもほぼ終わり。

箱根旧街道資料館

箱根旧街道資料館に初めて訪れてみた。江戸時代の武士から庶民の旅の姿を、展示物や資料から偲ぶことが出来ます。

箱根旧街道資料館
箱根旧街道資料館のジオラマ
箱根旧街道資料館の古地図
江戸時代の旅人(箱根旧街道資料館)

甘酒茶屋

江戸初期に創業されたお店。江戸時代より変わらない製法でつくられた甘酒が名物です。冷たい抹茶をいただきました。

甘酒茶屋

お玉ヶ池

ここは、悲しい「お玉の伝説」が残る場所。訪れる人も少なく、いつもひっそりとしている。

お玉ヶ池

芦ノ湖と関所

芦ノ湖まで上がってくれば、峠はもうすぐそこ。晴れあがった空と富士山とバイクを記念に写す。

芦ノ湖と富士山

江戸時代、東海道きっての難所である箱根には、人や武器の出入りを監視する関所が置かれていました。箱根関所です。その箱根関所が、2007年に観光地として復元された。じっくりと見学してみたかったが先を急ぐことに。

箱根の関所

箱根峠

再び走り出し、標高を上げるとやがて峠に着く。

箱根峠を通過。国道1号線に「箱根峠 標高846m」とあるだけ。さぁ、ここからは下り坂だ。

箱根峠




箱根峠〜三島宿

箱根峠からは、三島まで一気に下る。苦労して上って稼いだ標高があっという間に無くなった。

箱根峠からの下り 三島市が見える(国道1号線)

「五本松」信号を右折すると道幅が狭くなって舗装された急な坂が現れる。旧東海道の愛宕坂だ。坂の上の方の一部は石畳風に整備されている。坂の下の方には、東海道本線の踏切がある。

旧東海道 愛宕坂

東海道の踏み切りを越えて更に進み、伊豆箱根鉄道駿豆線の三島広小路駅がある街なかを通過する。時刻は13時を過ぎ腹が減ってきたので、沿道にあったおにぎり屋さんに立ち寄る。

岩崎米穀しゃり工房

このお店は、選んで大正解!注文してから作るおにぎりを冷房の効いた店内でイートインできます。

ふわっと握られたおにぎりは、口の中でほどよく解けてとても美味しかった。

外部リンク:岩崎米穀しゃり工房





沼津宿

午後2時、かつて沼津宿があった沼津市大手町周辺に着いた。三園橋の近くに川郭(かわぐるわ)通りという場所があり、ここが旧東海道のようだ。

川郭(かわぐるわ)通り

川郭とは、大手町にあった沼津城の狩野川に面した城郭に由来して名付けられたとか。

川郭通りは、江戸時代の沼津宿の面影を残そうと整備された場所で、石畳をイメージして整備されている。


原宿

午後2時30分頃に東海道五十三次の13番目の宿場、原宿を通過した。駿河湾沿いの旧東海道は交通量が少なめで走りやすかった。真っ直ぐで単調な道を走っていると、三島で食べたおにぎりが消化されてきたのか少し眠くなった(笑)

旧東海道 東柏原あたり




吉原宿

午後3時ごろ、吉原宿に到着。吉原宿は、元々は現在のJR吉原駅のあたりにあったそうだが、度々の高潮被害によって内陸部の吉原本町に移動した。

旧東海道 吉原宿手前

宿場町が移動したことにより、東海道も内陸部に湾曲することとなり、それまで(江戸から京に向かった場合)右手に見えていた富士山が左手に見えることから、”左富士”と呼ばれる景勝地となった。訪れた時は富士山は雲に隠れて見えなかった。

旧東海道 名勝 左富士

走行距離が100kmを超え、体が疲れてきたのでこの日のライドを終えることに。旧東海道から離脱し、東海道本線の富士駅へ向かった。輪行で帰京する。

古い酒屋の店舗 富士市

次の出発地は、この富士駅となる(続く)。

東海道線の車窓から見える太平洋

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