後志は、日本海とニセコ連峰・羊蹄山などの山々に囲まれた自然豊かなエリア。この後志をニセコを拠点にサイクリングした記録。(2)はニセコアンヌプリを周回(2023/09/25)
目次
撮影ポイント付きルートマップ
コースプロファイル
後志(しりべし)とは
阿倍比羅夫が郡領を置いた後方羊蹄(しりべし)の語音にちなみ、後志国を流れる尻別川のアイヌ語「シリ・ペッ」(山の・川)を採り、音訳して後志としたもの。道南から道央にかけての地域に位置し、現在の後志総合振興局管内のうち虻田郡と小樽市銭函4~5丁目相当区域を除いた大部分と、檜山振興局管内のせたな町以北および奥尻島にあたる。
wikipediaより抜粋
ニセコアンヌプリとは
ニセコアンヌプリは、ニセコ積丹小樽海岸国定公園内にある標高1,308.2mの火山。
ニセコアンヌプリのアイヌ語での名称は「ニセイ・コ・アン・ヌプリ(”nisey-ko-an”-nupuri)」で、意味は「ニセコアンベツ川の(源の)山」とされている。
なお、ニセコアンベツ川のアイヌ語名「ニセイコアンペッ(nisey-ko-an-pet)」は「絶壁・に向って・いる・川」、あるいは「峡谷・に・ある・川」の意とされている。
wikipediaより抜粋
拠点は雪ニセコ
宿泊はいつものようにコンドミニアム。ヒラフ地区の中心部に位置している雪ニセコが今回の拠点。雪ニセコは2022年冬にグランドオープンしたばかりで目の前には羊蹄山がそびえる好立地だ。
部屋においてあるバイクをエレベーターで降ろし、エントランスを出れば道道343号線なので、すぐにサイクリングを始められるのが良い。
道道58号線倶知安ニセコ線でニセコアンヌプリへ
午前8時45分出発。道道631号ニセコ高原比羅夫線を北東へ進み、セブンイレブンがあるT字路を左折して北上。
函館本線の線路と尻別川を越える手前のT字路を再び左折する。するとHANAZONOリゾートへ向かう道となる(下図)。
ここからピークまで郷里は14.3km。獲得する標高は640m、平均勾配は5.3%だ。
HANAZONOリゾートに着いたら、今度は右折して道道58号線倶知安ニセコ線に合流する。この倶知安ニセコ線がニセコアンヌプリを通過する道路だ。この道を反時計に回っていく。
道道58号倶知安ニセコ線は、北海道倶知安町と蘭越町を結ぶ道道(主要地方道)。通称エコーラインと呼ばれる。
途中、建設途中のものも含めホテルやコンドミニアムが建ち並ぶ高級リゾート地域だ。
クルマはほとんど通らない道を淡々と上っていく。聞こえるのは鳥のさえずりだけ。あまりにもひと気がないので熊鈴を持ってくればよかったと思ったほど。
北側へ回り込んだ時、道の正面にニセコアンヌプリが見えた。
道路の両側には前日も見たダケカンバの原生林が立ち並んでいる。この木は高さ20メートルほどに成長するそうだ。
「注意!! 連続急カーブ」の標識が出現。ヘアピンカーブを2つ曲がる。
すると、再び正面に山。これもニセコアンヌプリだと思っていたが、調べてみたら隣のイワオヌプリ。
少し進んでバイクの向きが少し変わると今度は、再びニセコアンヌプが見えた。このあたりはニセコアンヌプリとイワオヌプリの谷間の道となっているため、道の向きでどちらかの山が見えるようだ。
硫黄の山 イワオヌプリ
イワオヌプリは、標高1,116 mの活火山。ニセコ連峰の中で最も若い火山であり、江戸時代後半や20世紀初頭には山頂部で噴気活動があったことが記録されている。
山名はアイヌ語で「イワウ・ヌプリ(iwaw-nupuri)」で「硫黄(の)山」を意味する。確かに硫黄の匂いがした。
10時12分、ピークに到達。2つの山の谷間にあるこの峠は、常に風が通り抜ける場所なのか木が斜めになっている。この日も強風だった。
2つの山頂がそびえ立つピーク
峠は開けており、道の両側にニセコアンヌプリとイワオヌプリがそびえ立つ。
相変わらず、ひと気は無く誰もいない。笹の中から熊が飛び出てきたらどうしよう、などと考えながら写真を撮っていた。
それにしても、このような景色の峠は他には無いのではないかと思う。美しい。
ピークの開けた場所に、「ニセコお花畑」がある。周囲には高山植物が豊富に自生しており、花を見て楽しむことができる。
開花時期は5月から8月なので、この時はほとんど何も咲いていなかった。咲いていたのは路傍の野菊だけ。
道道58号線を下ってニセコパノラマラインに合流
さて、「ニセコお花畑」を過ぎ、五色温泉がある辺りから下リ始める。進むのは引き続き、道道58号線倶知安ニセコ線だ。
下り始めるとすぐに五色覆道が現れる。
覆道を抜け、左手に景色が開けてニセコの街が見えてきたら、そろそろ道道58号線も終わる。
道道66号線に乗り換える。昨日走ったニセコパノラマラインだ。
湯の里駐車公園を左折して、道道343号線似乗り換えれば出発地点の宿へ戻れる。
途中にあった、「ニセコ名水甘露水」を汲んで飲んでみたがたしかに甘露で美味しかった。
ランチは、朝とおったセブンイレブンの前にある「手打蕎麦 いちむら」のお蕎麦。お水が良いのか澄んだお味の蕎麦だった。
(3)に続く
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