北海道・ニセコで開催された第3回「ボードマン ニセコクラシック」に出場。生まれて初めてロードレースというものに参加しました(2016/7/10)
初めての本格的なロードレース
この大会は、国際自転車競技連合(UCI)によるアマチュアライダー向けロードレースのシリーズ戦「UCIグランフォンドワールドシリーズ」の公認大会。
140kmと70kmのクラスがありますが、私は70kmに出場。アジア初のUCIグランフォンドシリーズということで、国内外の強豪アマチュアライダーが集結したニセコクラシック。
サンデーライダーで、本格的なロードレース未経験の私が何故か出場したわけです。
コースは、主催者側によると「70kmコースは中規模のアップダウンを繰り返し、獲得標高1125mと比較的走りやすい設定となっている」ということで、そんなにきついコースプロファイルではなさそう。
70kmで1125m上るわけですから普段、秦野や山北で楽しんでいるコースと同じような感じ。気楽に走れそう。
でも、そこはUCIのレース。気楽になんか走れるわけがない。公道を使って、自動車の通行などを規制して行われる大会なので、遅い人は2箇所設けられた関門で足切りと相成るわけです。
関門の制限時間はけっこうシビアで、いつものように、峠で眺望の写真を撮ったり、大福餅をのんびり味わってる時間なんて全く無いんです。レースですから、1分、1秒でも早くゴールしなければならないのです。
スタート前は、周りの雰囲気に飲まれ、緊張のあまりお腹が痛くなってしまいました。なによりDNFになる恐怖で気持ちが真っ暗(笑
蘭越スタート
5時に起床して、前日に用意したおにぎりとバナナとヨーグルトを補給。バスでスタート地点まで移動、7時前に蘭越町の尻別川・河川敷のスタート地点に到着。スタート時間までだいぶ時間があるので、試走などするが、5kmほど走っただけで戻ってくる。何をしたら良いかわからず、漫然と時間を過ごす。
8時20分、自分より年齢が上のクラス、女性のクラスが順次スタート。最初、短い区間パレード走行したのち、先導する審判カーのコミッセールの「◯」サインで、レースが開始された。
まずは、100mアップの上り坂を心拍を上げ過ぎないようにマイペースで上がっていく。スタートして間もなく、心配していた雨が落ちてきた。
序盤のアップダウンを終え、平坦路となるが、前後にライダーがいない。
「集団に混ざって、ローテーションしながら巡航スピードを上げて体力温存」と、事前に立てていた作戦はもろくも崩れ、海からくる追い風を受けながら一人で走る。
ときどき追い越されるライダーには、スピードが合わず一人旅が続く。
それでも、スピードが合いそうな人を見つけて必死について行くと、やがて平坦路が終わり、37kmあたりから山岳コースに突入した。
上り坂は慣れているので、自分のペースで上がって行きたいところだが、困ったことに、いつも目安にしている心拍がわからないのだ(心拍計を持ってくるのを忘れてしまったのだ)!仕方がないので、感覚に任せて上って行く。
下りは怖かった。雨で滑りやすい路面なのは承知してたが、視界が悪い中、時速50kmで走った。運悪く、この時に雨が激しくなったので、前を行く人にくっついて、雨を避けながら下った。
55km地点から再び上りとなる。途中で、補給食のソイジョイを頬張ったが、噛んで飲み込むことができなかった。食べているつもりなのに、口の外にボロボロと落ちてしまう。いつもなら普通にできることができない状態なんだ、とその時気づいた。ボトルに入っていたオーエスワンは少しずつ補給していたので、水分は足りていたが、エネルギーの補給という点では失敗していた。
フィニッシュ
最後にもう一度上りがあり、そのままフィニッシュ。
2つの関門の制限時間をクリアし、完走することができました!初めての本格的なロードレース参加でしたが、思いっきり走れてとても楽しめた。
順位は年齢別45位、オープン201位。ほとんどビリケツですが、満足の結果です。何と言っても完走できたのですから!
もし天候が良ければ、羊蹄山とそのふもとに広がるニセコの景色を存分に見られて、もっと楽しかったに違いない。来年はもっと走れるようになって、またぜひ参加したい。
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