小径車BD-1でフランス・パリ周辺を走った模様を紹介するシリーズ記事「BD-1とパリに行く」。本記事(4)は、モンマルトルの丘を訪ねた時の記録。
ピカソやルノアールが創作活動をしていた芸術の丘・モンマルトル。平坦な街・パリにある少ない高台だ。
飛行機でパリに着いて、車で高速道路を移動している時にこの丘を見て、一番最初にBD-1で行ってみたいと思った場所。
パリの撮影ポイント付きマップ
サクレ・クール寺院
モンマルトルの丘にそびえる高さ85mのサクレ・クール寺院。正面からアクセスすると車道はなく、自転車を階段で担ぎ上げることになった。
たいした距離ではないが、自転車を担いでるとものすごく目立ってしまう。おみやげ売りの男たちの視線が一斉に集まり、その中の一人が近づいてきた。
肩をつかまれ、腕をひっぱられブレスレットを買わされそうになるがはっきり「ノーサンキュー」と言うと諦めてくれた。
気持ちの良い眺望ですが、自転車に乗った東洋人があまりにも目立つ幹事がしたので早めに移動した。
絵になる街、モンマルトル
坂がある風景は絵になる。多くの画家が、この街の景色を作品に残している。
上から見ても、下から見ても絵になる。
私は鉛筆と紙がの代わりに、デジタルカメラで景色を記録した。
写真を撮りながらふと思ったのは、画家たちは単にこのすばらしい景色を記録したかっただけなんじゃないか、ということ。
絵の具で絵を描くこととデジタルカメラでスナップするのとはちょっと違うけど、画家たちは、この美しい風景を自分のフィルターを通してキャンバスに残したくなったんだな、と。
この細い路地を歩いていた似顔絵描きのおじさんは、私のBD-1を見て語りかけてきた。言葉はわからなかったが、否定的なことを言っているようだった。
石畳の道を走る
今回はタイヤをシュワルベのマラソンにしてきて正解。
悪路や段差が多いパリの道では、エアーボリュームがあって太いタイヤの方が安全に走れる。もし、幅が狭く高圧タイヤのステルビオ出走ったら、手首が故障してるでしょう。
モンマルトルは坂が多い街なので、徒歩だと見て回るのに時間がかかる。
その点、小径車BD-1なら自由自在に行動できる。フロントのインナーチェーンリングを使えば、どんな坂道でも楽々上れる。
この日はあいにく日差しがなかったが、晴れていて地面に影が落ちたら、さらに絵になったでしょう。坂のあるモンマルトルの景色。
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