BD-1とパリに行く(8)日本へ帰国

小径車BD-1でフランス・パリ周辺を走った模様を紹介するシリーズ記事「BD-1とパリに行く」。本記事(8)は、最終日に日本へ帰国スマでの記録。


国立アンヴァリッド廃兵院

ブローニュの森からパリ中心部に戻ってくると、だいぶ時間が余っていたのでセーヌ川の左岸(南)、モンパルナスやサンジェルマン地区に行ってみた。

国立アンヴァリッド廃兵院

アレクサンドル3世橋を渡ると国立アンヴァリッド廃兵院がある。アンヴァリッド廃兵院は歴史的建造物のひとつで旧・軍病院。


モンパルナス駅

ブルテゥイユ大通りを南に進むと、主にフランス西部、南西部方面行の列車の始発駅であるモンパルナスの駅に着く。

モンパルナス駅

モンパルナスは20世紀前半、世界の芸術家の集う地として有名だったところだ。

当時、パリの芸術家たちは、観光地や高級住宅街となってしまったモンマルトルから次第に家賃の安いこのモンパルナスに移動してきたそうだ。

芸術家たちの面影が残ってないかなと地図を広げると「ピカソ広場」と表記があった。

ヴァヴァン交差点。ピカソやマティスが集った場所

しかし、自転車で走って探し回ってもそれらしき場所がなかなか見つからない。

ピカソ広場という公園は現在では存在せず、ヴァヴァン交差点となっている。

場所を示す、「PLACE PABLO PICASSO」という道路標識サインだけは見つけた。

PLACE PABLO PICASSO

サン・ジェルマン・デ・プレ教会

落ち着いていて美しい街並み。本屋さんやお菓子屋さん、ブティックが多くショッピングの観光客が多い。


サン・ジェルマン・デ・プレ教会

一方通行の狭い道路が多いので、自転車で移動するには疲れる場所。徒歩で回ったほうがよさそうなエリアだ。

平和の噴水

オペラ・ガルニエ

人気のお菓子屋さんでマカロンを購入。味の種類が豊富で30種類くらいあった。全部色がちがうので、箱に詰め合わせするときれいだ。

オペラ・ガルニエ

パリを走り終えて

「BD-1でパリに行く」は、事故やパンク・転倒もなく無事に終了した。


一度だけヒヤリとした場面があった。

サンジェルマンからホテルに戻る途中、いつものようにバスと自転車の専用レーンを(だと思って)走っていると後ろから来たバスがクラクションを鳴らし、ハンドルを握る左手のウエアをかすめて追い越していった。

ヒヤリとした場所。バスの幅ギリギリじゃん。

驚いてすぐ歩道に乗り上げ、状況を確認すると自転車専用道があった。私は、公共交通機関のバス専用レーンを走っていたようだ。

道行く人に苦笑され「こっちを走りな」と自転車専用道を指さされた。

パリの道路はルールさえ守れば危ないことは少ないと思うが、信号無視や逆走、それから今回のようなミスをすると事故につながると思う。

ポタリングも終了。さようなら、パリ。

タクシーに揺られるBD-1

帰路の自転車輸送はスポーツ器具(Sports equipment)として有料となるか

さて、BD-1を梱包して空港に行き、帰国となる。

チェックイン時の最大の難関は、BD-1の輸送費をきちんと払って、日本に送ること。

シャルル・ド・ゴール空港ロ出発ビー

チェックインカウンターで「VELO BIKE」と書かれた荷物を
重量計に載せると、職員同士がなにやら相談を始めた。

言ってる意味はわからなかったが「軽いし、小さいからいいんじゃない」と言ってるような気がした。

まもなくBD-1はベルトコンベアーに乗ってトランクと一緒に運ばれていってしまった。特にスポーツ器具(Sports equipment)として別途お金を請求されるということもなく。日本を出国するときは80ユーロを支払ったのに拍子抜け。


出国カウンターでこんなパンフレットを見つけたので見てみると
BIKE Sailboad Surfboard=80€ とある。

しかし但し書きを見ると

Up to a maximum of 20kg per item of equipment.
(1アイテムにつき最高20kgの器材)

とある。つまり20kg以下なら免除なのか?(なんで日本を発つ時は80€支払ったのか?)

よくわからない。

23;25発エールフランス278便に乗り、約11時間30分後、無事に成田に到着した。
ベルトコンベアーで運ばれてくるBD-1を見て安心。パリの旅が終わった。


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