BD-1でフランス・パリ周辺を走った模様を紹介するシリーズ記事「BD-1とパリに行く」。本記事(2)は、パリ市内の観光名所を巡った記録。
仕事が終わり、いよいよパリでの休暇。BD-1で観光名所を訪れることにした。
7時に起床し、まず朝一で向かったのが「凱旋門」。フランスと言えば、の名所です。
走り出してまず面食らったのが、道路の右側を走るということ。それから、後方を目視で確認する場合、左側から見なきゃいけないということ。慣れるまで半日かかった。
目次
パリの撮影ポイント付きマップ
シャルル・ド・ゴール広場は12差路のランナバウト
凱旋門はナポレオンが率いるフランス軍が戦争に勝利した記念として建設されたもの。
そして、凱旋門があるこの場所は広場となっていて、「シャルル・ド・ゴール広場」という名前がつけられている。こちらも戦争の英雄をたたえて作られたもの。
どうやって反対側に行くのか
凱旋門がある大きな広場は、凱旋門を中心に東西南北へ12本の道路が放射状に広がるランナバウトとなっている。
全体を制御する大きな信号はなく、12本の道路にあるそれぞれの信号機に従ってクルマやバイク・自転車が停まったり、進行したりする。
ロータリー内に車線は無く、基本的にどこを走ってよいようだ。しかし走り方が分からない。
最初は歩行者用の横断歩道を渡っていたが、5〜6つ信号待たないと、反対側にいけないことがわかりやめた。
しばらく、路肩に上がって車の流れを観察していると、ランナバウトの中心に向かって突き進む自転車の女性を発見。ひとつの躊躇も遠慮もなく、手信号を出しながら凱旋門の反対側まで走っていってしまった。
なるほど、行きたい方向へ進めばよいのだな。私も意を決してロータリー内へ突進した。
直進したい人はよりロータリーの中央へ、そうでない人は外側を走るようだったのでロータリー中央へ切り込んでいく。
なんとか凱旋門の反対側に着いたと思いきや、通り過ぎて270度側へ来てしまった。
それにしても、日本でこのような大きなロータリーに自転車が進入したら車から盛大なクラクションを受けそうだが、フランスでは自転車は車両として認識されているため、そんなことはない。
車のドライバーにアイコンタクトをとって、手信号でしっかりと意思表示をすれば恐くは無いと学ぶ。
エッフェル塔
以外に小さいなと思った。色とカタチは東京タワーより好きかもしれない。
パリ市内では、自転車は道路を走行する。日本のように歩道を自転車が走ることはない。交差点や道路が合流する場合、どこを走るべきか下図のように案内されている。分かりやすい。
ノートルダム寺院
セーヌ川のシテ島にそびえる「ノートルダム寺院」。パリの中心部にあるへそだ。ここは7ユーロ払うと、最上階でパリの街を展望できる。石でできたらせん階段を上るので健脚向き。
ポンピドー・センター
パリ4区のサン=メリ地区にある総合文化施設。建築はレンゾ・ピアノ。一度見たら忘れられない建物だ。
サンジェルマン・ロクセロワ教会
パリにはあちこちに教会があって、時々鐘の音が鳴り響く。
サンジェルマン・ロクセロワ教会は、ルーブル美術館の裏手にありながら意外と知られてない、隠れ屋的な教会。
パリ北駅
7つあるパリの鉄道駅のひとつ「北駅/Gare du Nord」。行き先や列車によって駅が違うようで、ここは北部に向かうための駅。すぐ隣の「東駅/Gare de I’Est」は、東部行きの駅。わかりやすい。
パリの人の朝食は基本的にクロワッサンとコーヒー。もしくは、フランスパンにチーズやハムを挟んだサンドイッチ。遅い朝食をとる。
モンマルトルの丘
モンマルトルの丘にも登った。激坂を予想していたが、それほどでもなかった。この地区については、(4)モンマルトルの丘を訪ねるで詳しく紹介している。
パリのあちこちにある自転車用の信号。
日本では信号の停止義務があいまいだが、
パリは厳格。信号無視する自転車をあまり見かけません。
日本にも欲しいですねぇ。専用道と専用信号。
ちなみにバス専用の信号もあります。
新凱旋門
シャンゼリゼ大通りをまっすぐ北西に向かいにある「新凱旋門」。
ノートルダム寺院から9kmほど離れている。
新副都心ラ・デファンスのシンボルで高さが110mもあるそう。とにかくデカイ。
細いパイプを組み合わせたエレベータのフレームと
カプセル型のエレベータがとても美しい。
チュイルリー公園
中心部に戻る。チュイルリー公園は自転車走行禁止のようで、自転車に乗って入っていったら入り口で大きな音で笛を吹かれ、注意を受けた。
パリの公園は犬と自転車は入れないところが多いようだ。
パリの夜景
あちこちに行って疲れてしまった。夜景も撮りたかったので一度ホテルに戻って出直すことにした。
パリの日没は8時半過ぎ。21時頃まで明るいので、夜景を撮るといっても遅い時間でないと夜の帳が落ちない。
Fontaine des Mers
中心部は夜になっても観光客が多く、建築物がきれいにライトアップされているのでどこも写真撮影する観光客でいっぱい。人がいなくなるのを待ってBD-1をパチリ。
ルーブル美術館
夜景が格別にきれいな場所。
走り回ったので疲れた一日だった。ホテルのすぐそばのカフェで手短に夕食をとる。
サント・トリニテ教会に向かって乾杯。
「チン チン!」
パリでの走行距離:52.12km
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