この記事は、ブログ「走れ!銀座まで!BD-1で自転車通勤」から一部の画像を高精細にして再掲載。「直江津集合!」に初参加した時の備忘録です(2009/8/21,22)
目次
1日目
まずは太平洋にタッチ
初めて日本海まで走りきった「直江津集合2009」オフ。詳細レポ前編になります。

2009年8月21日(金)の午前9時に恵比寿をスタート。まずは、太平洋にタッチがこのオフ会のレギュレーション。でも後でわかったのですが、省略も可とか。
とりあえず、日の出桟橋とか竹芝桟橋とかに出てみます。
が、どこにも海水にタッチできるところがない(汗)
必ず柵があるし、潮位が低いので手が届かない・・・orz
晴海ふ頭も同じようにダメ・・・。
お台場かな、と進路を変えたところでタッチポイント発見(^^

東京はもっと海に親しめる所になってほしいですね。

いよいよスタート
まずは昭和通りで秋葉原に出て、そして国道17号に入ります。今回、自分に課せられた使命は「直江津まで完走」なのですが、そのためには何としても先日痛めた腰に負担をかけないように走らないといけません。
ルートは、いろいろと検討しました・・・。高崎までは、荒川サイクリングロードを走るという手もありますが、川に沿って蛇行するため距離が延びるのと所々路面が良くないので、最終的には「国道を乗り継ぐ、なるべくフラットなコース」を選びました。

高崎まで100kmちょっとの長旅です。途中には、きれいな景色も涼しい風もないです。ひたすら、信号と信号の間をストップ&ゴーです。

幸い、くもり空だったので、順調に距離を重ねることができました。水分補給を意識して多くしました。最初の補給は、さぬきうどん@上尾市13時19分

熊谷、高崎
午後になり、曇り空の間から薄日が差してきました。汗ですぐ流れてしまう日焼け止めクリームを塗り足しながら、前進します。鴻巣を過ぎたあたりから国道17号線ば交通量が減り、走りやすくなります。しあわせのひと時を味わいますが、すぐに交通量は多くなり緊張を強いられます(^^;

今回のために変更した25Cのタイヤですが、替えてよかったです。滑らかな国道のアスファルトと相まって、ちょっとした凹凸ぐらいは、衝撃を吸収してくれ、腰にほとんど負担をかけなかったので大正解でした♪


高崎に到着です。ようやく伸びやかな風景が目の前に現れました。

碓氷川サイクリングロード
高崎からは国道18号に乗り替えます。が、交通量は衰えることがないです。脇をびゅんびゅんと走るトラックに嫌気がさし、どうしたものかと思っているとサイクリングロード発見♪

国道18号に沿うサイクリングロードは最高でした。このサイクリングロード、途切れ途切れになりますが実にのどかな景色の中を走らせてくれます。

これですよ、これ(^^
こんな道を走りたかったんですよ(^^

恐怖!日没後の碓氷峠ヒルクライム
18時をまわり、そろそろ暗くなり始めるので国道18号線に戻ります。20時、横川から「碓氷峠への上り」が始まりました。

ボトルの水が減っていたので、自動販売機で補充してると、一人の自転車海苔がやってきました。「直江津ですか」と聞くと違うという。すこし言葉を交わし、「じゃあ、またそこいらへんで」と別れます。よかった。くらい峠道を一人で上るのは不安だったけど、先に走ってる人がいると思えば心強い。

それにしても碓氷峠の道は暗かったなぁ。まさに闇だった。おまけにカーブが184個もあるから、落っこちるんじゃないかと思って怖かったし・・・。
また、道の真ん中を走っているのに両足に大きな葉っぱのようなものが絡みついてきた時は、悲鳴を出してしまいました。焦ってペースアップして、先行する彼に追いついちゃったし・・・。おかげで、そのあと足がつって、真っ暗やみの中、5分ぐらい(30分くらいに感じた)じっとしてましたから(^^;
わかったことは、不慣れな峠道は夜走らないってこと。

中軽井沢
21時30分、中軽井沢の民宿に到着しました。

宿に着くと、シトシトと霧雨が降ってきました。走行距離は177km、グロスタイムは12時間30分。

2日目
初めての直江津集合!ムービー
詳細レポ2日目です。東京~直江津の道のりを4分にまとめた動画もあります。
中軽井沢〜小諸〜上田
一日目は、中軽井沢で宿泊。道路に面していた民宿の部屋で、雨でぬれたアスファルトの音を
一晩中聞いていたため寝不足気味でしたが、朝飯のハンバーグ&生姜焼き弁当935kcalを胃に流し込み、6時にスタート。

走りだしは濃い霧と小雨が降っていました。モンベルのレインジャケットを着込んで走ります。

小諸、上田と千曲川に沿って進みます。ほとんど下り基調なので距離をどんどん稼げます(^^

戸倉のあたりの千曲川沿いの小さなベンチで、ようやく直江津に向かう仲間に会うことができました。Takさんです。Takさんは金曜の夜に出発し、ここまで寝ずに走ってきたようです。とても眠そうにされていたのでご挨拶だけして、先に進みます。

千曲川に沿ってとにかく国道18号線を北上していきます。長野を越えて、アップルラインと名がついた道の両側にはリンゴ畑が広がっていました。立ち寄った露店で食べたリンゴは、まだ青い味でしたが、雲が切れ太陽光にさらされて走る身体にはとてもさわやかでした。


黒姫〜妙高高原
浅野から左折して最後ののぼりが始まります。上り切ると、信越本線の黒姫駅です。そして、下るとすぐに野尻湖があります。このあたりから上信越ののびやかな自然が広がる気持ちのよい道になります。

新潟の県境を越え、妙高高原をダイナミックに下ると、いよいよ日本海です。集合時間の6時にはだいぶ時間もあるしだらだらと走っていました。すると、ここで後ろからロードバイクが接近。
初めての直江津へ
「み~つけた!」masaさんです。
masaさんに見つかったら、そのあとどうなるか?推して知るべしですね。
急行masa号の鬼引きです。向かい風の中、30km/hを超える巡航速度…orz

でもね、ゴール手前で「コミューターさん、初・直江津でしょ?」って先頭を代わってくれました。初めて直江津の地面を踏む僕に先を譲ってくれたんですね(^^;

無事に直江津に到着しました。

東京湾で太平洋にタッチして、約30時間後、340kmを走って日本海にタッチできました。


夕暮れの日本海でまったりとした時間を過ごしながら、続々と到着する自転車海苔をお迎えします。そして、ほぼ全員がそろったところで円陣になり、それぞれの「直江津集合ものがたり」を発表します。



そして、お風呂に入って、ご飯を食べて、夜行電車で帰りました。

直江津集合!これは、自転車海苔の小さな冒険であり、大人の夏休みですね。同じ目的、同じ時間を共有してくれたたくさんの自転車海苔のみなさま本当にありがとうございました。走行距離:340km
コメントを残す