スイス 鉄道と自転車の旅 Day8:(1)ラショードフォンから峠を越えベルンへ

総移動距離1,400km。2010年にスイスを自転車と鉄道で旅をしました。Day8は、ラショードフォンからベルンへ移動。途中、標高差300mの峠を越えると霧のヌシャテル湖が現れた。その後はインス、そしてベルンへ。その(1)はインスまでの記録。(2010/10/08)


ムービー DAY8-1:峠を越えベルンへ


撮影ポイント付きルートマップ


サイクリングルートNo.22が見つからない

この日はスイスでのラストライド。向かうのはスイスの首都・ベルン。午前9時ラショードフォンをに出発し、まず向かったのは高台。街を一望したかったのだ。

10月8日(金)・La Chaux-de-Fonds ~Bern・天気/曇り

ラショードフォンの街は、緩やかな丘の斜面に沿って東西に広がっている。我々はこの美しい街を高いところから一望したかったのだが、緩い斜面を上ってみても期待した風景にならない。駅前の高いビルからなら眺望が期待できたが、10時にならないと中に入れない。しかたがないので先に進むことにする。

point8-01:ラショードフォンの街並み(shinnx撮影)

ラショードフォンからベルンまでの道のりは長い。100kmほどある。しかもヌシャテル湖に抜ける前に標高差300mほどのヒルクライムが待っている。前日に膝を痛めたshinnxはヒルクライムを避け、輪行でハウツ・ジュヌヴェ駅に先回りすることになった。なので駅に向かったshinnxにお願いした。「ビルの上から街を撮影して!」

さて、残り3人は街を抜けサイクリングルートNo.22を探します。この道路に乗ってしまえば峠を越えヌシャテル湖まで連れていってくれる。しかし、なかなか見つからない。やっと見つけたと思えばここでcommuterがメカトラブル。リアのシフトレバーのワイヤーが切れてしまい変速ができなくなってしまったのだ。これからヒルクライムだというのにリアがトップギア!

インナートップ固定

序盤は緩い斜面を上っていきます。しかし重いギアでペダルを踏むcommuterは遅れ気味に。tecchan、daikoooは少し上ってはcommuterを待つという感じでなかなか前進しません。それでもcommuterは歩きを混ぜながらゆっくりと前進していきました。

午前中の斜めの陽光が、大地を立体的に描き出す。

ゆっくりゆっくりと峠を目指して前進します。

カランカランとカウベルを鳴らしながら草を食べる牛たち。

幻想のヌシャテル湖

午前10時、標高1283mの「Col de la Vue des Alps」に着きました。そして、南側に出てみます。ヌシャテル湖がバーンと見えるはずだからです。

point8-02:ラ・ヴュー=デ=ザルプ峠 Col de la Vue des Alps

ところが、我々の視界に現れたのは一面の雲海。ヌシャテル湖をすっぽりと霧が覆っていたのです。峠に上ってこういうハプニングがあるとうれしいものです。

point8-03:ラ・ヴュー=デ=ザルプ峠から見えた雲海

そして峠から少し下ったところにあるハウツ・ジュヌヴェ駅でshinnxと合流。その後は標高差800mを豪快にダウンヒル。下る途中、峠から見下げていた雲海に突入するとあたりは霧に覆われた幻想的な景色が広がっていました。

淡いトーンの景色
サイクリングロードNo.22
雲間から陽がもれるとさらに幻想的
小さな村をいくつも通過する

なんだか夢の中を泳いでいるような不思議な感覚でペダルを踏んでいると、やがてヌシャテル湖に着きました。

採れたてのぶどうで作ったジュース

ヌシャテル湖のまわりにはぶどう畑が広がっていた。畑の端でジュースを販売しているワゴン車あったので買って飲んでみたが意外にも素朴な味。フレッシュでジューシーかと思ったら、スーパーで売ってる果汁還元ジュースのような感じ・・・。

ナショナルルートNo.5には乗らない

ヌシャテルからはサイクリングルートNo.50に乗り換えます。

昼ごはんはソーセージとパン

さらにNo.94に乗り換えインスに入りました。

街を出て違う街に入る時に道に迷う

tecchan、daikooo、shinnxはインス駅から輪行でベルンに向かいます。tecchan、daikoooは初めてベルンを訪れるので時間をとって観光を楽しむ予定。commuterはそのまま走ってベルンに向かいます。

8日目の走行距離:60km/tecchan,daikooo (累計430km) 95km/commuter(累計465km)
8日目の鉄道移動距離:30km (累計775km)


text:commuter photo:commuter,tecchan,shinnx

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