久しく小径車から興味が離れていたが、自分好みの旅するじてんしゃを作りたいと思い、バイクフライデーのニューワールドツーリストを入手した。本ページ(1)は、入手から分解まで模様を記載
目次
eBayで落札して入手
BikeFridayは、アメリカ合衆国オレゴン州ユージーンに本拠を置くグリーン・ギア・サイクリング製造の折り畳み自転車。通常のスーツケースの中に入る自転車として有名で、通常は顧客の要望に応じてオーダメードで作られる。(wikipediaより)
日本で入手する場合は、CYCLETECH IKDやehicleなどのディーラーで注文する。注文は、ディーラーを通してグリーン・ギア・サイクリング社に対して行ない、品物はディーラーを通して完成車として納品される。フレームのみや未完成車の状態では購入できない。
私は、ehicleさんで注文するつもりだったが、たまたまeBayを見ていたら、ちょうどよいサイズのNew World Touristが出品されていたので、落札して手に入れた。
自分好みの旅するじてんしゃを作りたい
1.外国まで安く安全に運べるじてんしゃ
スイスに何度かサイクリングに行って感じたこととして、「もっと安く安全に自分の自転車を外国まで輸送してサイクリングを楽しみたい」という思いがあり、これが、自分の作りたい旅する自転車の条件の1つ目。
外国に自転車を輸送する場合、手荷物とは別にスポーツエクイップメントとして超過料金がかかります。これがバカにならない値段なのと、700Cの自転車はどうしても梱包サイズが大きくなってしまうので輸送面で不安があるのだ。
その点、BIKE FRIDAYならスーツケースに収まるので、手荷物に預けられる。つまり、外国まで安く安全に運べるじてんしゃを作れるのです。
2.旅行先で荷物を積んで走りを楽しめるじてんしゃ
BIKE FRIDAYは、700cのロードバイク並に走る自転車とよく言われる。ehicleさんで試乗させてもらって、私はそのことを実感した。これなら「旅するじてんしゃ」にぴったりだと。
しかも、New World Touristなら、フレームにダボ穴があるのでキャリアも付けられるので荷物の積載も可能。700cのロードバイク並の走行性能だから旅先で快適なサイクリングも可能になる。旅行先で荷物を積んで走りを楽しめるじてんしゃが出来上がるわけです。
New World Touristの分解
さて、ここからはNew World Tourisの分解から組み立てまでを何回かに分けて紹介する。まずは、分解。
ebayで落札したNew World Tourisは、出品者から完成車の状態で送られてきた。
すべてのパーツをバイクから外すことから始める。
BBが外れない
梱包を解きバイクを組み立てると、錆びたパーツなどはあったが、フレームはきれいな状態だった。この状態から、パーツをすべて外しフレームだけにして再度組み立てていきます。
パーツは、ある部品を除いて順調に外せました。
あとは、クランクとBB(ボトムブラケット)、ヘッドパーツのみ。
予想していたとおり、BB(ボトムブラケット)が固着していて外れません。
シマノのBB外しがツルッと滑ってしまって、力が加わらない。BB外しをBBに固定する方法を考えますが、思いつかなかったのでGoogleで検索。すると、固定方法が紹介されていたので真似してみます。
用意したのは、左から、元々BBに付いていたボルト。チェーンを加工して作ったスペーサー。シマノのBB外し。一番右は購入した「トネ(TONE) ソケット(12角) 差込角12.7mm(1/2″) HP4D-32 二面幅32mm」。これらを使って、BBを固定してしっかりと力が加わるようにします。
BB外しをBBに固定します。これで、ツルッと滑らないはず。モンキーレンチでゆっくりと力を加えると、、、
微動だにしません。。。もっと大きな力を掛ける必要があるようです。
次は、BB外しにソケットを付けて、より大きな力で外す作戦です。
BB外しにソケットを付けて、トルクレンチで大きな力を加えます。
微動だにせず。。。素人の自分の力でできることはここまでなので、諦めてショップに持ち込むことにしました。
ehicleさんに持ち込む
固着したBBを外すだけなら、自転車専門ショップに持ち込めばよかったのですが、今回は新宿にあるBikeFridayのディーラー、ehicleさんを頼ることにしました。事前にメールで修理を受けてくれるか問い合わせてみたところ、承諾いただいたので持ち込むことに。
最初は大型の専用工具で作業いただきましたが、固着したBBは緩むことなく失敗に終わりました。やはりプロでも無理なのか、と思いましたが、再度自転車ラックのフレーム部分を使って作業したところ、見事に外れました。やれやれです。
フェイシング&タッピング
BBが無事外れたので、ボトムブラケットシェルにフェイシングとタッピンをしていただきました。これで、新しいBBを気持ちよく取り付けることができます。
次回はフレームのクリーンナップです。
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