BD-1でアメリカ西海岸周辺を走った模様を紹介するシリーズ記事「BD-1とカリフォルニアに行く」。本記事(5)は、ヨセミテ国立公園でスノーシューウォークに参加した時の記録。
ヨセミテ国立公園は何もかもビッグサイズ。公園の面積は3081平方キロメートルで東京都の約1.4倍もある。園内には315kmにも及ぶ自動車道が整備されているほど。Trailと呼ばれる登山道は1,200km以上もある。
園内に広がる標高600メートルから4,000メートルの高山帯や巨大なセコイア(レッドウッド)の大森林、氷河の侵食でできた深い渓谷は、簡単に人間を寄せ付けてくれない。
ブラックべアーやコヨーテもたくさんいるそうで、まさに大自然。
しかし、訪れてみるとそのディティールは繊細で美しい。そんな大自然の一部を、デジタルカメラで切り取った。
Ranger Snowshoe Walk
Ranger Snowshoe Walkというアクティビティに参加した。
Ranger Snowshoe Walkは、スノーシューをはいて、ヨセミテ自然公園を歩くアクティビティ。所要時間は約2時間、参加費は5ドルの寄付。
レンジャーが自然について解説をしてくれるので、ヨセミテ自然公園を知るには良いイベント。
ヨセミテにはスキー場があり、巨大なセコイアを縫ってクロスカントリースキーもできるそう。
レンジャーの解説は英語。英語なので完全に理解することは難しいけれど、感情たっぷりに語ってくれるのでわかることも多い。
例えば、巨大なセコイアの樹は、葉に積もる重たい雪に耐えるためにこのように腕を下げるようにしている、とのことだった。
静寂は自然の音楽
スノーシューで歩く足を止めて耳をすましてみると、木に積もった雪が音を吸収して、何も聞こえなくなる。
「静寂は音楽です」
レンジャーが小さな声で、そう言った。
壮大な風景に思わず圧倒されるヨセミテだが、下を向いたり、近づいたりすると見えてくるディティールも、また美しくて圧倒される。
次編は、ヨセミテ公園の最南端にあるマリポサグローブをBD-1で走ります。
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