BD-1でアメリカ西海岸周辺を走った模様を紹介するシリーズ記事「BD-1とカリフォルニアに行く」。本記事(5)は、モントレー半島にある「17マイルドライブ」を走った時の記録。
目次
17マイルドライブとは
17マイルドライブは、サンフランシスコから車で約2時間、モントレーとカーメルの間にある全長17マイル(約27.35km)のシーニック・ドライブロード。
山道と海岸線から成り、21箇所の展望スポットには看板が設置されている。入り口で配布されるMAPをもとに、各自好きな箇所に立ち寄るスタイル。敷地内にはリゾートホテルやゴルフ場もあり、著名人も多く訪れている観光名所だ。
撮影ポイント付きルートマップ
17マイルドライブを走る
パシフィック・グローブ・ゲートから南下
スタート地点は、パシフィック・グローブ・ゲート。ここから海岸沿いに南下していく。17マイルドライブは有料道路となっており、4つあるゲートでクルマ1台につき$8.75支払うと通行することができる。
17マイルドライブは、じてんしゃの通行は無料。BIKE ROUTEとサインがあるが専用道はなく車道の右側を通行する。
ゴルファーの聖地、ペブルビーチに沿って
海岸沿いをペブルビーチまで走るワインディングコースを走る。
ゴルフをしない人はわからないかもしないが、ペブルビーチには世界的に有名な「ペブルビーチゴルフリンクス」という名門ゴルフコースがある。
ゴルファーなら、一生に一度はプレイしたいコースだろう。
天候悪化。そして体温低下
さて、気持ちよく走り出したが雲行きがどうも悪い・・・。
サンフランシスコを朝に出てモントレーに近づくにつれ雨雲が増えていたので嫌な予感がしていたが、走り出して5分もしないうちに雨が落ちてきた。
すぐに止むだろうと楽観して走り続けたが、止むどころか次第に雨量が強くなっていった。
雨はやがて横殴りになってゆき、次第に体温を奪っていった。
ゴアテックスのレインジャケットを着ていたが、コットンのパンツが濡れて冷えてしまった。
そもそも太平洋に面したこの海岸沿いは普段から風が強いのだ。寒い季節に体を濡らしたら結果は見えている。
もはやサイクリングを楽しむどころではない。体温が低下して身体がレッドシグナルを点滅させた。
途中でリタイヤ
カーメルのゲートに着いた。ここまでがだいたい全行程の半分だが、寒さが限界となったので途中でリタイヤすることにした。
17ドライブを離れ、南下してカーメルの街に入る。ここでバスタオルを買い、コーヒーショップで暖をとった。
冷えたカラダが元に戻らないが、クルマで移動することになった。
クルマに乗りこむと、雨は上がり青空も出ていた。なんということだ。
またいつか必ず走りに来る、と誓って予定通りサンフランシスコへ向かった。
翌日は体調を崩した。ビタミン・胃薬で応急処置したが、半日を棒に振ることになってしまった。
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