15:小川村の道

シックスホイールで行く夏の信州(1)小川村〜中条

じてんしゃとクルマを組み合わせて夏の信州へ2泊3日の小旅行。(1)は小川村と中条を訪れた(2023/07/14)

旅の計画

新幹線を利用して長野県にアクセス。クルマで小川村や白馬村エリアまでじてんしゃを輸送してサイクリングを楽しんだ。

日程区間移動手段
1日目東京駅〜長野駅(往復)北陸新幹線
長野駅〜道の駅おがわクルマ
道の駅おがわ〜中条〜道の駅おがわじてんしゃ
道の駅おがわ〜白馬村クルマ
2日目白馬村〜サンサンパーク白馬クルマ
サンサンパーク白馬〜白沢洞門(往復)じてんしゃ
サンサンパーク白馬〜ぽかぽかランド美麻クルマ
ぽかぽかランド美麻〜中山高原(往復)じてんしゃ
ぽかぽかランド美麻〜白馬村クルマ
3日目白馬村〜黒菱林道〜黒菱平(往復)じてんしゃ
白馬村〜長野駅クルマ

撮影ポイント付きルートマップ

1日目は、下図の赤いラインを走行。

シックスホイールとは

「自転車=2輪」と「クルマ=4輪」の6輪でレジャーを楽しむことをシックスホイールと言うらしい。コロナ禍で公共交通機関での移動が敬遠されてきたこの何年かで聞くようになった言葉だ。シックスホイールとは、車に自転車を積んで遠出して、現地で自転車を走らせて楽しむこと。

ダイハツロッキーの荷台に積まれたBikeFriday
ダイハツロッキーの荷台に積まれたBikeFriday

新幹線とクルマで目的地まで移動

まずは新幹線で東京駅から長野駅まで輪行。相変わらず輪行バッグを置くスペースが少ない新幹線だが、移動は速い。

北陸新幹線で長野駅まで輪行
北陸新幹線で長野駅まで輪行

6時52分に東京駅を出て8時37分には長野駅に到着。弁当を食べて車窓を眺めているとあっという間に長野だ。

01:長野駅善光寺口
01:長野駅善光寺口

長野駅近くでレンタカーして、県道31号(長野大町線)沿いにある「道の駅おがわ」までクルマで移動。わずか30分ほどで到着。

02:道の駅おがわ
02:道の駅おがわ

県道401号小川長野線へ

午前10時。道の駅おがわを出発して土尻川に沿って走り出した。川の流れに沿って蛇行する県道31号線東に走るとすぐに小川村と中条の境を越えた。

03:土尻川に沿って走り出す
03:土尻川に沿って走り出す

交通案内板(下図)があるところから山を上る。ちなみにここは中条住良木(なかじょうすめらぎ)という所だ。

山の上には、山間部の集落を結び縦貫する長野県道401号小川長野線が走っている。県道401号を走るのが午前中のテーマだ。県道401号線までの上りは距離5.2km、獲得標高404m、平均勾配7.2%となかなか手強かった。

04:中条住良木(なかじょうすめらぎ)
04:中条住良木(なかじょうすめらぎ)

急な勾配の坂を上っていくと、途中に奈良井会館という建物が現れた。土の広場があるので小学校の跡地かなと思ったら、Googleマップに「奈良井会館・学校跡」と表示されていた。

05:奈良井会館・学校跡
05:奈良井会館・学校跡

恩思公園を過ぎた先に眺望の良い場所に出た。

遠くに見えてたのは、これから向かう中条御里山の集落だ。

06:中条御里山の集落が見える
06:中条御里山の集落が見える

中条御里山

眺望ポイントの先は、グッと勾配が増した激坂だった。大粒の汗をポタポタと垂らしながら上がっていくと、行き先を示す案内板がずらりと並んでいる中上という場所に出た。

案内板には、ツノが生えた女性が子供を抱いたイラストが描かれたものもある。女性は鬼だ。

07:中上の案内板
07:中上の案内板

上り始めた中条住良木にも同じ案内板があったが、ツノには気づかなかった。山の向こうの鬼無里村と同じく、ここにも鬼の伝説があるのか?

07:中上の案内板
07:中上の案内板

答えはすぐに出た。ツノが生えた女性は山姥だった。

08:虫倉山道しるべ 山姥伝説像
08:虫倉山道しるべ 山姥伝説像

「虫倉山道しるべ」という建物の前に山姥の像があり、プレートには山姥伝説について書かれていた。

昔の男の子は丸坊主の頭のうしろの毛を少しだけ残して伸ばしていました。これを「ととっ毛」と言います。水におぼれた時や、あぶない時に大姥様(おおばさま)がこの「ととっ毛」をつかんでひっぱり上げてくれたそうです。子供をとってもかわいがる神さまだということです。虫倉山道しるべ

一般的に山姥といえば悪事を働く妖怪だといわれていますが、虫倉山に伝わる山姥伝説は心優しい話だった。

09:栃倉の棚田
09:栃倉の棚田

中条御里山の棚田と遠くに見える山並みは、初めて見たのに何故か懐かしく感じる景色だった。自分の中の里山の原風景なんだろうか。

09:栃倉の棚田
09:栃倉の棚田

再現された水車小屋もあった。昔はこの水車で小麦や蕎麦をひいていたんだろうか。

この後はアルプス展望広場・夢の駅まで行く予定だったが、天候が思わしくないので小川村に行くことにした。

10:太田の水車小屋
10:太田の水車小屋

小川村稲丘

県道401号小川長野線は、尾根を走るので陽当りと眺望が良い。本来であれば北アルプスの峰々が眺望できるはずだが、この日は雲が多く姿を現さなかった。

11:村境
11:村境

小川村に入り、稲丘の集落を通過する。集落があるところは道が平らになるので速度を落としてゆっくりと走る。東京には無い暮らしがここにはある。

小川村 稲丘の集落
小川村 稲丘の集落

上り基調のアップダウンが続く。

12:小川村 稲丘
12:小川村 稲丘

集落を抜けたところにお寺があった。ここは信濃三十三番観音霊場の第32番札所になっているらしい。

13:西照寺
13:西照寺

標高は1000m近くまで上がってきた。上り道もそろそろ終わり。。ピークまであと少しというところでジェラート屋さんに遭遇したので吸収される。

14:Gelateria SUONO
14:Gelateria SUONO

ヒルクライムで汗をかいた時に食べるジェラートは何と言っても格別!

14:Gelateria SUONO
14:Gelateria SUONO

ジェラート後は一瞬だけ県道36号線に合流してピークを迎え、その後、小川天文台手前を左折し下り始める。

15:小川村の道
15:小川村の道

下り始めてまもなく「本州のへそ」という場所が現れた。なんでも本州の重心、つまりは本州の中心なんだとか。

16:本州のへそ
16:本州のへそ

道の駅おがわに戻ってライド終了。お食事処味菜で蕎麦をいただいて、クルマで白馬村へ移動。

17:食事処 味菜
17:食事処 味菜

滞在はコンドミニアム

白馬村ではコンドミニアムに滞在。ホテルや旅館だと朝食や夕食の時間に縛りがあるので最近はコンドミニアムに滞在することが多い。

白馬村では昼食以外、現地で買った食材を食べた。肉は大黒屋本店、酒は鍛治倉商店、その他はハピア A・コープ 白馬店で入手。

Hakuba Mahoroba

続く


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